説得?聞かないんです。
「ほっほっほっ、そうじゃろ?楽しそうじゃろ?ロマンじゃよなぁ」
「はいっ!あー、レオンいいなぁ、こんなじいちゃんがいて。」
無事、家に辿り着いて30分。ジョンはじいちゃんと語り合っている。キャシーも、喋りこそしないが目をキラキラさせながら話を聞いている。
「つまり、このペンダントを着けていればタイムスリップできるってことだよな」
「そうじゃ!話が速くて助かるのぉ」
え、ジョンも行くのか?
「案外簡単に行けるのね」
キャシーも!?
『おいおい、じいちゃん。他人を巻き込むなよ!もし帰ってこれなくなったりしたらどうするんだよ!』
「え、大丈夫だろ。俺は行く気だぜ?」
何をいい笑顔で言ってるんだ、ジョン。
「ま、まあさっきのペンダントのお礼もあるしね。付き合ってあげるわ」
こらこら、キャシーさん?
「良かったのぉ、レオン。人数が多い方が効率が良いからの」
『だから!じいちゃんは他人を巻き込むことに躊躇無さすぎなんだよ!』
と、まあ、論争が巻き起こったんだけど…。
「じゃあな、レオン!明日の正午にここに来るから、逃げるなよ~!」
「先に行ったりしたら殴るわよ!」
負けました。