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第13話 ランダムワープ



『む…無茶です…ロリノア様…未知なる超々銀河団には…』


倒れているメイシンがロリノアの暴走を止めようと試みるが、まともに動けないメイシンでは止めようも無い。


「大丈夫よ!私を信じて!無茶だろうがヤ○チャだろうが、私が何とかして見せるわ!」


『ヤ…ヤ○チャでは…爆死が不可避に…』


「あら、そう言えばそうね。じゃあ無茶だけに留めておくわ!」


『いや…それでも無茶は…ん?身体が…動く!?』


先程まで遠隔操作によって動きが封じられていたメイシン。しかし、宇宙船の加速が増してくると遠隔操作がやみ、普通に身体が動かせる様になっていた。


「…計算通りね!メイシン、今の内に壊れされたデータやプログラムの復旧を急いで!」


『ロリノア様…これは一体…』


「いい?キモオタ星人はハーレム創建を目的としているの!つまり、私が命を賭ければキモオタ星人は、何としてでも阻止する必要があるのよ!」


ロリノアはニヤリと笑い、更に続ける。


「宇宙船を止めるにはマザーコンピューターを完全に支配して強制停止に。でも、マザーコンピューターを完全に遠隔操作するには時間がかかる…。つまり、宇宙船を止めるには私の暴走を止めしかない!なら、私を止めようとしているメイシンを自由にするしかないでしょ⁉︎」


『な、なる程…』


「キモオタ星人にとっての優先順位は宇宙船の乗っ取りよりもハーレム創建!その為には私の生命を最優先!だからワープを強行したら、メイシンの束縛を解かざるを得なかった…マザーコンピューターが支障をきたしても、このくらい理解しなさい!」


一瞬にして状況を把握して、的確な判断を下せる見事なまでの判断力。まさにロリの中のロリ、究極のロリが故の才と言えよう。

その才によって導き出した答えが…生命を賭けた逃避行。


「スピードがワープ可能領域にまで到達!メイシン、未知なる超々銀河団を探しに行くわよ!」


『で、ですが新たなる超々銀河団を発見できても、ワープの足跡を辿られてはキモオタ星人の追っ手が…』


「分かってる!だから…ランダムワープを利用するわ!」


ランダムワープ。それは行き先が分からなくなる、ランダムなるワープ。

宇宙船hakobuneには戦闘設備は搭載されていない。あくまでも開拓とハーレムが目的の宇宙船であり、戦闘設備の搭載はなされていないのだ。

そんな宇宙船では宇宙の海賊…所謂、宙賊に出くわした時、折角作り上げた究極のロリが見知らぬ男達に乱暴される事に…。それを阻止する為の緊急避難装置が、ランダムワープなのである。




宇宙船のエネルギー、およそ30%を使用してのランダムワープ。これで未知なる超々銀河団へと到達出来れば、キモオタ星人の追っ手も遠隔操作も振り切れる…筈!


「メイシン…私を信じてくれる?」


ロリノアの質問にメイシンは笑顔で応えるのであった。


『御主人様と共になら…例え火の中、穴の中!』


「だから穴はイイっちゅうの!」


ツッコミを入れながらも、自身の判断を後押ししてくれたメイシンに感謝し…ロリノアはランダムワープのボタンを押した。


「鬼が出るか蛇が出るか…未知なる世界に冒険よ!」


宇宙船hakobuneは勢い良く、ワープ空間へと突入するのであった!

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