にじゅぅろきゅ
「変わった子達だね」
私が話おわると口を開いた眼鏡さん。
変わった子?よく言われるよ。
「思った事を言っただけですよ」
だって本当に信頼しているのが仲間でしょ?
上辺だけの関係なら友にもならない。
心から信頼している人はたくさんいらない。
「考え方が高校生とは思えないよ。
あ、俺の名前は結城葵、よろしくね」
...........でも高校生なんで。
「...加納萩」
この自己紹介の間も永遠と喋り続ける
紫月さん。.....煩い。
「紫月ウルサイ。
葵さん達くらい静かにいろよ。寝れない」
あれ、いつの間に琉希の膝に?
「なんで葵はさん付けなのに
俺は呼び捨てなんだよ!!
つーか茱希もそこで和むなよ!!」
え、私?仕方ないじゃん。
琉希って落ち着くもん。
「紫月さんなんて気持ちわるい。」
同感。でも一応年上だし。
「ひっでぇ!!お互いそこで和むな!!!!
周りはなんで何も言わないんだよっ!
双子だからって茱希をぉぉぉ!!」
ほんと煩い。
「いつもの事ですし」真哉
「琉希が怖い」敦
「言っても無駄だもん」海斗
「嫌だけど茱希もいいみたいだし」陸
「.........。」蓮
うん、あのさ蓮寝てばっかじゃない?
「ようするに無駄.....なのか?
琉希っお前表と態度が全然違うじゃんか!!
俺はもっと好青年をイメージして..」
好青年?アリエナイ。
無理無理。絶対ない。
「イメージだろ。
あんなの素だったらキモい」
そりゃね。にこにこしててイイコちゃん
なんてそうそう居ないでしょ?
「あ、いたよ。そんな感じの人!
真哉とか葵さん?」
自分でいっといて思ったけど.......
駄目じゃん。腹黒だよ、真哉。
葵さんは分かんないけど。
「俺は!?俺!!」
「紫月さんは駄目ですよ。
馬鹿っぽそうだし」
「えぇ!?茱希酷い!!笑顔で毒舌!?」
んー毒舌って言われる時もあるかなぁ...
でも馬鹿っぽいのはほんとだし。
「紫月は馬鹿だよ」
あはは、葵さんのが直接的っ!
「紫月さん、ドンマイ!!」
え、敦も馬鹿でしょ?
それに慰められる紫月さんって...
「茱希、時間」
はい?蓮起きたんだ?
「なんの?」
時間ってなんの?ってなるでしょ。
「家、時間」
蓮くんは文が作れないの?
会話が単語なんですけど.....
一応わかったけどね?
「そうだね、帰ろうかな」
もう8時過ぎだし。ご飯食べたいし!!
「送る」
「琉希いるから帰れるよ」
「送る」
「いや、だから「送る」
「....わかった」
今の会話も送るしか言ってないよ.....
てゆーかなんでそんなに送りたがるんだろ?
「またね。茱希ちゃん、琉希くん」
「紫月さん葵さん萩さん、また今度」
「ん....」
「バイバイ!!」
萩さん自己紹介のときしか話してないよね?
まぁベラベラ喋る人じゃないだろうけど...
「茱希、琉希行くぞ」