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激痛を乗り越えて

もしこれを読んでいる男性はちょっと辛いかもしれません。

「カインとアベルのラストで、神はカインの額に徴として烙印を押した」

「ありましたっけ?」

「あったんだよ」

「カインの子孫、トバルカインもその額に烙印が施されていたという」

「烙印って遺伝するんですか?」

「するわけないだろう」

「じゃなんで?」

「おそらく成人儀式で、烙印を額に押すようなものがあったんだろう」

「ああなるほど」

「普通そう思うと思うがな」

「でも今はユダヤ人に烙印をする習慣はありませんね」

「アブラハムは、イサクの股間に割礼を施した」

「これ以降烙印を押す習慣は途絶えている」

「股間に切れ目って痛いらしいですねえ」

「ある漫画家がイスラム教徒と結婚した、それで生まれた息子に割礼を施すことになったんだが、今は麻酔をして手術室で割礼を施すらしいな、しかし麻酔が切れた後、その息子さんは三日三晩泣き叫んだそうだ」

「うわあ」

「どう考えても烙印と割礼なら割礼のほうが痛そうだ」

「私もそう思います」

「キリスト教とユダヤ教の分裂は割礼から始まったという説もある、キリスト教に改宗しようとした男性が、じゃあ股間を出せと刃物を持った指導者に言われた瞬間全速力でその場から逃亡を図った事態が多発したためらしい」

「ふつう逃げます」

「身体に傷をつけて、民族の証とする。これには二通りの理由がある」

「そもそもどんな理由ですか?」

「一つはアマゾン当たりの狭い地域に複数の部族が存在しており、自らの部族をアピールしなければならない場合、、もう一つは部族がバラバラで暮らしており、共同体の目印が必要とされる場合、ユダヤ人は完全に後者だな」

「つまり四方八方にばらばらに分裂して生活していたんだろうな、モーセのエジプト脱出はおそらく数十人単位の少数で行っていたに違いない、そして別の部族と合流し、放牧生活を送っていた、あたりが正解だと思う」

「その根拠は?」

「そもそも諸葛村ですら数千人なんだぞ、人家族がどうやって数万人になるんだ、それだけの世代を重ねているんならエジプト創成からいたとしか思えない、それならもうエジプト人だろう」

「倍々ゲームにもほどがありますね」

「少数の部族が経験したことをすべてのユダヤ人が経験したことにした、これが聖書のねつ造だと思う」

「なるほど」

「烙印と割礼では割礼のほうがたぶん圧倒的に痛い、ではなぜ割礼という方向に向かったのか、割礼と烙印の差は何かわかるかね」

「意味が分かりませんが」

「割礼ならば服の下に隠れるからだ、ユダヤ人はユダヤ人であることを表立って言えない状態になっていたと考えられる」

「どういう根拠があって?」

「殷墟では様々な発見がなされた、漢字の原点とされる甲骨文字の発見もその一つだ、漢字で文法も現在の漢文と大きく変わっていないため、その解読はロゼッタストーンの数分の一以下の難易度だったらしい」

「まあ、そりゃそうだ」

「そして、殷墟からは生贄となった人間の遺体が発見された、その遺体は姜と呼ばれる殷時代の遊牧民のものだと様々な研究の結果あきらかにされている」

参考 高橋由佳里トルコで私も考えたです。

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