おまけ
今作の元ネタとなった自作曲の歌詞です。
「星の金貨」
虚しさを隠すように
完璧な化粧と笑顔で自分を飾る
なりふり構わず 誰とでも構わず
生きるために嘘の愛を売っていた
「私は貴方が思うよりずっと 狡くて汚い女なんだから」
「違うよ。君は傷つきやすい 綺麗な心を守ってるだけ」
と、彼は……
笑った 笑った 笑った
真っ直ぐな目で見つめながら
笑った 笑った 笑った
凝り固まった心の殻を
破った 破った 破った
そして 二人は 恋に落ちたーー
偽りの笑顔や愛の囁きを
売って生きることに疲れ果てていた
ある日 二人はこの街から飛び出し
新しい人生を送ろうとした
「お前等が思うより甘くない」と
街からの追っ手に捕まってしまい
「ほら見ろ。金を出しさえすれば、誰もが全て思い通りさ」
と、男は……
嘲笑った 嘲笑った 嘲笑った
歪んだ目で見下しながら
殴った 殴った 殴った
彼が動かなくなってしまうまで
泣いた 泣いた 泣いた
そして 二人は 引き裂かれたーー
相変わらずな 嘘と偽りの日々
今も繰り返して過ごしている
「神様、私は何もいりません。その代わりに」
「彼には幸せになって欲しいと、願ってるんだ」
と、私は……
笑った 笑った 笑った
真っ直ぐな目を思い出して
笑った 笑った 笑った
例え 二度と会えなくても
祈った 祈った 祈った
胸に 二人の恋を秘めてーー
作中のモノローグ、及び、ミランダとリカルドの台詞にてこの歌詞の言葉を使っていました。どこら辺で使われていたかとか、探してみると面白いかもしれません。