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歴史は繰り返す  作者: プニぷに
1/3

ラスボス前

 俺の母を魔王となった父が殺してから18年。

 魔王の息子と罵られながら生きてきた。そして俺は勇者に選ばれた。


 ≪ギィ~ッ≫


 黒くて大きな扉を三人の仲間と開く。

 広い部屋の奥。座る父親……否、世界の悪たる魔王!


「よく来たな、我が息子よ」


「もう俺はお前の息子じゃない。勇者として、お前を倒す!」


 座す魔王に向かって俺はただ真っ直ぐに駆けだす。


「ハァアアッ!」


 魔王の魔法攻撃。

 それは、過去に俺に見せた父親の術と同じ。あの時と全く同じものだった。


「ワタシに任せなされ!」


 味方の魔法使いが魔王の魔法を相殺する。

 魔王の戦法は、過去に父親が教えてくれたものと同じだった。


「茨よ! 我の前に現れて道を塞げ!」


 黒い茨の棘が次々に地面から生える。


「棘は自分が止めます!」


 即座に仲間の剣士が俺の前に出て、棘を切りながら次に出てくる茨を食い止めてくれる。


「剣士さんの回復は僕が!」


 傷ついた味方はすぐさまヒーラーの女の子が回復してくれる。


「な、なんだと!?」


 慌てる魔王の顔が見えた。


「ハァアアアアアアアアアアッ!!!」


「「「エースギフト!!」」」


 味方のおかげで道は開かれた。

 伝説の連携魔法『エースギフト』。その効果はパーティーメンバー全員のステータスを一人に集中させる代わりに、それ以外のパーティーが発動中に動けなくなるというもの。


「我は負けぬッ!」


 ここまで来ればデメリット効果など関係ない。

 俺の剣が魔王の剣と拮抗する。


「終わりだ!」


 パーティーメンバーだけではない。

 世界中の人々からの想いが乗ったこの一撃。


「ぬぁッ!?」


 魔王如きに負けるものではない。


「…………仇は取ったよ……母さん」


 魔王は散った。

 俺は涙を見せまいとギュッと目を瞑り、そしてゆっくりと目を開ける。






「よく来たな、我が息子よ」


「───なっ!?」


 そこには扉を開けた時に見た魔王の姿があった。

僕っ娘以外は全員男です。

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