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二つのカケラ  作者: 檸檬
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出会い



ーーーーー昼食の時間



「琉希、講堂行こっ!奢る約束でしょ」



授業は一応あったけど大学の過程まで終ってるし

つまらなさすぎて私達寝てたんだよね..



「おう!ここの飯美味いらしいぞ」



そうなんだぁ!楽しみ♪




「琉希、決めた〜?私オムライス♪」



ただいま食券購入中です!

早く来れたみたいで少し人がいる位で

並ばずに買えた!



「んー....じゃぁ、牛丼にする。

350円頂戴!」



お財布から350円出して渡した。



それぞれのご飯を受け取って、

隅の席に座って食べていると.....



キャーーァァァっ!



「ぅわっ!うるさっ!何⁉」



声の方を見ると、人だかりが.......



「なんだよ、あれ?迷惑」



隣に座っている琉希が顔を顰めた


人だかりの中心にいる男性と目あった



「る、琉希ぃ...目あっちゃった....

最悪、こっち来るかも...」



ほーら、来ちゃったよ。最悪。

琉希とのランチタイム邪魔しないでほしいね


机の目の前に立ち止まらないでよ...



「あ‼ねぇ、この子達じゃない?

噂の美男美女って‼」



ぴょこっと可愛い男の子が顔を出して

私達を指差した。



「人を指差さないでくれます?

それにその噂の人じゃないです」



琉希が冷たく言い放って、

オムライスも牛丼も食べ終っていたから

琉希の手をとって、講堂をあとにした。



「琉希ありがとっ!すっきりしたぁ」



ウザかったしねー‼

あんだけジロジロみられるとね!



「どこいく?屋上行ってみるか!」



屋上かぁ、学校といえばそうだよね‼



「うん、行こう‼」




ギィィィ



屋上、扉の音やばくないですか⁉



「ん〜っ!気持ち良いね、屋上!」



ごろんと2人で寝転がった。

あ....なんか眠いかも........



「ね、琉希....腕枕して!寝よう」



そのままだと痛いし......



「(え⁈腕枕って...)いいよ、寝るか」



琉希の腕に頭を乗せて、眠りについた...



























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