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に。



 王子さまは願いました。


 神さま。もしいるのなら、僕に力をください。どうか、お願いします。


 すると、また不思議な声が聞こえてきて、こう言いました。


 どうして力がほしいのですか?


 三日三晩走って、城がある森まで来たのです。けれど、森には狼がいて、到底かないません。だから力がほしいのです。


 声は言いました。


 まぁ、何てことでしょう! わかりました。あなたに力をあげましょう。


 しかし、いざ力を与えようとした声は困ってしまいました。


 ところで、王子さま。あなたはどんな力がほしいのですか?


 王子さまは答えました。


 狼の牙と爪はとても恐ろしいのです。彼らを追い払えるぐらい鋭い牙と爪をくれませんか?


 声は喜んでその願いを叶えました。

 するとどうでしょう。王子さまの歯と爪はみるみるうちに鋭くなり、狼が怯え出しました。


 ありがとうございます! これでお姫さまを救うことができます!


 王子さまは喜んで飛びかかりました。





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