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手作りグッズ

最近読んで下さる人が多くて本当に嬉しいです。ポンコツ可愛い弥生ちゃんを今後ともご贔屓に。

『推しに囲まれた生活は充実して…』


その記事を見たとき私に電流走る。そして想像した。幼馴染くんのグッズに囲まれた生活を…


――――――――――――――――――


『幼馴染く~ん♪ぎゅ~!』


『部屋中から幼馴染くんに見られてる~えへへ~』


『幼馴染くんただいま~!今日も頑張ったよ~!』


――――――――――――――――――


素晴らしい…!ヤンデレならば想い人に包まれたいのは、至極当然の欲求だッ!!

よし!今回は幼馴染くんグッズを作って常に囲まれた生活をするのよッ!









まずは等身大の抱き枕ね!これがあれば何時でも抱きしめられるッ!ハグする練習も出来て一石二鳥よッ!

ちょっと高かったけど、幼馴染くんと居れるなら問題ないね!


後は、等身サイズに切った紙に幼馴染くんを書いて貼り付ければ完璧よッ!





「出来た!幼馴染…くん…だよね…?」


うーん…幼馴染くんに見えなくはないけど…何か違う…

やっぱり美術部の子にでも書いて貰って…いや駄目駄目!こういうのは私が作るから意味があるのッ!


そう!これは幼馴染くんよ!誰が何と言おうと幼馴染くんなのよッ!


…でも絵の練習はちゃんとやろっと。




次は写真ね!


アルバムから幼馴染くんだけが写ってる写真をチョイスして、コピーして、部屋中にペタペタと…。


たはーー!!色んな年の幼馴染くんに囲まれるとか最高じゃない!!


後は天井!寝て目覚めたら目の前に幼馴染くんが…


むっきゃーーー!!!毎日パワー全快で学校にいける!!

早速天井に写真を貼って…まあ普通に届かないから椅子を使って…


と、届かない…もうちょっと…お!天井に指が届いたのを確かに感じた!


よし!後は降りて…


「ちょ…ぐらぐらして…ヤバ…落ちそ…ぬわーーー!!??」





残りはぬいぐるみよ!これも当然手作りだッ!


「あれ…?こっち?あ…ほどけた…」


「ここを通して…またほどけた!ならこっちを…!」


「ここで…よし!次は…あれ?絡まってる…」



数十分後…



「何だこれ…」


毛玉です。うん、完全にただの毛玉です。人形のぬいぐるみを作ってた筈なのに…どうしてこうなった…


あ!でもこの毛玉同士をテープで付けて…黒塗りの紙を丸く切って…今度は赤く…




「おお!それっぽい!」


完成したそれは、不恰好ながらも幼馴染くんの雰囲気を出していた。

完璧ね!幼馴染くんグッズの完成よ!…でも、もう少し器用な女の子になろっと…


『ピンポーン』


あれ?お客さん?


「弥生ー!幼馴染くんが来てるよー!」


「はーい!今行…」


待って…今思うと…この部屋ヤバくない…?


『自称・幼馴染くん抱き枕』

『部屋中に幼馴染くん写真』

『幼馴染くん毛玉』


ヤバい…流石に見られたらドン引きされる…急いで隠さないと…!


いや、ここはあえて開き直れば幼馴染くんも自分のグッズを見て大感激…


ってなるかぁ!!こんなの見たら私でもドン引きするわッ!


「入るぞー」


ま、まずい!もう来ちゃった!!


「ま、待って!まだ入らないで!!」


「お?お、おお…」


い、急いで隠さないと…


抱き枕はベッドの下!写真は引き出しの中や本棚!毛玉は…とりあえず分解して下着の入ってる所に入れちゃえ!!


よ、よし…これで大丈夫ね…


「も、もう良いよー」


幼馴染くんが折角来てくれたのに…今日程嬉しくないのは初めてだよ…


「き、今日はどうしたの?」


「あぁ、親戚からお土産の菓子貰ってよ、一緒に食おうかと思って」


「あ!白い◯人だ!」


これ美味しいお菓子だ…よ、よし!適当に流して今日は帰って貰おう!




――――――――――――――――――



「それでさー親友ちゃんがね」


「本当に2人とも仲良いよな…っとゴミが」


ゴミ?あ、空袋がベッドの下に落ちたんだ…ってー!そこはマズイ!マズイってー!


「ぬああああ!!!」


「な、何だ急に…」


「ゴミくらい私が拾うから!幼馴染くんはゆっくりしてて!!」








それ以降は特に問題なく適当に雑談しながらお菓子を食べていた。

あぁ…ずっと一緒居たい…でも早く帰って欲しいの…!私はどうすれ…


「げ!?」


「ん?」


「な、何でもない!」


ど、ドアに写真が付いてる!?嘘でしょ!?でもあそこなら開けっ放しにすれば隠れる!

トイレとか適当に理由付けて出れば…


「すまん、トイレ借りて良いか?」


「あ、いい…」


って駄目だよ!後ろ向かれたら私が終わる!!何でもいいから先に出ないと…!


「だ、駄目!私が先に行くから!!もう我慢出来ないの!!」


「そ、そうか…?まあ構わんけど…」


幼馴染くんがトイレに出たら写真は回収しないと…


「あ!ドア開けっ放しにしてね!換気だから!良いね!!」


「分かったからトイレぐらい早く行ってこい!」




――――――――――――――――――




幼馴染くんトイレ中…


写真は回収したけど…やっぱり不安ね…

幼馴染くんには悪いけど今回はやっぱ帰って貰おう。でもどうやって…


そうだ!お菓子が無くなればお腹空いたって事で、それをダシに帰って貰える!!あ、でもご飯前だし、こんなに食べたら体重が…

ぐぬぬぬぬ…私は覚悟を決めたぞ!!!


「体重とか知るかぁぁぁぁぁ!!!」


完食!ゴミを速攻でゴミ箱へポイ!!


「戻ったぞー…って何してんだお前…」


「へへへ…お腹空いちまったぜ…」


「お前1人で食ったのかよ!?」


幼馴染くんの変な視線が…それでもバレるよりかはマシね…


「てかもうこんな時間か。腹も減ってたみたいだし、今日は帰るわ。じゃあまた明日な」


「う、うん。またねー!」


ミッションコンプリート…の…乗り切った…

ぬいぐるみとか作ったことないから作業風景は妄想です。違ったらすみません。

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