プロローグ?いや、一人語りか。
処女作ですので、暖かい目で見守ってください
俺の名前は相川レオン。16歳。
母親がアメリカ人のハーフ。
ハーフはモテそうとか思ってる奴もいるみたいだが、俺の場合は例外だ。
何故かというと、俺の顔は父親似。にもかかわらず髪は金髪、瞳は青。
もはや日本人が粋がって髪を染めてカラコンを入れたようにしか見えない。
現在、俺はアメリカのオレゴン州にあるじいちゃんの家にいる。母親はハリウッド女優で父親は飛行機のパイロット。両親と共にする時間はかなり少ないが、もう寂しいなど言う年でもない。金は入れてもらっているし、愛されていないとも思わない。
が、英語くらい教えておいて欲しかった。どんだけ大変だったと思ってんだよ、こっちの学校に馴染むの。
まあ、愚痴はこの辺で置いといて…。
今は冬休み、俺はじいちゃんの研究所にいる。じいちゃんは科学者で、昔は凄い発明とか発見をしていたらしいが、今ではよくわからない発明に科学者生命をかけているんだとか。俺にはわからないけど。
特に宿題もなく、暇な休みを俺なりに謳歌していた。俺が中学時代の友達から来た手紙を読んでいると、じいちゃんの叫び声が聴こえたんだ。