夕方から
星空を眺めたくて
夕方に家を出て
途中のコンビニで挽きたての
コーヒーを買って
昔は宿場町だった商店街を抜けて
標高を上げて
山を目指す
段々と街灯が少なくなって
何本もトンネルを抜けて
いくつものカーブを曲がり
闇の中を抜けて行くにつれ
暗い夜空に
星の輝きが増していく
山道を登り切ると
開けた場所に出た所で
車を停める
夜空を見上げると
街中と違って
夜空に吸い込まれるような
感覚になるほど
星が散らばっている
見渡す限りの星
赤色に光って動く輝きは
たぶん人工衛星
帰りは星明かりを背負って
坂を下っていく