スタートライン
子供の頃から、自分には才能があると思っていた。
?「散弾銃射撃用意っ!」
一斉にこちらに向けて銃を向けてくる。
爆音。一瞬にして赤い液体が飛び散る。
さっきまで人であったはずの肉片が空を舞っているのが見えた。
「ッッ!」汗だくで布団から跳ね起きる。
初めて人を殺した日の夢を今でも見る。
初めて人を殺したのは、5歳の頃の春だ。俺たちは、厳密には、人ではない。
今はヒトを殺す事に微塵も罪悪感を感じなくなった。
それなのにいまだあの夢を見続ける。頭が痛む。
バンッ
大きい音を立てて扉が開く。
神楽「オイ黒鋼、もう新しい隠れ家がばれてすぐ近くまで奴らが来てるぞ。」
俺「はぁ!?おととい引っ越したばっかじゃん!」
神楽「前は俺だったからな。次はお前がやれよ。」
俺「・・ハイハイ。やってきますよ。」
めんどくさいが、一度スイッチが入ると止められない。
外に出ると、既に付近の住民達は避難しているのか、人の気配が殆ど感じられない。
バッッ
空からの奇襲攻撃がきた。余裕で避ける。
これくらいかわせないと神楽から馬鹿にされる。
指揮官らしき男「射撃用意。追撃班も用意しろ。レートは青羽とする!」
あーあ、青羽で良いのかよ。後悔すんなよ
死んでも知らないぞ。
爆音がなった。市街地で戦闘が始まる。
俺「いっちに~いさん‼」
掛声に合わせて羽を出す。その瞬間に全員の表情が青ざめる。
この表情が好きなんだ。
指揮官「レートを引き上げる‼レートを黒羽とする!!」
後方の追撃班からざわめきが起きる。
ー俺は、黒羽の王だ。




