パーティー2
「「パパっママ!!(父さん、母さん)」」
本邸に帰って、リビングへ行くと、
2人がソファーにいた。
そこに駆け寄ると笑顔で迎えてくれた。
「会いたかったわ。茱希、琉希。」
「元気だったか?相変わらず仲良いな」
あたりまえっ!!喧嘩なんてしないし?
「ねぇ、どれくらい日本に居れるの??」
急な帰国だからすぐ帰っちゃうのかな...?
「1週間後には戻らないといけないから、
その間にどこかへ出かけるか!!」
みんなで遊びに行けるの!?
日本にいてもあんまり無いのに!!
「「ほんと!?やったー!!」」
「ふふっ、まだまだ子供ね...??
そうだ、あの事言わないと」
いいもーん!子供でも嬉しいんだから!!
.......??あの事??
「明後日に神田主催のパーティーがある。
それに2人にも出席してほしいんだが...
学校は休んでもいい。」
...........へ?パーティー?なんの??
「「いーよ」」
今まで出席しなかったのは言われなかった
からだし...。美味しいもの食べれるかも!?
「そうか!!ありがとう。
じゃあ出かける時友達とかつれてきたい
人はいるか?」
んー.....友達かぁ...いないネ。
新羅くらいだよね、関わりあるのって。
........そうだ!!!
「「刹那!!刹那と行きたい!!」」
やーっぱり!!琉希も一緒の事思ってる!
「え...?私はいいですよ....。
皆様で行って下さい。」
刹那も高校生なのに遊んでないし!!!
なんか私服もみてみたいし??
「いーの!!刹那も行こうよ?
私、刹那と行きたい!ね?琉希!!」
「おぅ!刹那も行こう!!」
刹那の右腕に私、左腕に琉希が抱きついた。
オロオロと私達を交互に見て、
最後にパパを見た。
「刹那、行ってやってくれないか?
茱希達も言ってるしな」
刹那に微笑みながらパパが言った。
「では、お言葉に甘えて。
ご一緒させて頂いてもいいですか?
茱希様、琉希様。」
「「やった!!刹那っ、一緒に遊ぼうね(な)」
ぎゅぅっと刹那に正面から抱きつくと
「わ...っ」とバランスを崩した。
「そーだ!!刹那は高校行かないの??」
気になってたんだよね、高校生なのに。
一緒に行きたいけど.......
刹那もっと頭いいしねー.....
「茱希、私も言ってるんだがね。
なかなか折れてくれなくてな.....」