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二つのカケラ  作者: 檸檬
30/38

さんじゅ




「ーー茱希...」



あの日から徹底的に蓮達を避けた。

勿論、陸以外。



「ナニ」



今日は一人で中庭で寝転がってた。

そこで、蓮に会った....



「都と親友だったんだろ?

お前が謝れば済むんじゃねぇの..?」



都と仲良く話す蓮を見て、痛む胸に

気付かぬフリをしながら...



「.....。」



黙りを決めこむ私を抱きしめて、



「茱希、俺はお前が好きだ」



.....は?なに言ってんの?

いきなりすぎ、でしょ......?



「だけど傷付いてる都をほっといて

茱希といる事は出来ない。

だから「都と仲直りしろって?」



動揺した心が冷めていく.....



「無理。もう都の事友達として見れない」



芽依を殺した。その事実を笑って認める

アイツと仲良く?無理。



「.....陸はどうしてる」



あの日から陸は倉庫に行ってない。



「元気だよ。相変わらず女嫌いだけど」



購買に行ったりするとパンダに囲まれて。

眼、うるうるしちゃって可愛いんだよー



「蓮!!一つ教えてあげるっ」



蓮の腕から逃れて立ち上がった。

ムカつくから意地悪。



「私、蓮の事好きだよ!!

でも都といる貴方とは居れない」



勿論、恋愛対象としてね....


んじゃね!!と言って中庭を去った。



ーーーーーーーーーー



ーーーーーー



ーーー

蓮side



「蓮!!一つ教えてあげるっ」



そう言って俺の腕から抜け出した

茱希は悪戯を思いついた子供の様な

顔をしていた。



「私、蓮の事好きだよ!!

でも都といる貴方とは居れない」



中庭を走り去っていく姿を

ただ、茫然と見ていた....



「しゅ、き....?」



言葉とは裏腹に、彼女が涙を流した訳を

考えながらーーーー


蓮sideEND



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