第2話 新星目録 その①
記録再開──西暦2450年
西暦2000年、6月13日に宇宙から飛来した奴らを「ムスターファ」と命名
西暦2014年、アメリカの一部の地域を奪還し、科学技術を進歩させる。
西暦2016年、日本の東京都で大規模な戦闘を開始
西暦2020年、前述のムスターファとの戦いに敗北、日本を完全に奪われる。
西暦2300年、沖縄県、ハワイ諸島、を完全に奪還
西暦2350年、ムスターファに対抗できる技術『ボヘミアン』が完成それと同時にムスターファ駆逐組織『ドリーマーズ』が結成された。
「ザァァァァァァーーーーッ……」雨が強く降り注いでいる。ここは東京都の新宿だった場所、建物はすべて荒廃し人などいなかったがとある生物だけがいた。
一匹のムスターファ「キィィィンアアアアァァァァーーーッ!!!」この生物はムスターファという、工事現場のような甲高い声で鳴く生物で、頭がペストマスクのような形をしており体は人型のものや熊のようなもの、羽が生えたやつなどいろんなやつがいる。身長は2mほどのやつから10mを超えるもの、さらには巨大な羽が生えたやつもいて羽を合わせた全長が200mを超える化け物サイズも存在する。こいつらは451年前の1999年に地球に突如として現れ人類が築いた文明を荒らし、地球のあらゆる都市を自分たちのものにしてしまった。
人類の文明が奪われたあの1999年のあの日から451年が経過したのだ。
今では1999事件として語られている。今人類は地下に築かれた超巨大シェルターで生き延びており、一部のムスターファは人類に捕らえられ研究材料にされている。
ここでドリーマーズの説明だが、ドリーマーズの隊員は皆、ボヘミアンを持っている。そこでボヘミアンとはなにか、ボヘミアンというのはムスターファの血を体内に入れて自分の血と融合させることでムスターファにも対抗できる特殊な能力を得るのだ。その特殊な能力の通称が『ボヘミアン』であり、一部のムスターファの血に耐えられる人間だけがこの能力を得ることができる。
──後世に残すための記録終了──
一人の男がビデオカメラの録画を終了させた。
その男の名は、
『彗翔 桜次郎』年齢22歳独身、仕事にはまだつけていないが本人は正義感が強いので人類を救うためにドリーマーズに所属したいと考えている。しかしながら家族から才能がないといわれ続け、ムスターファの血を入れることを拒まれてきた。しかし彼は正義感があまりにも強いためムスターファを無断で殺しに行ける闇組織に入り日々殺し続けていた。
ムスターファを無断で始末することで人類にうらから貢献する。彼は英雄になりたいのではない、人をただ救いたいのだ。それを家族に邪魔されてたまるかと思い、日々通常兵器のみでムスターファを殺している。そして彼はムスターファの拠点の一つであり人類文明の復活には必要不可欠な場所を襲撃する。
──西暦2450年、8月2日──
元東京都都渋谷スクランブル交差点ムスターファ前哨基地
ムスターファの一人「キィィィーーン…」渋谷スクランブル交差点の中心地だった場所に見張りのムスターファが10体いた。その中のひとりがなにかの気配に気付いた。
ムスターファの一人「キィィ───」
「パァンッ!」見張りのムスターファが一匹撃ち殺された。
他のムスターファ「キィィィィィィンッ!!!!!」ほかのムスターファが飛び立ち周囲を見回した。するとビルの上に一人の男がいるのを見つけた。
ムスターファ「キィィィーーーーンッ!!!!!」
彗翔「気付いたようだな…ほら、かかってこいよ」9匹のムスターファがいっきに彼に向かって飛んできた。
彗翔「今だッ!」彗翔が地面においていた何かのスイッチを踏みつけて押した。
「ドォンッ!!」爆発音がビルの下から鳴り響いた。その音の方向をムスターファたちは見た。その瞬間、
彗翔「OK、とりあえずお前ら詰みだ、ヴァッテネ(失せろ)」ムスターファが下をみた一瞬の間に銃を変えた。彗翔の手に握られているのはAK-74m、それを即座に発射した。
「パパパパパパパパパパァァァァーーーンッ!!!!!」いっきに見張りのムスターファを殺しきった。
彗翔「グッド…突入するぜ…」彗翔はビルからロープを使って早く安全に降りた。
彗翔「ここが…451年前、渋谷と呼ばれた街か…」そう言いながら彗翔は近くにあった建物に入っていった。その近くにはイチマルキューと書かれた看板が落ちていた。先程まで彗翔を濡らしていた雨が建物に遮られた。建物の中は穴がいくつも空いていて草木が生えていた。
しかし451年たったにしては明らかに草木が少ないのだ。なぜかというと未確認飛行物体が爆散した時にかすかな放射能が世界中に降り注ぎ、その影響で世界中で植物の成長がかなり遅くなっているのだ。
その建物の中には大量にムスターファがいたがどれもなぜか襲ってこない、そして奥の方に案内されるように彗翔が向かうとその先には
この東京都渋谷スクランブル交差点ムスターファ前哨基地の親玉がいた。
彗翔「お前がこの基地のボスみたいだな…今楽にしてやる…大人しているといい」
ボス「我を殺す…?馬鹿なことをいうガキだ…かかってこい容赦なく残酷に殺してやろう…ッ!我の名はイニティウム…いずれこの世界ごと支配する者だッ!!!」彼の姿は一瞬で変わった。身長は4m、熊のように大きな腕と足、体をしていた。そしてその背中には巨大な羽が生えていた。
彗翔「あぁはいそうですか」彗翔が手榴弾をイニティウムの顔面めがけて投げつけた。
イニティウム「小賢しいわァッ!」手榴弾をつかみ、一瞬のうちに遠くに投げた。
彗翔「くらいな」彗翔が銃を撃ちまくる。
イニティウム「効くわけがなかろう…人間の言葉に対応できるほどの頭脳、銃弾を弾く肉体、私は無敵なのだッ!!!」イニティウムが彗翔に殴りかかるが彗翔はジャンプしてそれと同時にイニティウムの顔面を蹴った。その反動でさらに飛び上がった。
彗翔「フンッ!」飛び上がり落下すると同時に頭に刀を突き刺そうとする。
イニティウム「バカがァァーーッ!!!」イニティウムの手が振り下ろされた。その威力は強力で彗翔の腹を貫いた。
彗翔「そん…な…ッ!?」
イニティウム「我に敵うわけがなかろうッ!!このバカガキが──」
「ズッパアンッ!!!」彗翔が体を貫かれながらも根性だけでイニティウムの頭を刀で切り裂いた。そこから大量にムスターファの血が降り注いだ。
彗翔「威力が…まだ足りねえ…ッ」その時、彗翔を貫いていた手が抜かれ、彗翔は地面に落下した。
イニティウム「貴様ァァァァァァーーーーッ!!!!この…この…
クソっカスがあああああッ!!!!貴様の脳みそで鍋でもつくってやるよおおおお!!!」イニティウムが手を振り下ろし、彗翔は死を覚悟した。しかしその時、
彗翔「うおおおおおッ!!??なんだッ!この…ッ!感覚はッ!?」彗翔の貫かれた腹からイニティウムの血が混入、彼はその場でボヘミアンに覚醒したのだ。
彗翔「これは…ボヘミアンか…ッ!こいつの血が俺の体内に入ったんだ…ッ!だが…もうこのままでは殺される…なすすべはなしか…」その時、彗翔の体が違和感を覚える。肉体に変化が起こった。
彗翔「傷が…治っている…最低限の治療レベルだが…動けるッ!」そのまま彗翔は華麗に体を動かしてイニティウムの攻撃を避けた。
彗翔「俺の…『ボヘミアン』…ッ!今なら…できる…ッ!」またイニティウムの攻撃が飛んでくるがその刹那、
彗翔「『月に向かって撃て』…ッ!」彗翔の腕に突然、弓が現れた。それと同時に矢も現れた。
イニティウム「弓…?」
彗翔「なんだか本能的にわかる…この能力は…ッ!」
イニティウム「そんな陳腐な弓で我を倒せるというのか?」
彗翔「あったりめえだろそんなの何万回戦っても同じことだ…
『月に向かって撃て』…『ドント・ストップ・ミー・ナウ』…ッ!」彗翔が矢を放った、その反動で彼はいっきに後ろに吹っ飛んだ。
「ギイユウゥゥゥゥゥーッ…メッギィイイヤアアァァァーーンッ!!」
とんでもないスピードで矢が飛んでいき、その軌道には星が描かれていた。
イニティウム「…?」一瞬のうちに貫かれ痛みすらない、イニティウムの心臓は貫かれ、すぐに倒れたのだった。
イニティウム「コ゚ハァ…!この我がァ…負けるわけがなかろうなのだァァァーーーーーッ!!!!!!」イニティウムが自分の血を彗翔の目にかけ、その瞬間にパンチをぶち込んでいっきにぶっ飛ばした。
「ピュウゥンッ!ズッギャアァァーーンッ!!!!!!」壁が何枚も破壊されて彗翔が地面に倒れた。
大量のムスターファ「キィィィ…」ムスターファたちは倒れた彗翔を囲むように現れた。
彗翔「く…ッ!囲まれた…ッ!」
ムスターファ「キィィィィィィーーーンッ!!!!!!!!!!」一匹のムスターファが彗翔を槍で突き刺そうと突進してきた。
彗翔「月に向かって撃てッ!ドント・ストップ・ミー・ナウッ!」
「ズッパアアアンッ!!!!」いっきにムスターファの上半身が吹っ飛んだ。
彗翔「だめだッ!一匹仕留めるだけじゃあ…ッ!」
ムスターファ「キィィィィィィーーンッ!!!!」いっきに大量のムスターファが襲いかかろうとしていた。
彗翔「この矢…なにか変だ…なんだか変な感触がする…」するとその矢向かって近くの小石がくっつくように飛んできた。
彗翔「この矢…重力だッ!重力をまとっているッ!さっきの矢は重力の収束…そして重力を操れるというのなら…できる…アレを…」
ムスターファ「キイインッ!!!!!」ムスターファが大量に飛んできた。そして彗翔に攻撃が当たろうとした瞬間、
彗翔「まだ22歳だがよぉ…やっぱり若い頃のようにうまくはいかねえんだわ…だがな…俺は、」
ムスターファ「キィィィィィィンッ!!!!」ムスターファの攻撃が当たる0.2秒前、
彗翔「死ぬまで18歳なんだぜェェーーッ!!!!」
「『月に向かって撃て』『18 Til I Die』ッ!!!!!!!!」
その瞬間に周囲の建物もムスターファも消し飛んだ。そして近くにあったビルのガラスが一斉に割れた。
半径50mの円状の大きな穴ができた。その中心地点で一人の男が立ち尽くした。
彗翔「俺は…ムスターファを全滅させる…この能力で…ッ!」
Name─彗翔 桜次郎
BOHEMIAN Name─『月に向かって撃て』…弓を手元に生成し、重力を持つ矢を無限に出せる。
Power─S
Speed─A
Attack Range─S
Growth Potential─S
S=人類文明破壊可能級 A=都市部破壊可能級 B=都市部制圧可能級
C=一軒家破壊級 D=小物破壊級 E=軽症、破壊不可




