表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムスリップするけれど。  作者: ツツジ24
6/11

アメリカン?そんな次元じゃない。


はぁ…。俺、本当にタイムスリップしないといけないのか。俺、戻ってこれるのか?考えれば考えるほど憂鬱になる。


「なんか、暗くねえ?」


ジョンが俺の様子に気付いたようだ。


『いや、何でもない。』


助けてくれと言いたいが、巻き込むわけにもいかない。


「いやいや、絶対何かあるだろ!いつもテンション低いけど、今日はいつもの数倍暗いぞ!?この世の終わりみたいな顔してるぞ!」


『いやいやいや。そんなことないって…。……………………………………はぁ。』


「何も無いなら明らかに何かあるような溜め息をつくなよ!」


『まあ、色々な……。』


「えー、濁すなよ~。なんかあるなら相談乗るぜ?」



うう…、ジョンの優しさが心に染みる…。



「まあ、あれだろ?今回もお前のじいちゃん関係なんだろ?」


俺はそんなにジョンにじいちゃんの愚痴でも言っていたのか。


『実は…そうなんだ。じいちゃんの不注意でタイムスリップしないといけなくなったんだ。けど、戻ってこれるのかとか心配でさ…。』


「「タイムスリップ!?」」


、おお。だよな、そうなるよな。俺もそうなったよ。今まで終始無言だったキャシーも目を丸くしている。


「なんだよ、それ!めちゃくちゃ楽しそうじゃないか!それ、俺もできる!?すっげえしたいんだけど!」



…………え?



「水くせえじゃん!そんな楽しそうなこと黙ってるなんて!」


「ま、まあ、どうしてもって言うなら私も付き合ってあげてもいいわよ?タ、タイムスリップ……!」



え?え?

どうして二人ともそんなキラキラした目を向けてくるんだ?

危ないだろ、どう考えても。


これがアメリカンな考え方なのか?




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ