第6話 先輩
放課後ー小野美家 喫茶店
喫茶店に清湖と小野美と光野と俺で黙ってに座っていた。
あの後教室で、話すと他の誰かに聞かれてしまうかもしれないという事で小野美も入れて喫茶店で話しを、聞くことにした。
「一体どうゆう状況なのですか?」
小野美が小声で俺に聞いてきた。
「俺もよく分からん。」
俺もどうしてこうなったのか知りたい。
「さあ 教室での話しの続きをしましょう。」
清湖が空気を読まずに言った。
「おい待てよ光野さんと清湖の関係だけでも教えてくれよ。」
俺は、慌て聞いた清湖も確かにっと納得した。
「その話しは、僕がします。」
突然光野が言った。
「僕と清湖さんは、中学の頃からの知り合いで同じバトミントン部でした。そして僕が入部した時の部長が葉月美野里先輩でした。そして、先輩に告白するのに先輩と仲の良かった清湖さんに相談しに来ました。」
「なら、教室で俺の意見も聞きたいって言ってたけど俺の意見は、必要あるか?」
「良多さんの意見もとても重要です。小野美さんも意見があるなら是非言ってください。」
「分かりました。」
「それでは、最初に僕が先輩に告白を、どうやって告白するかで相談しに来ましたが多分僕は、先輩にふられます。」
「何で美野里先輩にふられると分かったの?」
清湖がすぐに質問した。
「先輩好きな人がいるらしいんです。」
「[らしい]と言う事は、本当にいるかどうかまでは分からないと言う事ですね。」
「先輩に告白した人が他に好きな人がいるのでごめんなさいってふったり友達に好きな人がいるって言っているんです。」
「でもその好きな人が大智さんって事もあるじゃあないの?」
「自分で言うのもなんですがその可能性も考えました、それに先輩は三大美女の一人なのでよく告白される事が多くそれを、減らす為に好きな人がいるって嘘を言っているかもって考えてもいます。」
「おい美野里先輩って三大美女の一人だったのかよ!」
「だから三大美女の一人であるこの私に相談しに来たのね?」
「そう言い事です。清湖さんは、どう思いますか?」
「正直分からないわ。実際に会ってみないと。」
「俺は、その先輩に会った事がないからよく分からんが告白されないようにする為に嘘をついていてもおかしくないと思う。」俺は清湖の顔をチラリと見てから言った。
「では清湖さんが美野里先輩に[よく告白されて大変なのですがどうしたらいいですか?]っと言って相談しに行ったらどうですか?」
「なるほどその時に質問して聞いたらいいのか[先輩は、本当に好きな人がいるのですか?それとも嘘を、ついているのですか?]って。」小野美の提案に俺が付け加えて言った。
「確かに清湖さんと美野里先輩の仲でなら聞けるかも知れません。」
「仕方ないわね、そこまで言うのなら聞きに行ってあげるわよ。」
その日は、清湖が美野里先輩先輩に話しに行く事が決まり解散した。
次の日ー放課後
その日俺は日直だった。本来日直は、前の席の人と後ろの席の二人のはずなのに俺の後ろの席の人は、不登校で学校に来ていない。何で不登校になったのかは、知らないが学校には最初の二ヶ月ぐらいしか登校していない。そして、俺が日直の時に限って体育倉庫の掃除の日なのだ月の最初の日にその日のクラスの日直が掃除をしなければならない。ちなみにその月のクラスの決め方は、先生達のくじで決まる。何が言いたいかと言うと俺はスゴく運が悪い!
体育倉庫は、校舎と運動場から少し離れた所にあり倉庫の裏側には、そこし広めの空間があり外からも校舎からも運動場からも見えなくなっている。そう体育倉庫裏と呼ばれヤンキーが喧嘩をしたり男女が愛の告白をする定番のスポットだ。
なんだかんだで掃除を終えて体育倉庫のカギを閉めて帰ろうとした時だ。体育倉庫裏から男女の声が聞こえた。俺はこんな所で告白をする奴がいるのかと驚きながら告白するところを覗いてやろうと思った。俺はこっそりと近ずきながら聞き耳をたてた。そこにはパッとしない顔の男子と緑髪のスタイルもそこそこ良くて顔がキレイで胸がやたらと成長している女子がいた。
「美野里さん俺は、きみの事好きなんだ俺と付き合ったくれ。」
おいマジかよ美野里先輩が告白されてる。まさかこれが先輩の好きな人なのか!俺は一人で焦っていた。
「ごめん田中くん私他に好きな人がいるんです。」
俺は、良かったと一安心しながら聞いていた。
「そっかーちなみに誰が好きなのか教えてくれないかな?」
あれ?男子の方がふられたのに何故か凄く冷静な気がするが気のせいか。
「ごめんね それだけは、教えられないの。」
「そうだよね、じゃあ仕方ないかよね」
そう言うと男子が美野里先輩を壁押し倒し口を片手で口を塞ぎもう一方の手で先輩の両手を壁に当てて抵抗出来ない様にしている。
「美野里ちゃんが悪いんだよ。 こんなにも色々な人に告白されて誰とも付き合ってないんだからもしかしたら自分の事が好きなのかもと思っていつもドキドキしてたんだよ。僕さこの前告白されたんだよでもね美野里ちゃんが僕の事が好きなんだと思ってふったんだよそれで今日美野里ちゃんに僕がふられたそんなの酷いと思わない。だからさ少しだけ。」
美野里が押し倒された瞬間 俺は大声を出して笑いそうになるのを手で抑えながら考えたどうしたら一番楽しいか。そして俺は決めたこっそりと近ずいて今にもレイプをしようとしている人間の肩を後ろからトントンと叩き[楽しそうな事してるね!]と言ったらどんだけびっくりするだろう
そして俺はきずかれないでゴミ人間の後ろに立ち優しく肩を叩こうとした瞬間
「だからさ少しだけ楽しい事しようよ、そんなにエロい身体をしてるんだしさ!」
その言葉を聞いた瞬間俺手を拳にして殺すつもりで殴ろうとした。
「やめてーーーーーーー!」