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二つのカケラ  作者: 檸檬
37/38

さんじゅうなな

真哉sida



「蓮....ハァ...蓮っ!!」



「っなんだ...」



ねぇ茱希、琉希戻っておいでよ....

蓮が...茱希の事思い出したんだよ?

自分のした事を責めてるんだ。



「明日の亜蛇との喧嘩だけど...大丈夫?」



蓮が荒れてるよ、守れなかったって。



「あぁ...」



蓮だけじゃないよ。


敦の女遊びは激しくなったし

海斗はいつもボーッとしてる。

楷はほとんど喋らなくなったよ?

俺だってダメージはあるけど......

幹部が全員そんなんじゃ駄目でしょ?



「あの二人の事は...一旦頭から抜かないと、

蓮が殺られるよ」



亜蛇は鉄パイプやら金属バットやら持ってる。

そんなの相手にボーッとしてたら....



「そう、だな」



お願いだから、戻ってきてよ....




ーーーーーーーーー......




「琉希ー!!行こっ」


「あー...眠い...」



あの日から毎晩族潰しやってまーす。

あ、やみくもにじゃないよ?

悪い事してる族やたまにヤクザ(笑)



「今日のターゲットはNo.4の所。弱いけど」



No.4ねぇ〜どれくらい楽しめるかな?



「りょーかい!!」



今の族は雑魚ばっかりだからなぁ....

てかヘタれ?



キキィッ


....あれ?着いたのはいいけど.....

倉庫の中静かすぎない?

でも....バイクが大量...



「ねぇ琉希...他の族がいるみたいだけど...

ってえぇ!!?」



なにやってんですかー!!

なんで超堂々と扉開けちゃってんの!?

まぁ...いっか。



「気付いてない」



気付いてない...うん、そうだね。

てか他の族って....蓮達じゃん.......



「琉希、知って...!!?っ蓮!!」



蓮の後ろからナイフを持った男が走ってて

亜蛇の総長とやりあってて気付いてない...

......咄嗟に、走りだしてた



「セコい手使ってんねっ!!」



その男の手を蹴ってナイフを奪った。



「水姫....!!!!」



「え、知ってんの?嬉しくな〜い」



ナイフは琉希の方に飛ばして男を殴って

気絶させちゃった☆

...キモイね、ごめん。



「危ねーもん飛ばすなよ...」



ちゃっかりキャッチしてるじゃん。



「ごめーん」



「「「「「水心...」」」」」



ありゃ、目立ってる?



「ごめんね?族同士の争いに手出すつもり

ないから。気にしず戦ってて」



「水姫、もう終わってる」



え、マジですか。

んん?ほんとだ、総長のびてるよ...



「そっか。じゃ、帰ろー♪」


「...茱希」



.........え?

今、私...髪にスプレーしてないよね?

カラコンつけてないよね?


じゃあどうして蓮は私を呼んだの?



「な...蓮、なに言ってるんや?

水心が茱希達なわけないやろ...?」



「っそうだよ。蓮、どうしたの?」



どうしてそんなに真っ直ぐな眼で私を

見るのーーー...?



「お前は茱希だ」



「っ....!!」



そんな風に優しく抱きしめられると、

どうしていいか分からなくなるよ...



「やめろ。水姫を離せ」



る、き......



「嫌」



「ってめぇ殺すぞ...!!」



自分がハメたのに...



「泣かしてんじゃねぇよ!!」



え?私、泣いてるの?

頬に触れると涙が伝ってた...



「ま、待ってや!!水心...お前らは、

琉希と茱希なんか...?」



「うっせぇ黙ってろ馬鹿敦」



あ....やっちゃったよ、琉希...



「る、琉希やぁ!!」



敦って思いっきり呼んじゃったよ...



「ほんと...?ほんとに二人なの?」



可愛いよー海斗くん。

その首の傾げる角度Very Cute!!



「しゅ、き....」


「ぁ...喋った」



え、今なんて言った?

陸が言った後真哉喋ったって言わなかった?



「ちょ、喋ったってどうい...っ...蓮?」



「離れんな...馬鹿」



真哉に近付こうとしたら腕を引っ張られて

もとの態勢に...



「...ねぇどうして私達が分かったの?」



今まで分かる人なんていなかった。

ママ達さえも誰?って言ったし...

...あ、刹那はわかったや...



「髪色や眼の色は変えても

声は変わってない」



声?そんな特徴的な声じゃないけど...



「つーか蓮の場合は茱希の声だけだろ。

俺の声じゃ絶対気付かないだろ」



「....当たり前」



「死ね」



なんか蓮と琉希の2ショットってなかなか

ないよねぇ....そうだ。


ピロリン♪



「わー綺麗に撮れてる」



最近の携帯は発達してるね!!



「消せ」


「....」



わぉ、蓮は命令口調。

琉希は表情で訴えてくる...



「やーだよ♪」



「何が哀しくて男と2ショット撮るんだよ」



琉希くん、私が嬉しいからいいんだよ。



「保存完りょっ...んっ...!?」



「ざまあみろ」



ニヤっと笑って言い放ったこのキス魔。



「ば、ばば馬鹿蓮ー!!!!」



「まぁまぁ二人共、着いてきてね?」



あのー...真哉さん?いや、真哉様?

着いてこいよ?にしか聞こえません...

チラッと隣をみると流石双子って感じ。

同じ事を思ったのか顔が引き攣ってる琉希。



「「はい....」」



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