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魔法について知ろう!!

かなり間が空いてしまいましたスミマセン(-_-;)


ss投稿サイトのハ●メルンの二次創作にハマったりゲームしたりして亀の歩みが如くのろのろグダグダと執筆してました。


仕事が肉体労働な関係で時間は取りずらいですがサボりすぎですよね、私。

3人揃ってお父様に叱られてから五分くらい後、わたし達が落ち着いたのを見計らってお父様が口を開いた。


「秘密を打ち明けてくれたのは嬉しいがお前達はこれから何をしたいんだい?」

「……えっ?」

「うん? 私たちが手伝わないと出来ないことがあるから秘密を打ち明けてくれたんじゃないのか?」


 わたしはないけど……お姉ちゃんは?


そう思ってお姉ちゃんを見るとそちらも考えていた訳では無いようでキョトンとした顔でお父様を見ている。

 それを見てわたし達が本当に秘密を打ち明けようと思っただけだと気付いたお父様は苦笑いした。


「なら今聞いておこうか。二人はやりたいことはあるかい?」

「私は今の世界についてもっと知りたいです。死んだ後のこの世界がどうなったか気になっているので」

「わたしは魔法を使ってみたいな! 前世の世界には魔法はなかったからすごく気になるよ!」

「私も今の身体でどのくらい魔法が使えるのか気になってました」


 それを聞いたお父様はニコッと笑うと椅子から立ち上がり、廊下へ歩き出す。

 すぐさま隣にお母様が並び、二人は仲睦まじげに教え方を相談し始めた。


「まずは書庫へ行って魔法の理論や使い方を学んでもらい、その間にセスに実技の準備してもらおうかな。場所は訓練場の木の人形がある辺りでいいかな?」

「それがいいと思うわ。セスには私が行って伝えておくからそのまま書庫へ向かってね」

「頼む」


 フロアに出てから一階に降りるお母様と別れ、わたし達は書庫へ向かう。

 書庫に着いたお父様は真っ直ぐ魔法関連の本が置いてある一角へ向かい、三冊の本を手に取ってわたし達と机に座った。


「さて、アンリには説明は必要ないとは思うが変化している部分があるかもしれないから聞いておきなさい―――――」


 お父様の話を聞いてざっくりと魔法について説明すると、


・魔法とは星々の力を借りることで発動するもので、借りられる力はその人の器の大きさによって変わる。

魔法の使用後の力は星に戻るので星々の力は尽きることがないんだとか。


・魔法にはだれもが持つ地の他に水、金、火、木、土、天、海の6属性のうちみんな一つ以上は適応した属性があるが例外として冥属性がある。


・それぞれの属性にも階級があり、初級中級上級で分かれているが派生技がそれこそ宇宙の星の数レベルで多い。

流石に数が多すぎるのか階級の分け方は状態の変化の回数という大雑把な様だ。

 具体的には火を出すだけなら初級、その火を二回以上変化させられれば上級といった感じ。

魔法の威力が階級に影響しないのは馬鹿みたいに火力を出すだけなら誰でもできるから、だそうだ。


 他にも魔法陣やら符呪やらの魔法の発動の仕方もあるが今回は割愛させてもらうね。


「星の力を借りる、かぁ…… それって最大まで引き出せたらどうなるの?」


 お父様の話を聞いてふと思いついたことを質問すると二人はほぼ同時に苦虫を嚙み潰したような顔をして黙り込んだ。


 こういうところを見ると私たちって家族なんだなぁって思うね。


 二人は顔を見合わせてどちらが言うか目で相談していたがお姉ちゃんが話すことになったようでしぶしぶといった感じで口を開いた。


「……実はわからないんです」


「え?」


「星の力の最大値はいまだに誰も知ることができていないんです。計る方法も見つからない、今も昔も人類を悩ませる最大の謎です」


 確かに最大値がわからなきゃその最大を引き出せたかどうかすらわからないもんね。そうなるとどうやって魔法の根源が星の力だってわかったのか気になるけどそれよりも―――


「魔法は星の力なんだね。ところで「地」と「土」、「水」と「海」はどう違うの?」


「地属性の魔法は水脈の場所をダウジングしたり、加減は必要だけど作物の成長を早めたりできますよ。土属性は土を操る、鉱石を分離するなど大地を操ることができるんです」


「水と海についてだが、やれることにあまり違いはない。星の力を見分けることができる者たちが力を借りている星が違うと言っているため分けられているだけなんだ」


「星の力を見分ける人たち…… もしかして星見と呼ばれる方々ですか?」


「あぁ。数は少ないが貴重な能力だから学院や研究機関では星見になる条件を何十年も探し続けているらしい」


 星見がいたから魔法は星の力だってわかったのか。今聞きたいことは聞けたし早く魔法を使ってみたいなぁ。


「それでお父様、今日はどんな魔法をするんですか?」


「無難に水属性の初級魔法「クリエイト・ウォーター」はどうでしょう。あれなら全力でやっても危険はないでしょうし」


「そうだな。さて、座学はここまでにして訓練場に行こうか。マニラたちが待っているだろうし」


「はーい」「はい」


「エルちゃん、返事は伸ばしちゃだめですよ。はしたないです」


「はい」



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