にじゅーよん
パーティーから1ヶ月たって、
学校では新たな行事....文化祭の季節だった。
「今日は文化祭の出し物決めるぞ。
意見のある奴は言え」
文化祭ねぇ...サボっちゃダメなんだよね...
自分がお店だすの面倒。
まわるだけがいいんだけど....
コスプレやら色んな意見がでた中で、
決定したのはアニマル喫茶。
動物の格好するんだって!!
「あ、茱希と琉希は猫。決定事項だから。
理事長たっての希望っつー事で」
は!?意味わかんないし!!
「「あのジジィ....」」
「ん?なんか言いました??」
やばっ!!真哉に聞こえちゃったみたい。
「茱希と琉希は猫ねぇ〜...
似合うねっ!!」
海斗さん。そんな可愛く言われても....
私達が猫なら海斗はうさぎだね。茶色の。
「茱希は猫耳メイドで俺だけに体でご奉仕
してく「「死ね」」
ほんとしねばいーのに。敦なんて。
ウザいカラ。
「ひ、酷いやんっ!!声でてんねん!!
死ねって!!ウザいって!!」
あらら、でてたんだ?
ま、どーでもいいけど。
「ねぇ、皆はなんの動物??
あ、海斗はうさぎ希望。いや、決定」
「え?俺うさぎ決定なの??」
「俺様はなぁ〜虎や!!」
「俺はなんでしょう....」
「じゃぁ、豹にしよ。腹黒な所がぴったり」
最後の方はボソッと。ほんっとボソッと
言ったのに!!真哉様には聞こえたようで。
「後ね、陸は....犬?忠犬な感じ??」
だって今も私の横で私の髪いじってるし。
心開けばwelcomeみたいなね??
「蓮は...ってゆーか蓮って接客できるの?
ものすごく出来なさそう」
お客さんを睨みつけてそう。客払い??
「てめぇ...それくらい出来る」
できるらしいです。
でもやりたくないっぽい。
「蓮は動物なら狼っぽいな」
狼.....目つきとかあってんじゃない??(笑)
琉希、ナイスアイディア!!
「蓮が耳とかしっぽつけるん!?
最高や!!爆笑もんや!!」
あー...敦も馬鹿だねぇー....
蓮の目の前でそんなに大笑いして....
あ、ほら殴られた。
「蓮っ、殴らんでもええやないか!!
手加減せなあかんで!!」
「......茱希」
え?敦をガン無視して私呼ぶの??
「んー?なに??」
蓮の隣に座るように言われて、
座ると膝に寝転がってきた。
「....寝るのはいいけどね、ここ教室。
せめて屋上行こうよ」
そういうと眉間に皺を寄せながらも
起き上がった。
私の腕を掴んでスタスタ歩きだした。
「ワガママな総長さんだねー。
茱希も大変だね」
海斗キミのとこの総長さんでしょ?
そう思うならどうにかしてよ。