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黒羽の王  作者: 華月乱夢
1/1

スタートライン

子供の頃から、自分には才能があると思っていた。



?「散弾銃射撃用意っ!」

一斉にこちらに向けて銃を向けてくる。


爆音。一瞬にして赤い液体が飛び散る。

さっきまで人であったはずの肉片が空を舞っているのが見えた。


「ッッ!」汗だくで布団から跳ね起きる。

初めて人を殺した日の夢を今でも見る。

初めて人を殺したのは、5歳の頃の春だ。俺たちは、厳密には、人ではない。


今はヒトを殺す事に微塵も罪悪感を感じなくなった。

それなのにいまだあの夢を見続ける。頭が痛む。


バンッ

大きい音を立てて扉が開く。

神楽「オイ黒鋼、もう新しい隠れ家がばれてすぐ近くまで奴らが来てるぞ。」


俺「はぁ!?おととい引っ越したばっかじゃん!」


神楽「前は俺だったからな。次はお前がやれよ。」


俺「・・ハイハイ。やってきますよ。」


めんどくさいが、一度スイッチが入ると止められない。

外に出ると、既に付近の住民達は避難しているのか、人の気配が殆ど感じられない。


バッッ

空からの奇襲攻撃がきた。余裕で避ける。

これくらいかわせないと神楽から馬鹿にされる。


指揮官らしき男「射撃用意。追撃班も用意しろ。レートは青羽とする!」

あーあ、青羽で良いのかよ。後悔すんなよ

死んでも知らないぞ。


爆音がなった。市街地で戦闘が始まる。


俺「いっちに~いさん‼」

掛声に合わせて羽を出す。その瞬間に全員の表情が青ざめる。

この表情が好きなんだ。


指揮官「レートを引き上げる‼レートを黒羽とする!!」

後方の追撃班からざわめきが起きる。



ー俺は、黒羽の王だ。

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