パーティー
その後、ずーっと倉庫で遊んでいた。
何気に下っ端君達とも仲良くなっちゃった☆
「おい、双子。新羅に入らないか?」
はい??蓮サン、とつぜん何を??
いやいや、無理っしょ。嫌だし。
「「ヤダ」」
即答ですよ、ハイ。だっていやだもん。
「即答せんといてや....。
ちょっとは考えてくれてもええやん!!!」
うーん...泣き真似はうざいよ、敦。
第一私ら水心だからサ??
「なんで...「プルルル」
ありゃ、携帯??
「ごめん、私の。ピッ!
もしもし??茱希だけど」
相手確認するの忘れてたわ....
「茱希様ですか!?
どこにいらっしゃるんです!!
琉希様もごいっしょですか?!」
うぉう.....。耳痛いですー。
「刹那ね?琉希もいるよ。どうしたの??」
刹那は私と琉希の執事。同じ歳。
敬語やめてっていってるんだけどねー...
「無事なんですね?実はご主人様と奥様が
一時帰国なさってるんです。
茱希様と琉希様にお会いしたいと。」
“ご自宅に上がらせてもらいましたけど、
不在でしたので。”
と言われた。
パパとママが帰ってきてるの!?
パパにも会えるんだ!!
「茱希??誰から?」
私が嬉しそうな顔をしているのを
不思議そうに眺めている琉希。
「刹那から!!
パパとママが一時帰国してるんだって!!」
そう告げると琉希の顔が明るくなった。
「父さんいるの!?会いたい!!」
私の家族はみーんな仲良しだからね!!
私達に反抗期なんて無かったんだよ??
「茱希様、お迎えに参りましょう。
どこにいらっしゃるんです??」
あ、忘れてた。ココ倉庫じゃん。
まぁいっか!!
「ちょっとまってね。刹那」
蓮達の方を向くと、戸惑ってる皆さん。
今なら逃げれそう☆
「用ができた。帰るから!!
ばいばーい」
ダッシュで倉庫をでた。
「刹那、新羅の倉庫にいるの。
できるだけ早く来て」
「かしこまりました」
追いかけられたら困るから。
3分程待つと、黒塗りのベンツが来た。
私達の前で止まると、
助手席から綺麗な男性がでてきた。
「茱希様、琉希様。お迎えにあがりました。
では参りましょう。」
私達は車に乗り込んだ。
倉庫の入り口から見ている人達がいるとも
知らずーーーーーーー。
「茱希、琉希。お前等は一体何者なんだ」
蓮は呟いた。
それは、ココにいる全員が思った事だろう。