表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ORDEAL OF AIR  作者: 伊阪証
4/7

閉鎖海岸『あなや〜!いっぱい撃てば妖死ぬなり〜!』

挿絵(By みてみん)

KP「前回の動画時間調整の為二章はまだ続くよ。」

KP「という訳で味方に人魚を加えた状態での戦闘です。迷い鳥居は動けませんけどデバフしてきます。」

KP「頭地蔵は即死級ですが回避等を上手く使いましょう。あと行動回数少ないです。」

KP「最後に赤鱗、一番の強敵です。しかし大きい分確定でヒットします。その代わり予備動作が目立つので警戒すれば回避しやすいです。」

PL3「良し全員回避専念して補正貰って人魚に戦って貰うぞ。」

人魚「え?」

PL3「冗談だ、多分これそれぞれ当たり判定デカいから同士討ちさせて倒す奴だろ?」

PL2「回避に距離補正が出るとか?」

KP「蛇相手だから無しかな。」

PL1「当たり判定的にライフルは使い尽くす勢いでやっといた方が良くない?」

PL2「猫耳着けたら残弾数無限になったから心配すんな。」

PL1「バイオじゃねーか。」

PL3「フルオートだと認められないだけだと思う。」

KP「リロードは気分でするものだからな。」

PL2「一番最初に鳥居破壊してぇな。」

PL3「地蔵は山側、鳥居が海側、神社の屋根に蛇だっけか。順番待って鳥居の方に避けて少しぶつけるか。」

PL2「出来る?」

KP「昔のモンハンみたいに擦り付けるだけでいいよ。」

PL2「乱入クエストとかやってる奴いねーだろ。」

KP「ギルクエで初手イビルのクエスト育ててたら同じエリアで二体目のイビルが生えてきた事はあった。」

PL2「クソクエじゃねーか。」

KP「私の戦闘って大体相性取って殺すタイプの型月式イベント戦が多いから難易度調整苦手なのよね。」

PL1「じゃあ戦闘有利になるギミックがあったって事?」

PL2「ナメクジとかじゃね?」

KP「まぁ蛇相手やからな。」

PL3「アリなのか。」

PL2「これ洞窟内って結界?全員一回回避で人魚は確認で。」

PL3「確かに、人魚は結界内を出入り出来ている実績がある。妖怪は例外とかもあるかもしれないが、神が囚われている以上その考えは外しても良いだろう。」

PL3「・・・しまった、図書館でカレンダー見ときゃ良かった。馴染みがないせいで見落としてた。」

PL2「神無月の事ね、なんか救済措置お願い出来る?」

KP「いいよー。」

PL1「この時点で当たりではないな。良くない事が起きる。」

KP「十月の事を『神有月』と記載されていました。」

PL1「島根か?」

KP「長野も有り得るぞ。」

KP「最近信州大の方行った友人から図書館の調査資料で貰った。龍神がいて呼んでも大き過ぎて島根に行くまでにその月が終わるから留まってくれと指示されて動いていない神がいるそうだ。」

PL1「ここの神様は巨大な奴・・・かな、クトゥルフ神話だし。」

PL3「封印の可能性もある、それを上書きしたとかな。」

KP「池の方から声がします。」

人魚1「あったよ!」

PL1「準備して向かい、赤鱗だけに絞って戦い、それでも頭地蔵と戦う必要があったらライフルで撃つ。」

PL2「防水ライフルケース持ってきてねぇけど。」

PL1「KPに胸当てて交渉する。」

PL2「私胸無いけど(つるぺた族)。」

PL1「・・・あれ?じゃあ今の胸は・・・。」

KP「タマ〇イズで売ってた胸盛る奴。」

PL3「ひでぇや。」

PL3「代わりに交渉しとけ。」

PL2「やめろやおい。」

KP「確かに今回のシナリオ短いけど内容そこまでして詰めなくて良いからね?」

PL1「もうカットでええやろ。」

KP「それやったらタダのネタ集動画にしかならんぞ。」

PL1「取り敢えずイベント起こせば良いって事だろ?・・・と言っても穴はここぐらい、神社を開くのもアリだが、どの道赤鱗が厄介だから対策したい。」

PL2「水泳技能はどうしようか。」

KP「人魚とマニュアルと・・・あと・・・うん、プラス40補正かな。」

PL3「さっさと進めたいだけだろお前。」

KP「そうだよ分かってんならはよ行けや。」

人魚1「少し引き離す!先に行って!!」

PL2「大丈夫かなこれ!?」

人魚1「ブースト掛けるだけ!」

PL1「この手のイベントで即死系は作らないから先行くぞ!!」

KP「メタ発言ばっかだなお前等。」

PL3「メタ読み出来るか出来ないかでTRPGの難しさは全然違うからな。」

KP「蛇が洞窟を押し退けて入ってきます。壁がそれとは別で崩れ始めます。水泳補正-5。」

PL3「段々減ってく奴か。」

KP「SAN的に次減ったら溺死ルートです。」

PL2「慣らして行くのが予期していたルートだって事か。」

KP「ここ卓ルール攻撃と同時にSAN減らしてくる奴いるから。ロボトミみたいな属性ついてるんで。」

PL3「複雑なシステム考えるの好きなタイプ?」

KP「バランス調整し易い。」

PL1「結構切実ね。」

KP「蛇と・・・あ、頭地蔵が山に突進してまた崩れ始めます、次は水路が狭まって蛇にダメージですかね。」

PL3「内容違うんだ。」

KP「有利不利で内容変化しながらですかね。」

KP「その奥の空洞で対処すると言い、これから二人は岩を落とす為に、一人は蛇の足止めを人魚と行います。」

KP「その前に、蛇の噛みつきです。水中なので多少ダメージは抑えますがボンベ次第で死ぬのでお覚悟を。」

KP「蛇くん三回とも噛み付きミスるとかねーわ追加ダメ。」

KP「ライフル技能で指定の場所に命中させるか、1d20ダイス振ってどこに当てるか決めるの二択ですね。」

PL2「他には?」

KP「同じ箇所を撃つとダメージが大きくなり、口の中が一番ダメージが少ないです。失敗したら口の中で、1d20ダイス振ってもそのうち10は口の中です。」

KP「目が一番効くというか暴れて環境ダメ受けます。」

KP「また、人魚が初手で目への妨害とランダムに行い、被った場合攻撃のダメージが落ちます。」

ナレーション「この後、百鬼がライフルと徒手空拳だけで瀕死に追い込んだ。岩の出番は無かった。」

KP「・・・僅かに息を残した蛇は、腸を砲弾で破られて歯を落とす。」

KP「・・・砲弾の音は続いた。止まなかった。」

PL2「あなや〜!いっぱい撃てば蛇が死ぬなり〜!」

KP「リンバスやめーや。」

PL3「古語だからってそれはねぇよ。」

人魚「逃げるよ!もっかいシュノーケリングの道具今すぐ装備!」

人魚「コマンドーしなくていいから!!」

KP「そして水路の底まで案内され、案内されて湖に出ました。」

PL3「シェルターだな。」

PL2「走って突っ込んで一旦休憩するか。」

PL1「防火は大丈夫そうだけど吸血鬼とか砲弾は大丈夫なの?」

PL3「さっき物質を調べさせようとしてたし島の奥だから戦艦の主砲じゃないなら心配する必要ないだろ。」

KP「シェルターに到達した貴方達は、ラジオで通知を受けました。」

KP「・・・島は閉鎖された。一人でも逃げ出せば機関銃で撃ち殺すと。対空砲も砲台も、魚雷も装備してあるそうだ。・・・アレは駆逐艦だ。」

KP「島の長は灯台から無線で要求を受け取った。」

KP「我々は、テロ組織が一つ『Mortum』である。今回、我々の仲間解放の取引として複数国家よりこの島を焼き払う事を認められた。」

KP「我等は邪神を焼き払う為に喜んで協力した。それが終われば解放する。・・・だが、しかし。」

KP「逃すつもりはない、故に、今から全員殺す。」

PL3「・・・あ、お前海軍カレーって言ってたのそういう事か!」

PL2「ラテン語で『死』かぁ。」

PL1「当たり前みたいに読むな。」

PL2「私外国語学部なんですけどぉ!?」

KP「日本人少ないからなあのコミュニティ。せいぜい百二十人位しか・・・。」

PL3「レムに言語野ぶっ壊されたんだろうな・・・。」

KP「アイツ日本語を理解した上で英語が使いにくくなる日本語教えてくるからな。」

PL1「いさかの性癖を一番曲げた男かつ女だぞ。一人で被害が収まる筈がない。」

KP「外見のせいで誘拐とか暴行に巻き込まれた奴だぞマトモな訳がない。」

PL3「被害者は身を守る術を学んで守れる様になると最終的に加害者側にしかならないんだろうな・・・。」

KP「それウチのコミュニティで言ったら中枢部程精神ダメージ負うぞ。」

PL3「テロ組織ってなると他国からくすねた戦艦の可能性が高い。もっと小さいヤツなら良いんだが最大限警戒するなら戦艦の可能性も想定したい。」

PL3「最新鋭の物ではないだろう、敵対しているならありえないし、味方してるとしても超強力なものではない筈だ。だとしたらWW2のもの・・・もしかしたら巨艦巨砲主義の産物が出てくるかもしれない。ドレッドノートとか喪失しない様に実戦に使わずほぼ無傷ってのも有り得る。」

KP「そこまで警戒する?」

PL1「多分さっきの推理パート取られてああなってんだと思う。」

KP「こういう奴がコメント欄で『違いますよそんな訳ないじゃないですか』と知識捩じ込んで来るんやろなぁ。」

PL1「プロ召喚の儀式ね。調べるのめんどい時は捨て垢でデマ書き込んで確かめて貰ってるわ。」

KP「アカウント以外も使い捨てだなオイ。」

PL1「・・・多分人魚ちゃんが鍵よね、淡水魚?」

KP「いや、そこら辺はあんま気にせんでも・・・。」

PL1「ん、おっけ。」

PL2「望遠鏡で見れるかなこれ。」

KP「駆逐艦が見えます。空もいつの間にか晴れている一方で、神社は鳥居を撃ち抜かれ、山を上から叩いていた地蔵は半分に割られていました。」

PL1「反射で見られない様に木の間から見る。」

人魚1「困ったら私が見に行くけど・・・これは酷いわね。もう誰も残っていないんじゃない?」

PL1「巻き込まれる可能性があるからナシで、多分そろそろ新ルール追加される。」

KP「駆逐艦は一周一時間でゆっくり移動し、北、西、南、東の順番で回ります。隠れる等を振れば誤魔化せますが、海岸やその付近で隠れると動けません。」

KP「また、向こうも目星を振って砲撃をしてきます。当たったら即死の可能性もあるので気を付けて。」

PL2「シャンクスみたいに途中で帰ってくんねぇかな。」

PL1「今のうちにエアプゴードンの練習しとこ。」

PL3「テロ組織は調べられるか?」

KP「これなんですけど、第一に調べられるのは島内にあるデータベースからキャッシュデータを解析する、なんですよね。鉄塔破壊されてるし。」

PL3「幸運やって・・・あ、クリった。」

PL2「スマイリング?」

PL1「クリッターズであってクリティカルではないわよ。」

KP「・・・ああ、その場合は見慣れないサイトに繋がります。」

PL3「ポルノハブとか?」

KP「違うよ?」

PL3「ウィキリークスじゃねぇよな?」

KP「正解、政府の情報をリークするサイトに『武器の予算との差異』及び『奇妙な団体への支援』があり、そこにテロ組織が並んでおり、先に聞いた名前も入っていました。」

PL3「政府バックって事はやっぱあの神社邪神系だろうな。他にさっきの妖怪用に犠牲払うつもりだったのかもしれん。」

PL2「テロリストなら強引に解決出来る、犠牲として出ても仕方ない、と。」

PL3「有り得ない、というのを演出させる為に敢えて観光支援に乗り出した・・・とかも可能性としてはある。」

PL2「三部作じゃねぇと足りねぇわこれ。」

PL3「まぁそれは次回の四人がどう立ち回るか次第だな。」

PL2「駆逐艦って到達無理じゃね?」

PL1「砲台があるか、邪神ぶつけるか・・・だけどしっかり対策されてるからなぁ。」

PL3「吸血鬼の館燃やしたから吸血鬼は報復(犯人視点では八つ当たり)するんじゃないか?」

PL1「燃やす事を視野には入れてたけど前提ではなさそう。」

人魚1「解決してくれたら嬉しいな〜なんて。」

PL2「つまり攻略は可能になっている。」

PL2「補給するタイミングがある、弾薬多め食糧少なめなら多分人数も少ない、乗り込んで良いんじゃないか?」

PL1「確かに、国家と組んでるなら、捨て駒で表向き処理出来るだろうし。」

PL2「人☆魚☆雷作戦とかどうよ。」

KP「魚雷ガールよそれ。」

PL1「ここから人魚の手を借りて進める訳だけど、どうやって進めるかだね。」

PL2「ライフルは?」

KP「ライフルで操舵手撃っても良いけど下降補正酷いのと距離的に・・・いや問題無いか。ライフルって何持ち込んでたっけ?」

PL3「ストナーライフル25。」

KP「問題ねぇか。」

PL3「もしかして駆逐艦で超遠距離クソ陰湿戦法するつもりだったのかお前・・・。」

KP「本来の予定としては。現在はかなり早回しで攻略してるから邪神一つとして召喚せず立ち回れてる。」

PL1「取り敢えず生き残りを探して、そこから武器と辿り着くまでのルート・・・だけど多分あのガイドと同じ様にスパイが居そうなのよね。多分島民だと情とかで絆されるから外部の人間として潜入させてると思う。」

PL2「長期間滞在自体を良く思わないだろうしな。下手に急がれるより、短期間で電撃戦した方が良い。」

PL3「多分ガイドが報告書とかネット経由のもの残してくれてるかもしれん。探ってみる価値はあるぞ。」

KP「シェルターの外が落ち着いた頃、こっそり街に抜け出すと数人の生き残りが銃を携えています。」

PL3「武器の種類を見て露骨に近代的なものがあったら撃ち殺せ。短時間ならバレない。」

PL3「多分電波塔破損したから通信手段も無いんじゃないか?警戒させるだけさせておいてステルスしてりゃ問題はそこまでないだろう。」

PL1「とはいえ戦闘チュートリアルが推理と和解になっていた以上、テロリストの主犯も同様の事をする可能性も否定出来ない・・・。」

PL1「が、次の部に続く以上バッサリ切るか一悶着あるか、半端な箇所で打ち止められる可能性もあるから強引に進めて問題無いと思うぞ。」

PL2「報告書があるとしたら向こうも持っているか受け取っているんじゃないか?潜入した方が早いな。」

PL3「多分巡回中だから港に掃討戦用の船がいるはず。人魚船舶免許持ってたりしない?」

KP「馬に自動車免許問う並の発想だぞそれ。」

PL1「デットーリ家のガレージにはガリレオとサキーいるからな。」

KP「対魚雷は気にしなくて良いです。対船の装備は機関銃で補って邪神用に砲台があるって感じです。」

PL1「魚雷で狙う様な邪神じゃないか、それだけの火力を絞らないと殺せないか・・・海に届かせる必要が無いか。・・・ゲームバランスじゃなくて裏がありそうなんだよな。」

PL2「『ゲームバランス調整です!』とか言ってしれっと設定の反映とかしてくるからな。」

PL3「ジルヴィスターの周りに居る奴は例外無くこうなるのか・・・?」

PL1「まぁ段々似てきてる。」

PL2「マインドコントロールの手法を推察して知恵を回させる、ポテンシャルを少しでも多く引き出させる奴だぞ。」

KP「一応行こうと思えばすぐに到着します。」

PL2「怪異症候群みたいに道中かかるタイプかと思ったら哥欲祟みたいにアッサリ到着する奴?」

KP「ここから調査パートになりますが、結構長いのでシーン別に抜き出して繋げてます。」

KP「駆逐艦の指揮官は『ルーカス・グエン』だそうです。彼は復讐心から冷徹な行動をする事が多く、その事件は残虐だが、戦略や戦術で見ればかなり理に適っているものが多い・・・との事。」

PL2「覚えたカスだな?」

KP「ケシカスくんじゃねぇんだよ。」

PL1「また懐かしいネタを・・・。」

KP「なんでイギリス人に認知されてんだ・・・。」

KP「殲滅用の人員も拳銃と散弾銃以外は持たされておらず、また、本来クルーザーから降りた際にチェックする係がいたと判明。」

PL2「殺した訳ではなく買収したんだろうな、露見しにくいだろうし。」

PL3「多分だが富豪から金ぶんどる商売やってる奴も居たんじゃないか?多分そっちの方が元取れる。」

PL2「多分富豪も邪神絡みじゃないか?もしかしたらイードラ辺りの勢力かもしれん。」

PL3「イードラが人魚関係者・・・の可能性は無いか。人魚少しは見てそうだし。」

PL1「吸血鬼が誰の眷属か、ミ=ゴだったりもしそうね。」

PL3「吸血鬼をあの船にぶつける・・・というのもアリだな。」

PL2「多分起きるとしたら自動的になると思う。」

PL3「信仰を支えてた島の連中が死んだから墜落した可能性もあるけど。」

PL2「可能性としては低そうね。」

PL1「よし、取り敢えず問題無いな。」

PL2「良い感じに思考も温まってきた。」

KP「・・・それでは、人魚に導かれ、確実に進み、停止した隙に乗り込みました。」

KP「しかし、カメラが先にある為上手く進めません・・・。その先に侵入用の扉が開いています。」

PL3「通れってか!?」

KP「はよ通れや。」

PL2「写真術と隠れる?」

KP「隠れる単品じゃダメかなーって感じ。」

PL3「変装でリカバリしつつやるかな。」

KP「人魚どうします?」

PL3「ついてきてるんだ。」

人魚1「ついてきちゃったの。」

PL3「・・・少し待った。」

PL3「もし人数少ないなら外側から行った方が良くね?」

PL1「真正面から行けば資料回収出来そうだけど・・・。」

PL3「テロリストグループは内部の抑圧を行うべく資料を集めている可能性が高い。復讐心で動いてる奴は主義や思想を演じる為に徹底している可能性も高い。」

PL2「ワンマン感強そうだからトップ最優先で狙う感じになるかな。」

KP「NPC考えてないんで死んだら名前付けてあげてくださいね。」

PL3「じゃあ甲板まで登って行くかぁ!」

ナレーション「少し後」

KP「不意打ちで組み付いて口塞いで確実に殺すプロの動きでしたね。」

PL3「見事な連携だった。」

KP「友情トレーニングだったな。」

PL3「資料室のものを漁りたい。先ずは駆逐艦の種類をだな・・・。」

KP「それでは、記載された文章を。」

KP「『核搭載型エヴァン級駆逐艦-カルダシェフ』」

KP「架空のものとなっております。」

PL3「道理で知らん船だった訳だ。」

KP「お前対策だよ。」

PL3「まぁでも核詰んでる+魚雷は無いだから核魚雷ではないって事だな。多分専用の砲台があるとか、水中翼船じゃなくて良かったな。」

KP「・・・ああ、確かに射出出来そうだなそれ。」

PL1「ちゃんと計算しなさい文系のバカ二人。」

PL3「ういっす。」

KP「サーセン。」

PL2「どゆこと?」

PL1「核弾頭は大体垂直に撃って当てるものが多いんだけど・・・それを水平に直当てするって事ね。水中翼船はキャビテーション起こすから時速113km超えたらアウトなんだけどそれだと速度足りないと思うのよね。」

PL2「大体分かった。」

PL1「だから仮に核撃つなら止める手段として邪神を呼ぶっていう想定が出来るの。」

KP「そっちの方が時間の猶予あるしゲーム的に良い気がするのよね。」

KP「搭載された核の情報、過去の核実験、そして、邪神に関しての資料を置いていた。」

KP「また、あのガイドの計画もあったが今は関係の無いものだと捨てた。」

KP「それぞれの日記には、復讐心や報復心、理解は出来るが杜撰さを節々から感じる。」

KP「リスト上の七割は殺した、もう少しで心も擦り切れ、やがて殺しに異変を感じなくなるだろう。」

PL3「資料それだけ?邪神の詳細は・・・。」

KP「ありません。その資料は別の部屋に存在する為、表紙だけです。」

PL3「念の為隠れる振っとく。」

PL1「表紙はどんな感じのタイトル?」

KP「『邪神に関する世界各国調査票』インターネットを利用し少しでも該当しそうな人間を探したものです。」

PL1「国家絡みなのはマジだったか。」

PL2「まぁ邪神なんて居るだけ邪魔だからな。」

PL3「第二部前回のリプレイも見たから推測するなら邪神殺してくシナリオっぽいな。」

KP「ふふふ・・・。」

PL3「やっぱ違うなこれ。」

PL2「隠し事はするけど嘘は言わないからな。」

KP「正直閉鎖海岸は一幕二幕にサボったツケで難易度上がるシナリオだからもうほぼ終わらせたせいで大してやる事無いのよ。だから第二部第三部用に色々やってる。」

PL1「長期シナリオも悩みもんだな・・・。」

KP「・・・ちなみに資料室で八回以上目星を振ったため特殊イベントが発生します。」

テロ長「何やってんだ? 俺にも見せてくれよ。」

KP「全員、足が粘つく様に動かない、恐怖をこの男から感じる。人魚に限っては汗を止めない・・・しかし、邪神ではないと直感出来た。だが、到底人間とは思えない代物だった。」

テロ長「・・・契約の残り香がする。邪神からの差し金だな。・・・ふむ。」

テロ長「先ずは足だ、服を脱いで床に伏せて腿を見せろ。武器が無いか確認次第撃つ。尋問の必要があるから殺しはしないが、もし危険だと分かれば即刻殺す。」

テロ長「口封じもした、余計な事を言わない様に祈っているよ。」

テロ長「・・・やはりあの女の言う通りか、目敏いな、あの魔女。」

テロ長「・・・良し、脚も撃った、武器も確認した。服を着て良いぞ。殺した仲間はどうでも良い、中東で培っただけの使い捨ての人材でしかない。」

KP「彼は資料室でノートを一枚一枚燃やしていた。」

テロ長「・・・日記を燃やしていただけさ。後腐れが無いようにな。」

KP「人魚が先から妙に震えている。」

PL1「心理学なしで分かる?」

KP「はい。」

PL3「もしかして、会った事があるんじゃないか?それか封印であれば邪神に似ているとか・・・。」

PL2「それだったらもう少しSANチェックの値大きくしてる。」

PL3「ここで本命出てくるとは思えんのよな。」

人魚1「・・・私を恨んでるなら私だけ、約束出来る?」

テロ長「いいや、復讐に正義を貸してくれた連中に報いる為だ。」

テロ長「情を持ち込んだら世界は滅ぶ。邪神のいざこざに巻き込まれたなら、滅ぼせる間に滅ぼす。これが正解以外の何と言うか。」

テロ長「お前達が来るのは予想外だったが、最初に一人居なくなった時点で予想していた。」

テロ長「ふむ・・・さて・・・どうしようか。」

テロ長「・・・うん?一人居ないな。」

PL3「おっと、すまねぇな。動画だとカットされてるが定期的に隠れる振りながら戦ってるんだ。」

PL3「まだ振り向くなよ、MP切れも遠くねぇだろ。」

PL3「先の申請通りやってくれ。」

KP「そろそろ尺キツイからいいよ。」

PL3「ネタ部分カットしろよ。」

KP「訳し易いからに決まってんだろ。」

英語訳「(I don't hope thinking a lot.)」

人魚1「よし!今ならやれる!」

KP「記憶を曇らせ、変装を終え、説得を試みようとした。だが・・・。」

KP「彼は、得体の知れない夢でさえ受け入れた。」

テロ長「どうしてお前が・・・?」

共犯者「寝ぼけてんのか、お前が来たんだろ?」

KP「・・・敗戦と共に、時間を忘れて。」

共犯者「・・・行くぞ、共犯者。俺もお前も・・・一緒だ。」

テロ長「・・・ああ。」

PL2「ライフルを頭に向けて撃ち抜く。自動成功でお願いね。」

KP「銃声と共に、脳が深く炸裂した。」

KP「・・・その死を受け入れ、事切れたのだ。」

PL3「復讐者は色々残し過ぎなんだよ、忘れちまわないようにするのは良いが、少しは自分で覚える努力もしておけよ。」

KP「ぐあああ!!」

PL2「今の演出じゃなくてリアルKP発言だろ。」

PL1「多分視聴者と大きく意味合い変わってるわよそれ。」

PL3「資料のチェックはまだ良いか、下手に読んでSANチェックしたくねぇし。」

PL1「一人SANが5の奴いるからな。」

KP「じゃあエンディングに入ります。」

KP「駆逐艦を停泊させ、乗り上げない様に人魚が調整し、降りる。」

人魚1「じゃ、私はここ離れられないから。何時でも来ていいわよ、ね?」

PL3「そりゃあいい、海同行ガイドは海の家にも無かったからな。」

PL1「海の家は海岸から離れないのが仕事みたいな所あるし・・・。」

人魚1「・・・ありがとね、皆。」

PL1「良いわよ、その程度。」

PL2「お前も無事で何よりだ。」

PL3「安心して旅立てそうだな。」

人魚1「皆!行ってらっしゃい!」

KP「こうして小さなボートで島を去った貴方達は、海上で調査団体に保護、しかしテロ組織は崩壊し邪神を狙った攻撃は続く・・・彼女はもしかしたら、次には生きていないかもしれない。」

KP「それでも、生き残れた事への感謝と、これから起こりうる問題にピリつきながら生きる。」

KP「島の方はこれを機に妖怪騒動は消え去り、新たに発見された神社は信仰を取り戻し、子供には見えるという小さな神様がいるそうだ。」

挿絵(By みてみん)

KP「第一部『Crash Steam Streaming』『全て、白日の元へ』『閉鎖海岸』終了となります。」

KP「即興で回してるから文面とか基本考えてねぇけど何とか回せた。」

PL1「紙二枚しか無いのそういう理由かよ。」

KP「変に考えても次の自分が従う訳ないからな。」

KP「次は第二部『悪夢の氾濫』最後に第三部『届かねばならぬ場所』出来ればどっちも一時間位の動画で収めたい所。」

KP「テロリストのトップが有していた日記を、修復・解読する事が可能になりました。」

KP「まぁそこまで重要じゃないんでカットしますけど。」

PL2「お前にしちゃかなりマイルドな過去だな。」

KP「ああ、それもそうだが。過去は悲惨過ぎると鬱や記憶障害起こして悪役になれなくなるからな。」

PL2「説得力があるというか・・・説得力が重い。」

KP「大学だと基本隠してるからな。大学内で知ってるの四人だけだろ。ああいう話ってすると基本縁切られるからな。」

PL1「そりゃ普通死人が多い男なんてホラー以外の何でもない、同情して心配する人間はそうそう居ない。」

KP「外見より性格って言っても性格が良い人間の方が少ないぞ。」

PL3「まぁ外見が良くなきゃ先ず性格なんて見ないからな。」

KP「なので悲惨な過去の人がいて、それに同情出来る程度に過去が悲惨な人が心動かされ、テロ組織を運営。復讐心を緩和させる組織として機能していた。」

KP「最後にエピローグ入ります。」


人魚1「これで良いかしら。」

クトゥルフ「ああ、これで杭は打った。」

クトゥルフ「信仰は取り戻したが、あの神官が呼べるまでは動けない。ここで生き残れる実力者であるならばどうにか出来るだろう。」

人魚1「そうね、態々人間の姿に扮して、神様のフリして、挙句の果てに変な妖怪を呼んで。・・・準備に年数掛け過ぎよ。」

クトゥルフ「こうでもしなければハスターの野郎が嗅ぎ付けてくるんでね。全世界でも他に杭は打っているが、この問題はハスターに見つからない様にしておきたい。」

人魚1「この問題ってどれよ。」

クトゥルフ「・・・これから起きる問題の事だ。くだらん夫婦喧嘩の話・・・の方が分かり易いか。」

人魚1「面白そうね、その話。」

人魚1「ねぇ、クトゥルフ。貴方はどうしてこんな事をしたの?弱った姿で私を強引にでも助けて、功績を捨てて祠なんて建てちゃって。」

クトゥルフ「そりゃあ、信仰が消える痛みを知っているからな。人に扮した途端これだぞ。」

クトゥルフ「ギリギリだ、ギリギリまで隠れて、タイミングを狙う。」

クトゥルフ「態々自分自身をベットに入れて賭けて勝った、これなら、正々堂々最高の不意打ちを叩き込める。」

KP「第三部のグッドエンドが解禁されました。」


ナレーション「始まりは、ある神格の生であった。」

ナレーション「ある神格は、勤勉にも数学を学んでいた。」

ナレーション「ある神格は、その仲違いに悩んだ。」

ナレーション「ある神格は、恩の為に探し続けた。」

ナレーション「ある神格は、生きたいと願った。」

ナレーション「・・・その銃を構え、火薬を捲し立てる。」

ナレーション「もういない家族の為に復讐を。」

ナレーション「『悪夢の氾濫』」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ