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【眠れない夜に】が完結するまでは何ヵ月も更新されない場合があります。気長に待っていてください。


書きためているページまでは1日、2日に一度1ページ更新出来ればと思っています。

冷たい。

寒い。

怖い。


これは夢なのか。

それにしてはいささか残酷すぎる気がするのは俺だけ?


どうしても逃れられない。


事後のあと。

一人急速に冷める身体は誰も温めてはくれない。


一夜だけ。熱い夜を過ごして。終わったらさっさと相手は帰っていくそんな毎日。


辛くはない。


それはもう俺にとってあまりに日常すぎて。

取り立ててひっかかる事もない。


だけど一つ。


この虚しさだけは。


いつまでたっても俺の胸の奥底を食い荒らし続けている。

忘れていた情感を、残さず食い潰していくように。


だがもはや俺も一々それにあらがったりはしない。


運命なんだ。


割り切る事を覚えた大人に、悪あがきは無用だろう。


俺だってもう28だ。

淋しさに打ち拉がれたって泣いたりはしない。


それくらいは、成長した大人だと自負している。


今更特定の相手を作る気もない。

それこそ野暮だ。


どうせ潮時になれば親が見合い相手でも勝手に用意するだろう。


別にそれまで乱れた性生活を送っていても、だれも咎めないはずだ。


寝る『相手』が『男』でも。

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