1話ー転校生現るー
山本勇輝: 俺。高校2年生。
柳田翔 : 俺の親友。
木戸翼 : 転校生。
田中裕一: 俺らの担任
〈チリリリリリリ、チリリリリリリ、ピッ〉
目覚ましを止めた。
(まだ眠たい…)
時計を見ると針は8:30を指していた。
「やばい!やば〜い!初日から遅刻する〜!」
俺はパンを片手に家を飛び出した。
俺の名は、山本勇輝。
緑山高校に通っている2年生だ。
今日から新学期が始まる。
(げっ、ホームルームが始まってる。後ろの扉から入ろう。)
〈ガラガラガラガラーッ〉
「おーい、山本」
(ぎくっ、バレたか、)
「早く座れ〜。」
「よし、全員そろったな、今から重要な話をする。なんと、転校生が来た。入ってこい」
田中先生が言った。
クラス中にざわめきが起こる。
〈ガラガラガラガラーッ〉
「こんにちは!木戸翼と言います。よろしくお願いします!」
〈キンコンカンコーン、キンコンカンコーン〉
チャイムが鳴った。
「これでホームルームを終わる」
俺の学校では、ホームルームと一時校目の間に10分間の休憩がある。
クラスでは転校生の話で持ちきりだ。
俺を含め多くの奴が見ているだけの中、話しかけている奴がいた。
それは俺の親友の柳町翔だ。
翔は、中学生の時からの友達で、一人きりだった俺にいつもかまってくれた。
「よう、転校生。」
翔は言った。
「柳町君だっけ?よろしく!」
翼は言った。
「勇輝もこっち来いよ」
「こいつは俺の親友の勇輝だ。」
「山本勇輝です。よろしくお願いします。」
「よろしく!」
〈キンコンカンコーン、キンコンカンコーン〉
「もう休憩終わったのか、また次の休憩でな!」
一時校目が始まっていった。
こんにちは!作者の天月怜です。
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この作品は、私の初作品となります。
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