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1話

「働かせてください」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!?」


~それから10年の歳月が流れた~

「ゲイル荷物の確認は終わったか?」


ゲイル...そうそれが俺の名前だ。この10年間で俺は師匠の下で働かせてもらった。師匠は案外ビッグで生産ギルドのギルドマスターだ。はじめは字が読めず他の人の迷惑になってしまったが、血を吐くほど努力して1年と6カ月で字を完全にマスターし、5年と3カ月で鍛冶を行うために体を鍛えた、うん。いきなり剣を持たせ世界で1番危険と呼ばれるユートピアの20階層のダンジョンボスの前に連れて行かされた。そこは1つのでかい広間みたいなところだった。真ん中にたたずむでかい山?みたいのが無ければ照明を落とした体育館と思うほどだ。懐かしい。


ついでに言うと人類の最高記録は20階層のダンジョンボスに敗れた剣豪(およそ2カ月かかった)だそうだ。何で連こ…来たかって?


師匠曰く「俺の下で働きたいならそいつから逃げながら上に戻ってくることが条件だ、鍛冶というのは体仕事の一つだ、素質があるか見極める必要がある。さぁー頑張りためえ」と、笑顔で言いやがった。今思い出しても腹が立つ。


さて皆さんに質問だ11歳の少年に武器を待たせ魔物がうようよいる魔境に置いて行っていのだろうか?


答えは、否


こんなのが合法でたまるか。


~10年前~

「ドン、ドン、ドン」


足音が聞こえる。頭が真っ白になる。

逃げなくてはいけない。理性では分かってる、今すぐここから音を立てないで走らなくてはいけないっと。だが体が動かぬ。そして気がついてしまった。

意味がないと。なぜなら俺はここで死ぬのだからなイエーイ。

本能が訴えてくる冷静にならなくてはいけない。

だが出来ぬ。

それでいいのか?

こんなところであんなでか物に潰されて?

いいわけがない。

ならばどうやって生き残る?

脳裏に浮かぶのは師匠の顔だ。

最後の笑顔は何だったんだ?

期待か?

いや違う、断固として違う

あれは、悪意に違いない。

彼はどこにいる?

いるな扉の近くに。

俺を担いできた老執事と一緒に。

老執事?まるでモヤシみたいな?

あいつのどこにそんな力があるんだ?

だが俺を担いできたんだ。

期待はできるなMPKしても少しはもつだろう。


足は自然と動いた。音を立てずに、風のように。

やつらの後ろに回り込んだ。


「ぎゃああああああああああああ‼」


俺、声真似うまいな。師匠そっくりだ。これであのでか物も勘違いするだろうな。

師匠が驚異の眼差しを向けてくる。

つい口角が上がるのが分かる。


あれ?何でこっち来るの?


「おいおい待て、待てぃ」


何でこっち来るの!ってあ、あのでか物師匠の声を知らないじゃん。自爆してしまった!

でか物は徐々にスピードを上げてくる。到達時間は見積もって7秒。扉の外に出るには3秒いや2秒あれば十分だろう。


countdown are started


突入2秒前


速い、速い、速いスピードが上がってるだと!信じられない。到達時間は4秒に短縮せれてるだと!


1秒前


まだ上がるか!到達時間は残り2秒だが扉は目の前だ


突入


「ガツ」


っておい!鍵が閉まってるじゃないか。


「くっそー」


前提から崩れてるじゃないか


「うがぁ」


何が起きた!意識が深い海に落ちている…チラッと見えたのは師匠の笑顔だった。ここで終わるの...


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