全て、白日の元に。「吸血鬼の館は午前中に焼け」
ここ結構大事
KP「第二の鏑矢・・・前回はダイスと推理のチュートリアルで、今回はバトルのチュートリアルですね。次回もバトル混じりに協力のチュートリアルがあります。」
KP「前回までのあらすじ、事件の裏で動く黄金列車を発見し、そこから鉱山の情報や美術品を見つけ神社があるのではないか、と推測した。」
KP「一つは大蛇、一つは頭だけの地蔵、一つは子供が立っている鳥居。そして、祠と人魚の絵・・・どれも不気味な絵であった。」
KP「という訳で今回もやっていきましょう。」
KP「妖探して日を求め、私達の曇り空を、暗い夜を終わらせて・・・『全て、白日の元へ』。」
PL1「何か言う事は。」
KP「SSDが四台中二台死んだ。だから今HDD突っ込んだもののデータ移行が済んでないしYMMの破損が悪化した。」
KP「動画編集が!!出来ない!!」
PL2「それはそれとしてさっきの答えは?」
KP「ああ、マイナーだからその程度は言っても問題無いか。」
KP「神に対抗しうるものだよ。」
PL3「ロクでもない奴か。」
PL1「眷族に接触するか、狂信者に接触する。」
PL1「吸血鬼の館にそろそろ行けると思うから、隠れる持ってるなら単独潜入で行ってくれ。」
PL2「もしもの時は写真で見せる。」
PL3「こっちは神社の捜索だな。聞き込みからやるか。」
KP「動画だと聞き込みはカットされます。」
PL1「まぁそうだろうな。一応鉱山関係なのと人魚がいたからシュノーケリングの道具とマニュアルを買い込んでる。ハニワくんに貰った。」
KP「可愛くてごめん?」
PL1「そのハニワじゃねぇよ。」
PL2「吸血鬼の館は見える場所だったっけ。」
KP「分かる場所にあります。行こうとすると止められます。」
PL2「歩いて言ったらダメなタイプの森かな。・・・あ、機関車のレールが繋がってたりは?機関車に足生えたりしない?」
KP「それ別のTRPG動画や。」
PL2「機関車正規ルートか。」
KP「後で分かります。」
PL2「でしょうね。」
PL1「吸血鬼の館は行方不明者多いらしいけど遺体とか見つかった?」
PL2「いや、全然。」
KP「道中は閉鎖されていて、車庫の様な建物の奥の扉を開けた場所から線路が延びてます。しかし以前の場所の様な雰囲気はありません。」
PL2「多分山の上だけど登れるの?」
KP「砂が撒かれてて登りやすいって事で。」
PL2「貨物は持ったままで。」
KP「持ったままで!持ったままで!」
PL1「突然競馬始めんな。」
PL3「現状確定しているのはさっき『トレジャーハントをする装備』だの言っていた家族がいた事だ。あれを見掛けていないという事は物を持ち込むのがトリガーになる可能性が高い。吸血鬼の館は貧しい人間を阻むシステムだという予想が出来る。」
PL2「トレジャーハントの場所だから、人々が寄り付かないのは金目の物目当てか、持たずに侵入したか。だから被害が多いと。」
PL3「攻略の糸口を置くとしたら機関車でぶっちぎるとかだからどの道こうなっただろうよ。貨物車置いとく訳にはいかねぇし。」
PL1「この後はどうする?」
PL3「こっちは神社に向かって歩くが一旦は向こうの写真待ち。スマホは使える?」
KP「電波塔で使えるって感じで。」
PL2「あーあー、聞こえる?僕はオーリー!」
PL3「ウーリー?」
KP「それ死ぬやつ。」
PL2「電波塔はどう?」
KP「モノみたいな攻撃は出来ないとか?」
PL2「違う違う、速度とか数とか。」
KP「緊急時の予告は遅くなります。数は一個にしとこう。」
PL2「まぁ多くても困るな。」
PL2「早速行くか。」
KP「ヒントを得る前に攻略しやがったので道中の描写はスルーします。プレイしてる時は一応やりましたが消しても支障ないんで。」
KP「吸血鬼の館・・・それは遠くから見た物と何ら変わりませんでした。漆塗りの様な黒い壁、毒の様な紫の屋根、塞がれた窓。」
PL2「逆に日光が弱点じゃない可能性が消えたから安心した。」
PL2「じゃあ安全策をとって館ごと燃やすか。」
KP「ドラルクー!!」
PL3「インディー・ジョーンズの決闘を銃で終わらせる奴思い出すなぁ。」
PL2「でも周りの状況も見たいなぁ、霧がかかってる訳じゃないんでしょ?」
KP「そっすね。」
PL2「目星聞き耳で確認しつつ、SANで度胸試して上行くわ。」
KP「うい。電気は通ってないんでスマホか懐中電灯か・・・ケミカルライトが大量にあるって持ち物にあったな。」
PL2「昔百均で大量に買って遊んでたけど地震で役に立っちゃったからね。」
KP「SAN次第で進行ペースとライトの投げ方を変えますか。」
KP「視聴者に先に言っておくと吸血鬼はいませんが虫がいるので慎重に進む程ダメージになります。」
KP「・・・んーと、玄関近くに階段があって、奥の廊下に扉が見えますね。左側にはドアノブに血が付着しています。」
PL2「倉庫と食料庫か。食料庫側は奥がキッチンだろうから、倉庫優先として・・・血が付着している方が倉庫だろうな。」
PL2「吸血鬼の血なら吸血鬼は飯食うのか疑問だし人間だったら倉庫に籠って篭城したって筋書きが出来る。食料庫だったらグールとかになってるルートで見分けれる様にしているだろう。」
KP「アッハイ。」
PL3「アッガイ。」
KP「倉庫にはアンティーク品や貴重品、それ以外に箱が大量にあります。動かせそうなものが十個あり、外に持ち出すのも容易でしょう。」
PL2「留まり続けたらヤバそうだし一旦外に出て確認してからだな。日記とか入ってたら嬉しい。」
KP「日記は最近のものまでは入っていましたが、ここ一ヶ月の分がありません。確認する限り欠番も無いです。」
PL3「薬学で分析するから日記の紙の写真送ってくれ。」
KP「うーん薬学かー。植物学だけど製作か芸術も成功したらアリかな。」
PL1「代用アリにしたらご褒美あげる。」
KP「アリで。」
PL1「じゃあ前言ってたアウトラストのテクスチャ変更MODあげるわ。」
PL3「何それ。」
KP「敵役をジャニおじさんにする奴。」
PL3「ああちょっと前に話題になってたな芸能事務所の裏で未成年買春の元締めやってた連中のトップか。」
KP「当然だが評価悪いなオイ。」
PL2「日記読むか。」
KP「はいはい、日記には侵入者、特に金目の物を盗む連中を多く殺した記録があり、金の鉱脈が枯渇したかのような書き方をされていました。」
KP「また、盗む事に対しては『ここに幻想を抱かれてはいけない、あの場所に辿り着いてはいけない』という旨の内容が書かれており、そして、一冊だけ大事に一つの箱で保管されていました。」
KP「そこには箱を開け、日記を読んだものへの手紙がありました。」
KP「『人間の時代になった、なってしまった。人間はそれに気付いていない、そして、把握した人間がいち早くズルをする。』」
KP「『あの神社を壊してはならない、あの神社を開いてはならない。もし奴が目覚めれば、遙か星より破滅が襲来するだろう。』」
KP「『・・・もし、あの芸術品が残っているのなら、湖に沈めて、誰も拾わない様にしてくれ。探してはならない、知ってはならない、何より、信じてはならない。』」
KP「・・・と。」
KP「また、芸術品に関してのものがあると示されていますが、それは見つかりませんでした。」
PL2「うえぇ、ねぇのかよ。」
KP「奥を探索するか・・・図書館・・・図書館爆発して消滅してたなそういえば。」
PL3「本当に申し訳ない。」
KP「図書館消し飛ぶの想定してねぇわ。」
PL2「でも人魚は確認してるし、霧が濃いとも言ってないからこれ上で湖で探すとか天体観測用の望遠鏡があるとかしそう。」
PL1「TRPGで家具配置まで決めるKP他で見た事ないんだけど。」
KP「進捗次第で家具配置決めて攻略の糸口にしてるだけです。後はどれだけ揚げ足とってくれるかで決めてます。」
PL3「揚げ足取りを有効活用する奴初めて見た。」
KP「目星とかは自動成功って事で処理して、他に探したい物があったらダイス振ってください。」
KP「気になる場所を写真で送れば追跡で振れます。」
PL2「いやガソリンとマッチで燃やすんで安心して。」
KP「え?」
PL2「害虫多いから燃やした方が後々の為になるし。」
PL1「今の所確認してるの倉庫と階段と屋上までのルートだけだぞ。」
PL3「午前中だから今のうちにやっとけ。」
PL1「まぁ多分奥行っても芸術品周りか一ヶ月分の日記あるだけだし。」
KP「えぇ・・・じゃあ燃やします。」
KP「燃やした先に、白い壁、白い床、傷一つなく、傷と思った箇所を拭うと汚れていただけ・・・そんな部屋がありました。」
PL2「扉はある?」
KP「あります、普通に開きます。この部屋の素材を知りたければ化学、物理、知識×1で判定してください。」
PL2「もしかしてだけど、金属があればシェルターの材料にする・・・とかじゃない?」
PL3「成程、降りてこないのも余程痛い目にあったか、だな。」
PL1「しれっとやってるけどあんな反応しながら燃やす前提で建物組んでんじゃねぇか!!」
PL2「怒らないのが鬱なのか嘘なのか分からんくなってきたせいで難しいな最近。」
PL3「嘘は言わないけど隠し事はするからなコイツ。」
PL2「写真撮っといて・・・知識判定もやっとくか。コンピューターも振っておくように残しておく。」
KP「りょ、じゃあ中を見る・・・という事で。」
KP「埃一つ無い空間がそこにありました、本棚が一つ、そしてテーブルに椅子、ベッドと一通り揃っている中、一つだけ気になるものがありました。」
KP「人魚の彫刻、別に大きい訳ではありませんが、リアルな造形をしています。どうしますか?」
PL2「燃やしてみよ。火残ってるだろうし。」
KP「えーと、その場合は・・・燃えません。表面に触れると、日の当たった箇所は熱いのに反対側は殆ど熱を感じさせません。」
KP「壊そうともしましたがビクともしません。シェルターと同じ素材で出来ており、逆にどうやって作ったかが疑問に思える程硬く、強いものでした。」
PL2「じゃあリアルらしいからメルカリで転売したらしばらくした後に『人魚像をケツに刺して死亡した男性の遺体発見』とかニュースになりそうだな。」
PL3「ダーウィン賞チキチキレースだな。」
KP「女だとアルコール浣腸がいるからあれのせいで勝てない所がある。」
PL3「野菜じゃ瓶には太刀打ち出来んな。」
KP「そういうもんなん?」
KP「えーと、その人魚の彫像は持ち出しても害はありません。しかし唐突に先程見た湖が気になり出します。そこに人魚がいたのではないか、そう思ったのです。」
KP「しかし湖に赴いた所で誰もいませんでした。湖の風貌はほぼ円形で開けており、底にハッチや扉がありそうな気がします。」
KP「人魚の像を近付けると、当然の如く反対側に虚像が出来ます・・・しかし。」
KP「壊れた像を近付けた時に、同じ様に人魚の全体像が、水面だけに映し出されました。」
PL2「まぁこんくらいクトゥルフだしあるか。」
KP「それもそうだな。」
KP「一応言っておくとそれぞれ人魚像は少しだけ違います。似てはいますが部分的に異なるのです。」
KP「他に何か?」
PL2「これは底とかその周りはどうなってる?」
KP「底は綺麗です、しかし、それ以外は随分汚れてますね。」
PL2「・・・料理って石関係扱う人もいるしPL1の芸術か知識で判定出来ない?」
KP「んー、石工用意しといたけどここで処理しとくか。」
KP「この彫刻は三百年以上前に出来たものですが、この館は二百五十年前、長期間の霧が晴れた後気付けばそこにあったものだそうです。」
KP「それぞれ祭りがあり、幕府の資料にもあったと確認されました。」
PL1「そろそろこっち視点も進めてくれ。」
KP「キリも良いからそっち視点かな。」
PL3「えーと、神社探索にあたって前回発見した植物から割り出すとかどうだろう。大量に生えている可能性も否めない。寄り付かないってそういう事じゃねーの?って可能性がある。」
PL1「それもそうね、鳥居って目立ちそうなもんだけど・・・ねぇ。」
KP「目星はクリティカルのみ受付ですかね。」
PL1「推測するならエナドリ代わりに薬物使って副作用に当たる部分を神頼み・・・とか。だから決して遠くではないでしょうね。鉱山の入口付近・・・。」
PL3「・・・もしかして洞窟の中じゃ?」
PL1「その可能性は失念していたわ。」
PL3「入口は高い所にはないだろう、低過ぎる事もないが、物によっては鎮火の為に水を流し込める準備がされている筈だ。」
PL3「それのついでに水をやるとして・・・さっきの湖がヒントだろう。分かれているか別の湖があるだろうな。」
KP「(こいつらがIQ高いせいで想定より早い上に難易度設定に困るんだけど。デバッグの意味ねぇんだけど。)」
PL3「見つかった?」
KP「あるけどちょい待ち。」
KP「人魚はストーリー上重要だから先に処理しとこ。」
KP「人魚に解説は・・・軽くかな。」
PL1「まぁメジャーだし似た奴多いし。」
KP「世界一有名な擬人化まである。」
PL2「湖の虚像って写真で撮れる?」
KP「進行早くなるので写真術自動成功で。」
PL2「おっけ。」
KP「神社は寂れた雰囲気がします。その向こうには危険だと捲し立てる臭いが、好奇心を試す臭いがします。」
KP「・・・それでは、妖怪の話をしましょう。」
KP「名は人魚、上半身を人の裸体、下半身を鱗で包まれた魚・・・手術で取り付けたとしか思えない構成なものの、しかし生命としては美しい。食えば不死になると言われる、正しく尾鰭のついた話です。」
KP「もし近付けばその頃には魂が魅了され、水に飛び入るでしょう。逆らう頑強な精神があるか、試してみますか?」
KP「進みますか?進みませんか?・・・逃げ出しても良いでしょう・・・ただし・・・。」
KP「その頃には、島は火の海に沈むでしょうね。」
PL3「検索しても出てこない奴使ってくるの対策し過ぎだろ。」
KP「神格に対抗出来るの大体マイナーなんで・・・。」
PL1「寿司ペロおでんツンツンの同類みたいな奴ばかりだからな妖怪。」
KP「ところで神社の方には入りますか?」
PL3「さっきの情報はあくまでPL情報でPCは知らんからな・・・嫌な予感とさっきの薬学の結果で怪しんで即座に侵入するだろう。」
PL1「普段だったらメタ推理からの荒らし周りコースだけどね。」
KP「どちら側から進行しますか?」
PL2「・・・人魚の像、もしかしたら片方は海の中でしか生きれないとか?」
KP「どうします?」
PL2「一回脱いで飛び込むか。あの湖。」
ナレーション「完全に忘れられたシュノーケリングキット。」
KP「やる分にはいいけど低体温症デバフかけときますね。」
PL2「隣で館燃えてんだぞ。」
KP「その説得は無理があるぜ。」
KP「低体温症は技能値判定-10だぞ。」
KP「分かったか?」
PL2「突然全裸になって泳ぐ奴が低体温症になる訳ねぇだろ。」
KP「KP説得に酒補正は乗らねぇぞ。」
PL3「んー、でも周り低体温症になるって即座に返されたから動きとしては想定範囲内だろ?ワザと下げてる可能性もあるから行ってこい。」
PL2「確かに、質問しても一時間位考えたり一回答えたものも後から訂正したりするしねこの人。」
KP「記憶がボロボロなんで日記に書いてある内容が別の日には変わってたりすんのよ。」
PL1「笑えねぇ奴だこれ。」
KP「継承物語の原型がデータ消失で上手く書けてねぇからサボってTRPGやってんだよこっちは。」
PL1「描くのは絶対止まらないのか・・・。」
KP「鈍るは鈍るけど別の作品のアイディアが出て停滞してるだけで・・・集中力が予算の取り合いしてるって感じ。」
PL3「たまにドギツイ下ネタ入ってるのそれが理由か。」
PL1「それは周りにマトモな人が少ないからだと思う。」
PL2「下ネタがファンタジーじゃなくてドキュメンタリーだからな。」
KP「次回から下ネタ調整の動画も作るんで見てね。ちなみに第一回は『ニューハーフ専門の詐欺師』です。」
PL3「そういう事じゃねぇよって言おうとしたけど内容クッソ気になるわ。」
PL2「私聞いた。面白いけどそれ以上に感心する話だった。」
PL2「ヘルスの話だよねアレ。」
KP「お前が新潟に行ってその時に『女の子相手じゃないなら良いかな』とか言ってたからだぞ。」
PL1「一番複雑な気持ちになるの私なんだけど。」
KP「女の子だぞお前は。」
PL1「レムも女の子判定なのにニューハーフが男判定なのがね。」
KP「ニューハーフは男と見るか女と見るかで楽しみが変わるんで言及しないわ・・・。」
PL1「結構楽しんでんなお前。」
KP「飛び込んだ後に、貴女は何者からか手を引っ張られました。」
PL2「吉良吉影みたいに?」
KP「シアーハートアタックじゃねぇんだよ。」
KP「溺れそうになった貴女は半ば強引に助けられ、その上で言われました。」
人魚1「・・・ここまで来て沈むなんてとんだ馬鹿ね、今回だけよ。」
PL2「手錠使って確保。」
KP「どう繋げます?」
PL2「相手の片腕と自分の片腕。」
PL3「何してんだお前。」
PL2「いやもう残りSAN15しかないから。」
PL3「カラッカラじゃねぇか。」
KP「裏で削りまくってこうなってた。」
PL2「『ずっと一緒だね♡』」
PL3「もう助からないゾ♡」
KP「口からファーファ吐いて逃げるかもしれんやん。」
PL2「小板橋じゃないぞここ。」
KP「人魚は彫刻を見ています。」
PL2「やらんぞコイツは転売後病院で回収するんだな。」
KP「この世のものとは思えないアンモニア臭しそう。」
PL3「この世のものとは思えないアンモニア臭ってなんだよ。」
KP「人魚は逃げられないと悟り、諦めました。」
人魚1「こんなサイテーな物使って!もう!ありえない!!」
PL1「演技に力入ってて可愛いよー。」
PL2「即席でやってるとは思えないよアリス。」
KP「うるせーなガキ共。」
人魚1「ちょっと待って・・・その彫刻は何?」
人魚1「昔貰ったけど削れちゃうから貰った祠に置いておいたのよね。大切に祀ってもらったし。」
人魚1「・・・片方割れてる・・・どうして?割れたりしない筈よ。」
PL2「削れるのに割れない?」
PL3「純水かこれ。」
PL1「王水とかはキャパが少ないからね。」
PL2「ガラスの器は溶けないので、安心してください!」
KP「クロロ酢酸と硝酸混ぜんな。」
KP「人魚の質問にはどう答えます?」
PL2「あの絵を持ってきたい。」
KP「探す様に持ってきたって事で。」
PL2「この絵を元に探しに来て、似た彫刻をくすねた吸血鬼がいたから燃やして貰ってきた。」
人魚1「・・・吸血鬼・・・ああ、ピラニアの人間版ね。洞窟にいるチスイコウモリの方が賢いわ、あんなの。」
PL2「盗んでは来たが祠の絵もあるからな、これ探して納めに行こうと思っている。」
PL2「手錠外すから一緒に行ってくれるか?」
PL2「祠を知っているなら嬉しいし、沈んでも問題なさそうだ。」
KP「こっちの子は・・・言いくるめ自動成功ですね。」
人魚1「・・・うー、足ないから背負ってくれない?」
PL2「それ位なら。」
人魚1「服は・・・肉体の保護でカバーしとこ。」
PL3「服(装甲)」
PL1「絶対領域(装甲)」
人魚1「・・・そういえば、潮の匂いもしないけど貴女はどこからきたの?」
PL2「バファリンの話?」
人魚1「テトラポットぶつけるわよ。」
人魚1「貴女、海の匂いもしないから山奥で過ごしているのね、私の同じね。」
人魚1「同じ山のよしみで教えてあげるわ。」
PL2「同じ穴の狢みたいに言うな。」
人魚1「あの彫刻は私達を見て作ったものよ、昔はもっと居たんだけどね・・・最近は人が増えてるけど事故もないから引き籠ってるの、ここだと槍で貫かれる事もないし。私の知る限りはね。」
人魚1「人が増えてるけどこっちには来ない・・・けど、そんな時に一人、キャンバスを携えた人が来たの。同じ様に溺れてね。溺れた後に助けた人って命掛けて守ってくれるから信用出来るのよね。」
人魚1「もう片方は・・・お姉ちゃん。・・・だけど、昔から人を信じないの。神社の近くで人を溺れさせて殺しちゃうの。私を大事にはしてくれるから良い人ではあるの。・・・と言っても百年以上姿を見てないけど。」
PL3「・・・ほう。」
KP「一旦休憩・・・として前回の動画に乗せなかった人魚周りの情報を振り返ります。」
KP「人魚は変身をする化け物、しかし・・・。」
PL2「彼女は変身しなかった・・・あと、多分魔術による変身があるとなるとニャル関係の可能性がある。」
KP「ゴルゴロスの肉体歪曲の事だな。ちゃんとさっき検索したから。」
PL1「ゴイアニアの肉体歪曲?」
KP「魔術でもなんでもねぇなそれ。」
PL3「前の動画のシナリオこれでニャルだと予想して立ち回ってたよな。」
KP「ニャルだと知ったと明かすのはKPが立ち回り変えるから基本言わん方が良い。」
PL3「追い詰め方の作法って感じか。」
KP「他に『人魚は水没事故の原因』『人魚は群れで活動する』とかがありました。しかしこれらは古い資料にはありません。」
PL3「結構情報イマイチだなこれ。」
PL1「じゃあ簡単なトリックになってそうね。」
PL2「トリック仕組まれてない可能性もあるけどね。どうなんだろ。」
PL2「もうちょい進めた方が推理楽じゃねぇかな?」
KP「そうする?」
PL3「行け行け、自信があるらしい。熱が覚める前にやってやれ。」
KP「じゃあ神社パートです。先までの情報は受け取った状態で、警戒しながら進みます。」
KP「しかし、神社に入った時には・・・手遅れでした。曇り空の様に灰色が空一帯に広がり、鳥居へ振り返ると既に異界に落ちた様に。」
PL2「入ったらダメなタイプじゃねーかこれ!!」
KP「振り返った先に、人魚がいました。百鬼の警告通りに。」
KP「しかし、心配する様な目付きで此方を見ます。」
PL1「やっぱり変身しないか、人魚にも種類あんのかな。さっきの神格が違うってのが一番納得出来るけど。古い資料にないってのもそれに加担してる。」
PL3「最近鞍替えしたって感じか、ベースの設定的に言うなら勢力が弱くなったからとかだな。」
PL1「人魚社会も世知辛いのね。」
KP「百鬼との連絡が途絶えましたが、すぐに追い付きます。」
ナレーション「動画だとカットしてるけど少し前にあったシーン」
PL2「『結界!?途中から人魚が洞窟近くの池に入って先に行ってる!危ないから行かないで!』・・・と言われた。」
PL3「・・・奴が姉って事か、接近出来るか?さっきの虚像と一致してるか?」
PL2「壊れた方と一致してるけど・・・正直あんまり変わらないし・・・うーん。」
PL3「妹の方が追い付いてない・・・かと言って離れるにも結界なんて言われてたら脱出出来ない可能性も考えられる。」
人魚「あら、壁で防がせて貰ったわ。貴女達に関わらせない方が為になるのよね。」
PL2「いやいや、助けて貰った分、恩返しといこうか。困らせない為にね。」
PL2「目星で池の底を見たい。」
KP「・・・んー、場所的に自動失敗にしたいけどな〜ヒント少ないかな〜。」
PL2「人魚の話がミスリードな気がする。人魚が態々こんな場所に引き摺り込まなくても湖に入れちまえば良い筈なんだ。先ずマイナーとか言ってたけどマーメイドとかセイレーンがマイナー扱いな訳ないでしょ。」
PL3「それもそうだな、疑問には思っていたが・・・先ずそんな日本の妖怪に詳しくねぇから頼んだ。」
KP「と言ってもさっきから気付いてる口振りだな。」
PL2「戦闘チュートリアルならそこまで凝ってないだろうし・・・うん、確かに『戦闘』のチュートリアルだわ。」
PL2「バカと一緒に暮らした分、そいつにだけは分かり易い口説き文句で納得させてやるよ。」
人魚「・・・へぇ?」
PL2「ソラリス、映画タイトルでもあったな。スワニスタフ・レムの作品で、それを映画にしたもの。」
KP「スタニスワフな。」
PL2「しばくぞ。」
KP「え?」
PL2「望んだ幻覚を見せる話・・・だな。」
PL2「美しい鏡だよな、湖。願いを映し出し、そして・・・。」
PL2「日の光を写し続け、夜を望んでいないと示し・・・。」
PL2「迷い込んだ人間に、地獄を気付かせず、ひっそりと殺し。」
PL2「奇妙なSFと繋ぎ合わせたらこんなストーリーが出来る、そういう事だ。『全て、白日の元へ』ってな。」
PL2「いっつも色んな本と映画を教えてくれる馬鹿な男が居たから、すぐに分かったよ。」
KP「え?」
PL2「これお前が前言ってた奴だぞ。」
KP「へぇえ・・・!?」
PL1「鬱病と記憶障害の影響でしょうね。」
KP「まぁ、何にせよ助かったならいいや。」
PL2「さて、ここからが本格的な推理だ。」
PL2「二人一役のトリックだ、君は姉などいない、姉を信仰で作り出した、本当は一人だった。」
PL2「最初のミスリードは彫像、虚像が壊れても出る・・・即ち異界に居る事の示唆だが、よく考えてみれば、それであればもう一つの彫像も逆に虚像だけ壊れていた方が納得出来る。」
PL2「引き籠ってて姉の殺人現場でも見たか?いや、君は歩けない、何故なら・・・。」
PL2「君は神社を守っている立場だからだ。信仰が減り、脆くなった神社にて・・・人が迷い込んだら帰れないから・・・せめて安らかに逝ってもらう。」
PL2「恐怖させて近寄らせず、恐怖を越えたなら安らかに。・・・それが、君の正体だ。」
PL2「助けてくれてありがとう、恩返しの時間だ・・・打ち破りに行くよ!」
PL3「行くぞ!人魚!」
KP「交渉技能ミスり過ぎだろ。」
KP「あやっべPOWファンブった。」
PL3「それもう人魚ベタ惚れレベルの事にならない?」
人魚「生ぎだい!!私を陸に連れてって!!」
PL1「人魚って生殖器どうなってんのかな。」
KP「今その話する?マジ?」
PL2「取り敢えず腕でも組むかな、恋人みたいに。」
KP「四次元殺法コンビみたいに?」
PL2「違うそうじゃねぇ。」
KP「良い子の諸君!」
PL1「ケンタッキーのCMで過去にカーネル・サンダースを演じた俳優にノーム・マクドナルドという人物が居た。」
KP「敵を毛嫌いするよりかは、手を組んだ方が話題になるという事だな!」
PL3「滅茶苦茶息ピッタリやんけ。」
KP「もう十二年付き合いだからな。」
PL1「ザ・ミドルとかドクター・ドリトルの人だよなって思って調べたら『童貞ペンギン』とかいう作品出てきたんだけど。」
KP「日本語訳があまりにも上手い。」
KP「カーネル・サンダースって直訳するとサンダース大佐になるのか。」
PL1「ケンタッキー・カーネルっていう名誉を受けたとの本名がハーランド・サンダースだからサンダース大佐になるのよ。」
KP「色々ぶっ飛んでる人だから調べる価値あり。」
PL3「ちょっと待った。少し時間くれ。」
KP「うい。」
PL3「さっきチスイコウモリとか言ってたから湖の底が洞窟経由で神社の池に繋がってる?」
KP「そうですね、洞窟潜入すれば分かりますが洞窟はガスの即死トラップ多めなんで道具があるとこの事実に簡単に辿り着けます。てっきり買い込んだ酸素ボンベこれに使うと思ってた・・・。」
PL3「鉱山からの洞窟潜入ならシュノーケリングの道具があれば進めると思っていたが湖と神社が繋がってるのはあんま気にしてなかった。というかそうだとしても優先順位低いし、精々神社の脱出ルートかと。」
PL3「信仰と力、日本の神話だと昔っから多い設定だな。・・・黄金列車で芸術品を運ぶ・・・まぁ、事実上隠している訳だ。」
PL3「何故か目星や芸術を振らなくても『頑丈』や『強固』というワードが出て来た。」
PL3「破壊出来る物は処理して、破壊出来ないものは貨物車に入れたまま・・・つまりあの事件はついでに起こされたものである可能性が高い。」
PL3「あの女、どの立場にいる?間違いなく神の敵に該当する。」
PL3「敵になる可能性は高いし、どこかの勢力に所属している可能性が高い。殺して正解だった。」
PL3「例えば、妖怪を倒す為に敢えてそうしたとか。観光客を仕入れ、新しい人を仕入れ、そして、信仰を削ぎ落とす。順序は不明だが、観光に都合が悪いから倒すなんて事もあるだろう。」
PL3「・・・だが、俺の予想としては・・・。」
PL3「あの神は祟り神或いは邪神で、封印をしていたんじゃないか?それが、それを倒す為に妖怪を誘き出し、戦わせ、残った方を倒す。人魚もそうしている可能性が高い。」
PL3「どれにせよろくでもないぞこれ。仲間がいたら殺す必要が出てくる。」
PL2「料理技能持ってる奴いたなそういえば。」
PL3「制作技能もあるぞ。」
KP「死体で振るなよ?」
PL1「生きた状態で振れってよ。活け造りだな。」
KP「女体盛りがマシってどんなラインだよ。」
PL3「でも放送コードだと死体盛りは許されてるしお子様ランチも許されてるぞ。」
KP「野菜でも動物でも死体盛りだしお子様ランチだよ。うみねこで人体にしても問題ないけど理屈的に否定できないんだよ。」
PL1「じゃあマシだから女体盛り放送しようぜ差別って言われたら男体盛りも追加しろ。」
KP「LGBT盛りはパリ五輪で見たからな。」
KP「まぁ戦闘のチュートリアル、即ち敵味方を判断する能力って事です。その上で、死や信頼を避けたり得たりをするのが目標でした。」
KP「まぁ信頼の理由がファンブルですけど。」
KP「では、そろそろタイムリミットです。」
KP「・・・タダでは行かせません、さぁ、その背後にそっと・・・涎が垂れてくる。」
KP「さて、妖怪の話をしましょう。」
KP「一つ目は・・・本当に一つ目でしたね。頭だけの地蔵・・・いわば、頭地蔵。それは寂れた寺や神社に住み着き、人を食らう一つ目の妖怪です。」
KP「二つ目は赤鱗、寂れた神社に住み着き、神を食らう妖怪です。資料はほぼありません。」
KP「三つ目は迷い鳥居、来た人や神が戻ってきた際に自らの内部に取り込み、異界に封じ込める。」
KP「神に匹敵する・・・危険な妖怪達です。」
KP「・・・さて、貴方達に乗り越えられましょうか。」
KP「はい、閉鎖海岸がちょい短いのとこっちの時間が多いので調整で時間変えてます。」
KP「二部三部これより長いんだけど大丈夫かなぁ!?」