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二つのカケラ  作者: 檸檬
20/38

にじゅー




「でも、一般家庭と同じ様に育ったし?

たいして変わらないけどな」


「執事がいる時点で変わっとるわ!!」



おおぅ...琉希につっこんでる人、

初めて見たかも。




「「そーだネ」」(←棒読み)


「うわぁぁぁん!!腹黒双子がイジメるぅ!!!

刹那ぁぁ!!!!慰めてぇや!!!」



うわー、ウザっ。

敦のキャラってウザいなー...



「茱希様、琉希様。

明日、9時に迎えが来るそうですので、

用意しといて下さいね」



.........刹那、フルシカトだね。

にしても腹黒とは失礼な!!


明日どこに行くんだろ?楽しみ〜♪




「「はーい」」



あ、明日学校休むって事まっちゃんに

伝えとこ。どうにかしてくれるでしょ。


カチカチとメールを打っていると、

琉希が覗き込んで来た。



「なにやってんの?メール??誰〜?」



彼氏か!!ってつっこみたくなりますよね

でも、私達の間では当たり前なんだよね。



「んー?まっちゃん。伝えとこうと思って」




返ってきたメールは、


《いーよ☆お土産よろしく〜》



............。



「「女子高生か!!おっさんが!!!!」」



ハイ、ハモり〜。相手は分かるよね?

そのとーり。琉希だよ。




「え?どーしたの、2人して」



おっと、蓮達がいるの忘れてた。

わざわざメールにしたんだから。



「ぃやっなんでもないよ、ね?琉希」


「あ、あぁ」



王龍の元総長のまっちゃんとまで

仲がいいって知れたらめんどくさそうだし。


あ、王龍の初代がパパだから仲いいんだ♪

元副総長の幸人はバレちゃってるし?




「まっちゃんって誰だ?」



へ!?な、ななんで蓮がそのあだ名を!?

メール覗いてたな!?なんてやつ!!



「ん〜と、知り合い?かな」


「女か?」



え、そこどうでもよくないですか?

まぁ別にこれくらいいいけど....



「男.....だけど?どうかした??」



てか今日はよく喋るね、蓮。

みんなも吃驚してるよ。



「ふーん......寝る」



え!?寝るってなに!?自分から聞いといて

どうでもいいってか!?


えぇぇぇぇ!!!!蓮、私の膝で寝るの!?

膝枕ですか!?琉希しかした事ないけど!!



「わ"ー!!!!蓮がっ!!俺の茱希の膝でぇぇ!!!!

どけっどくんや蓮!!起きろぉぉ」



敦のものになった覚えはナイんだけど。

気持ちよさそうに寝てるしこのままでも

いいよね。起こすのも可哀想。


一応総長だし疲れてんじゃないの?

煩い敦もいるしね。



「ハイハイ。敦は黙ってて。煩いの。

蓮が起きちゃうでしょ?

私も眠いから寝る......」



茱希は琉希の肩にもたれて眠った。



2人が眠った後の会話.........



「珍しいですね...蓮が人前で寝るなんて。

そうそう熟睡なんてしないんですよ、

話し声とか小さな音でもすぐ目を覚まして...

それだけ茱希は安心できる存在なのかも

しれませんね......」



そういいながら蓮を見る真哉はまるで

母親の様な優しい目だった。




「蓮は茱希が好きなんだろーな!

蓮自身も気づいてないだろうけど.....

茱希も俺から離れてっちゃうのかな」



そう言う琉希は少し寂しそうだけど、

茱希の幸せを誰よりも願っている。




「蓮が認めても俺は女なんて認めない。

女なんてみんな一緒だ......」



陸だって本当は分かっている。

茱希がなるべく陸に近付かない様にしている事を

女の存在を認めたくないだけ...



「茱希様は優しい方ですよ.....」



刹那にとって茱希は妹の様な存在。

茱希は確かに強いが、守りたくなる。




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