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天使と悪魔  作者: ピーコ
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現代II その10

昼間だった屋上は、美しい夕日に染まり、屋上には、レヴィアタンと、悪魔の女子と、悠真シャティエルが倒れたように、横たわっている。


はじめに、意識が戻り起きたのは、蓮だった。


「つっ…!」


頭痛がし、こめかみを指で押さえながら、他にも横たわっている、悠真と悪魔の女子を見た。


「悠真!!」


蓮は、迷わず悠真の側に駆け寄り、悠真を抱えて悠真を力一杯、揺さぶった。


「悠真!悠真!悠真ーー!」


必死に、蓮は叫んだ。


ガクガク、大きく揺さぶられ、ようやく悠真の意識が戻り始める。


「……。ん?」


気がついた悠真が、蓮の必死な顔が、自分の至近距離にあることに、驚き、慌てふためく。


「れ、れれれれ、蓮!!」


言葉にならず、レヴィアタンでは無く、蓮だという事に気づいた悠真は、蓮に必死にしがみついた!


「蓮っっ!」


「俺、もう一人の蓮に殺されかけたんだ!俺、死んじゃったかと、思った!!」


「…悠真。」


悠真の可愛らしくて必死な顔が間近にあって、蓮は、一瞬ドキッと、ときめいてしまた。

不覚にも、思わず、赤面しているであろう自分の顔を悠真に見られたくない蓮は、悠真を引き剥がし、顔を背けた。


そんな、蓮の行動に、悠真は軽いショックを受けつつも、


「ー蓮?覚えているのか??それとも、あれは、蓮の別人格レヴィアタンじゃなくて、蓮の本心(芝居)なのか??」


悠真は、深く考えてなく思いついた事を、ただ言っただけなのだが、蓮は、真に受け、頭を横に振った。


「そうじゃない!悠真!俺は…、悪魔レヴィアタンに体を乗っ取られている、堕天使なんだ。」


「…悠真の言うように、俺の中には別の人格レヴィアタンがある。」


「だから、…すまない。悠真に隠していて、…悠真を危険な目に遭わせてしまって…、結局、俺は…何も出来なくて、助けてやれなくて、すまない…悠真…。」


重い沈黙が、しばらく続いた。


「…確かに隠していたのは悪い事だけど、そんな話をしたって誰も信じないよ。蓮。」


悠真は、蓮の隣にピッタリ寄り添い蓮の手を掴んだ。


(いつも、落ち着いていて、弱いところ

なんて、見せたことがない蓮が、しっかり者の蓮が、弱々しく落ち込んでるなんて!!)


そんな蓮を初めて見た悠真は、蓮に元気を出して貰おうと、必死になる。


「なんとなく、わかってたよ、蓮。」


「すまない、悠真、危険な目に何度も遭わせてしまった…。」


「だから、、二度と無いように頼むよ蓮。」


「…ああ、絶対に!」


悠真が握っていた蓮の手に、蓮が強く力を込めているのが伝わる。


(蓮…、本気なんだね。)



謎の悪魔の女子は、まだ、寝ているようで、目覚めそうにない。


屋上の空は、綺麗な茜色から、陽が落ちて、夜空に変わろうとしていた。






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