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二つのカケラ  作者: 檸檬
23/38

二十三




しばらく皆と喋ったり食べたりしていた。



「皆様、我が社の社長神田隆様の

ご子息、ご令嬢を紹介いたします。」



司会が喋りはじめた。

呼ばれたからステージへと2人で向かった。

ステージに上がり一礼すると、

再び司会が喋りはじめた。



「神田琉希様と神田茱希様です。

お二方、一言お願いいたします。」



マイクを渡された。

今の私達は神田の子息と神田の令嬢。

通常の私達は存在しない。



「初めまして。神田琉希と申します。

今回はご出席頂きありがとうございます」


「初めまして。神田茱希と申します。

今もこうして神田が繁栄しているのは

皆様のおかげです。

これからもよろしくお願い致します」



再び礼をすると拍手が起こった。



「ありがとうございました。

ではもうしばらくパーティーを

お楽しみくださいませ」



司会の言葉で私達もステージから降りた。

すると煉達がやってきた。



「ねぇ、どっちが神田の社長になるの?」



誰もが気になってると思われる質問を

海斗がした。

双子でもどちらかが社長になる。

だから私達はーーーー



「「2人」」



こういう決断をくだした。

両方なっちゃえば?ってパパが言った。



「「「「「は(え)?」」」」」



驚いてるねー。でも真実だから。



「どっちかが秘書にでもなるのかと....」


「そや!!秘書はだれがやるねん」


あぁ、秘書ね。秘書は決まってるし。

どっちがなっても秘書はかわらない。



「「刹那」」



刹那だよ?決定事項だから☆←勝手に

いやー、刹那しか私達の世話は無理。



「私ですか!?」



あれ?いつのまに来たの?



「「そう」」


「ほかにも優秀な人ならたくさん...」



この男はなにふざけた事言ってるのかな?



「刹那じゃないとやらない」←琉希


「刹那やらないなら家出する」←茱希



と軽ーく、軽くだよ?脅しをかけた。



「刹那、愛されてるやん。」


「刹那さん、家出されますよ?」



刹那は私と琉希を見て笑い、



「手の焼ける方達ですね。」



と言った。

でも笑ってるとこを見ると、

わかってくれたっぽい。



「刹那は納得したみたいだな

茱希、琉希」


「刹那なら私達も安心ね」



大人達と話していたパパ達が来た。

私と琉希以外が頭を下げていた。

あの煉達までさげてる。



「そう堅くなるな。2人の友達だろう?」



パパはにこにこ笑っていて、

仕事のときの面影は全くない。



「「「「「はい」」」」」













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