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あとがき(という名の、だらだら駄文)

 本作「星の金貨」は、「オジギソウ」「争いの街」「灰かぶりの毒薬(及び不純物)」に続く、近代イギリス系シリーズ第四弾……、と思わせておいて、実は、この話が一番初めに書いた話、もっと言いますと初めて書いたオリジナル小説でした。(ただ、初稿はなんとなくイギリスちっくで~と、時代考証とか完全無視している上に、読み返す度に悶絶したくなる出来(いや、今でも稚拙だが)で、改稿と加筆を大幅に繰り広げた結果、約六万字→約十二万字の倍近くの長さに至ってしまったという……)

 主人公のミランダですが、悲劇のヒロインではありつつも、強気で誇り高く(それ故に傷つくことも多いけれど)、それでいて優しさも併せ持つ自立した女性なせいか、彼女の幸せを応援して下さる方が多いように感じました。とてもありがたいことです(感涙)

 実は、初稿ではミランダとリカルドが再会して売春宿を出て行くところで終わっているので、結婚後の二人の話を書くにあたり、相当悩みつつ書いていました。幸せな夫婦生活ならいざしらず、ミランダのアルコール依存や不妊と、更なる苦難に満ちた生活でしたからね……。だったら幸せに書いてやれや!と声が飛ばされそうですが、そんな簡単に依存症は治らんだろうー、とか、今までの生活が全く影響及ぼさない筈ないだろー、という、作者の変な部分で現実主義な性格により、ああいう展開になったというですね(汗)ただ、二人が引き裂かれる話や、ミランダが身を持ち崩していくといった鬱展開を散々書いたので、余り深くは書きませんでした。

 そして、近代イギリスシリーズお馴染の、同シリーズの他作品とのクロスオーバー率の異常な(?)高さ……。それは……。

 今作が同シリーズの起点であり終点でもあり、その間に他作品で描かれた出来事が起き、他作品の登場人物がミランダ達と関わっている……というのが理由なんです。(シャロンとリカルドの絡みは完全に作者の遊び心ですが(笑))

 もしも本作をお読み下さった方で、誰がどの作品に出ているのか気になりましたら、以下に記しておきますので目を通していただけたら幸いです。


 ・シーヴァ(オジギソウ、争いの街)

 ・シャロン、グレッチェン(灰かぶりの毒薬、灰かぶりの不純物)

 ・マリオン(オジギソウ、争いの街)

 ・メリッサ(争いの街)

 ・ハル(争いの街、Yer Blues、灰かぶりの毒薬、灰かぶりの不純物)

 ・アダ(Yer Blues)


 ちなみに、ミランダはオジギソウでも主要な人物として出ていますし、ダドリーも争いの街の後半で地味に(?)活躍しています。(リカルドは、どっちもチョイ役ですが)


 近代イギリスをモデルにした架空の世界を描いたこのシリーズは、「星の金貨」を持ちまして、一旦終了しようと思います。

 とはいえ、気まぐれな作者ゆえ、違う話が思いついたら何か書くかもしれませんが、またその時にお付き合い下さったら嬉しいです。


 ありがとうございました。

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