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01 異世界転移? ゲームの世界……あれ違う?

 ドォン、という大きな音によって目が覚まされる。そういえば、デンジャラスという未来の宇宙船乗りになるゲームを開きっぱなしだったなー。


 眼前に広がるは、無限に広がる大宇宙。

 わが宇宙船「しらね」はコックピット視界が良好な方で、真横まで宇宙が広がっ…て……?


 「いやいや、おかしいおかしい」


 セルフ突っ込みをしても、誰からも返事が来ない。まあ当たり前だけど。

 いや、ラノベとかではよくゲーム内に入ったとか、ゲームの世界に転移したとかあるけど。え、まぢで?


 ためしに頬でもつねって……ヘルメット外すのどうやるんだろこれ。あ、真ん中のボタンか。 うん痛い。夢でもなんでもないよねぇ、どうしようねぇ!


 さすがに何も知らずに行動するのは愚策。というわけで、インターネットに接続。 

 船の右側を向くと、自動的にホログラムウィンドウが立ち上がる。それをタッチしてネット接続を選択、ブラウジング開始。 

 さすがは未来の宇宙船、コックピットのパネルからネット接続がちゃんと出来るね! ゲーム内でも、ゲーム内の情報を扱うネットワークとして機能していた。


 と、その前に万が一の対策を。シールド異状なし、船体耐久値100%。問題ないな。


 それから数時間……いや半日? 1日? 時計を見ておけばよかった。僕は情報収集に勤しむのであった。 

 途中で腹減らなかったのかって? この世界の事を調べるのに夢中になっていたんだよ察しろ。 新しい世界の未知の科学技術とかめっちゃ調べたねん。いやー新たな知見が広がったよね!


 ところで、ゲーム内のUIやネット等は全て英語だったけど、今は日本語になっている。いや、そう見えているのか? 確かに宇宙時代ともなれば、自動翻訳も発達していて当然だとは思うけど。


 「で、とりあえず一通り調べたけど。腹減った」


 まあ、人間何も食べなければお腹がすくのは当然のことだよね。

 とは言っても、ゲーム内では食料資源こそ存在したものの、キャラクターが実際に食べている描写はなかったので……この船に食料や水などがあるかどうかは不明である。


 これは非常にまずい。食料はともかく、水は飲まなければ人間すぐに死ぬ。最悪、尿を飲むことになってしまう。

 という訳で、割と急いで探すことにする。コックピットから立ち上がり、後方の扉へ。船内に入っていく。さあ、未来の宇宙船の中はどうなっているのかな?

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