1
初めまして、かおともって言います。
はじめてなので優しくしてください_:(´ཀ`」 ∠):
これは神達のお遊びに巻き込まれたある青年 櫻井 由貴のお話。
「おい、由貴、あの伝説のMMORPGのリメイクが出るってよ!」
スマホを俺に見せてくる、興奮した顔の男。
彼は親友の酒井 昌也。中高大同じで、さらに社会人になっても同じ会社で働いている。
特に二人でここ行こうと決めた訳でもなく気づいたら一緒だったみたいな感じだ、所謂腐れ縁ってやつである。
食事中は静かにしとけよと思いながら画面をよく見るとそこには俺と昌也が高校、大学の時にハマりすぎて学校を休んでまでやったゲームのタイトルが映っていた。
まぁ留年とはしなかったし、大学四年生の時に何故か唐突にサービスが終了したから就職にも影響はなかった。
でもあの時はショックで一週間以上は立ち直れなかったなぁ......昔の事を思い出していると昌也が顔を近づいてきた。
「なんか反応してくれよ! 周りの人がめっちゃ哀れな目で俺を見てるんだけど......」
周りを見てみると確かに哀れな目でこちらを見ていたご飯中に大声出すのが悪いなこれは
「お前の日頃のおこないが悪いせいだな。哀れな奴め」
「いや、それ絶対関係ねぇから! ってそんなことよりこのゲーム出たらやろうぜ」
「んー、仕事は最近そんなに忙しくないからいいけどいつサービス開始するん?」
「ちょっとまってな」
昌也がスマホで情報集めを始めたので俺は残りのご飯急いで食べることにした休憩時間もうそろそろ終わるしな。
「あったぞ、サービス開始10日後だってよ」
え?ちょっとびっくりしたせいで急いで食べてたご飯を吐き出しそうになったがなんとか堪えた。
危ねぇ......
「βテストも無しに唐突過ぎないか!?」
「でもサービス開始以外は書いてないしなぁ」
昌也がスマホを見せてきたが確かにβテストに関しては一切書かれていなかった。
「サービス開始十日前に唐突に告知するって凄いな、昨日までこんな情報流れてなかったよね?」
「俺が知る限りは無かったな。まぁそういう時もあるんじゃない?」
そういう時もあるか。
んー、まぁいっか。
「情報収集は後にしてとりあえず会社に戻ろっか、早く行かないと遅刻するよ」
「あ、本当だ。スマホ眺めてたらもうこんな時間かって俺まだ食べ終わってないんだけど......」
ご飯食べたながらスマホ見るのが悪い。
「バカだなぁ」
呟いてみたが本人は食べるのに無我夢中で聞いていなかった。
その後昌也は驚異的な速度でご飯を平らげ、会社には遅刻せずに行ったのである。
無事仕事も終わり残業はなかったのでそのまま帰路に着いた。俺と昌也は家も近所なので別々で帰る理由もなく一緒に帰っている。
「疲れたぁ!」
「まだ定時で帰れるだけ俺らは恵まれてるよ、世の中深夜まで仕事してる人だってゴロゴロいるからね」
「確かに、俺なら速攻やめてる自信があるわ」
「まぁそんな事より家で情報収集しようと思うんだけど来る?」
「行くー、この後どうせ暇だしな」
「おけー」
それからたわいない話をしながら家に到着したのである。
観ていただきありがとうございます。
文章がおかしいところやアドバイスなどがあれば是非お願いします(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
頑張って続き考えときます!
急展開は3話からになるので少々お待ちください!