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上峰聡良と輪廻の女神様

暇人が思い付きで投稿致しました

 気が付くと真っ白な部屋に居た

「おめでとうございます!貴方は主神さまの気まぐれでもう一度生を歩む事が出来ます!つきましてはその世界についての説明を………」

目の前に突如純白のローブを纏った女が現れた。


 なんだこいつ?主神さま?というか何処だここは....


「ああ、はいここがどこでお前は誰だですか、ここは神々の住まう世界で私は輪廻の環の管理を主神さまに任された女神です。」


 え?おれそんなの顔に出てたか?つーか女神さまとか主神さまとか大丈夫かこのメンヘラは...病院行った方がいいんじゃ....


「失礼な事考えてますね..私は正真正銘の女神様ですよ、メンヘラでも頭の可笑しな異常者でもないですし。」


 いやいや、主神さまとか女神さまとか可笑しいでしょう何言っちゃってるんですか、良い年して自分を女神さまとかあり得ないでしょ少しは自重しましょうよ。


「なかなかに酷い言い草ですね...女神さま豆腐メンタルなんですから泣いちゃいますよ、というか貴方まだ一言も発していないのに会話が成り立っているのを疑問に思わないんですか....」


....言われてみれば確かに、え?本物の女神さま?転生本当にしてくれるの?つーかおれ死んでるの?


「最初から転生してあげるって言ってるじゃないですか...はい貴方は地球時間だと何年も前に死んで輪廻の環によって浄化されている途中だったんですよ。」


 ん?輪廻の環があるならいずれは転生出来るんじゃ.....なぜに転生?


「それは貴方の転生を地球にではなく剣と魔法の世界に転生させてあげようという主神さまの気まぐれ、もといお遊びの一環のためです。」


 え?まじで?剣と魔法の世界に転生?


「はい、剣と魔法...その世界の住人は技能スキルという力を用いて日常生活を送っています。ある者は剣を握り魔物を打ち倒し、ある者は魔法を学び人の営みの繁栄を目指し....そのような世界です」


 うぉぉぉぉお!!!主神さまサイコーです!神様なんて信じて無かったですけど今から主神様を信仰します!ビバ!主神様!!!


「と言うことで貴方にいくつか神からの恩恵として技能を託します。どのような技能が良いですかね?」


 えー?異世界と言うことは日本語通じないですよね?


「はい通じませんね、ということはひとつ目の技能は言語翻訳でよろしいですか?」


 はい、転生してからも外国語の勉強なんてしたくないですからね...あ、文字を書くのも面倒なんでその辺もなんとか出来る技能とかあれば欲しいです


「んー、では自動書記が良さそうですね、ではこの二つ与えますね」

女神がそう言うと上峰の体を暖かな光が包み込む


「んー?この反応は....まぁ大丈夫でしょう」


 なにかありました?


「大丈夫です、で次の技能は何を.....あれ?リソースが足りない?え?どうなっているのですかこれ.....」


 本当に大丈夫ですか?


「....すみません、さっきの技能を付与した時点で技能に割り振るリソースを使いきったみたいで、おかしいですねたった二つの技能なのに」


 え?それ大丈夫なんですか?


「ええ、問題は無いですがこれでは技能を付与する事も出来ませんね、どちらかひとつを剥がしますか....あれ?剥がせない?どういうことですかこれは」


 本当に大丈夫なんですか?


「すみません、どうやら技能を剥がそうにも剥がせないみたいでこれ以上の技能付与は出来そうにないです、ごめんなさい」


 えー、つまり剣と魔法の世界なのに剣も魔法も使えないと.....


「すみません....こんなポンコツ女神ですみません.....」



 はぁぁぁぁまじかぁぁぁぁ、ウキウキ気分から一転どん底に落ちた気分だわ、もっとまともなリソース用意しとけよ主神様、もう主神様信仰しないわ。


「ごめんなさい、もう技能の付与も終わったのでこれから異世界へ転生しますね。」


....はい、お願いします。



 こうして俺の異世界転生は女神さま共々最悪の気分で始まった。

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