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中間テストを突破せよ

遂にユニークユーザーが1000人を越えました!ありがとうございます!

皆のもの…知っているか?


学生全ての敵とも言え…私のヤンデレ活動を妨げる『あれ』の存在を…!



『中間テストのお知らせ』



そう!中間テストよッ!


ここで下位100人は1ヶ月の補修と部活動停止が確定している。分かるッ!?落ちようものなら、幼馴染くんとの時間が1ヶ月も無くなってしまうのよッ!!


つまり私のヤンデレ活動にも重大な支障が出てしまう!

しかも幼馴染くんの隣に立つ者が馬鹿とか冗談じゃないわ!


これは気合い入れてやるしかないわねッ!


教科は5つの各100点換算!60…いや、全教科50もあれば最低ラインは届くはず!


さあ!やるわよ!まずは教科書やテキストの章末問題からね!









バツが7割も…これ半分以上は基礎の問題だよね…?


と、とにかくやるしかない!英語が特に酷かったからまずはそこから…


『全然分かんない…辞書どこだっけ…』


『あ!この漫画まだ読んでなかったのだ!』


『休憩休憩~もう少ししたらやろーっと!』


***


あかん…全然捗らない…ノートもテキストも真っ白…


かくなる上は…!


スマホの電話をピピピ!


『幼馴染くううううううん!!!助けてぇぇぇぇぇ!!!』







『だから毎日の積み重ねが大事だって言ってただろ』


『返す言葉も御座いません…』


『とにかく今日は遅いから。明日、教科書とか持って俺の部屋に来な』


『頼みます…』







2日目


「お前なぁ…もう少し、こう…やる気を出せんのか」


「分かってるけどさぁ…分かんないんだもん」


やる気が無いわけでは無いけど、全然分からないと自然とやる気が下がるのよねぇ…

ご褒美とかあればなぁ。


「…じゃあ200位以内に入れたら何でも1つ願いを叶えてやるよ」


「…何でも?」


「R指定に引っ掛からないのならな」


それで充分よッ!それだけで私は戦える!!絶対に幼馴染くんとデートするのよッ!!


「うおおおおおー!!!やる気出てきた!!!」


「分かりやすい奴だな…」




3日目


「とにかく数学はしっかりやっとけ。苦手な人多いから出来ればデカイぞ」


「計算苦手ー…」


数字ばっかだし、微分とかちんぷんかんぷん。こんなのいつ使うのよ…


「お前絶対今『いつ使うんだー!』とか思っただろ」


「な、ななななな、何故それを!?」


「分かりやすすぎるわ。とにかくやるぞ。やらん事には始まらん」


うー…結局数をこなすしかないのね…




4日目


「うぅー…化学も難しい…」


覚える事も計算問題もあって大変だよぉ…


お腹も空いてきたし…幼馴染くんは部屋出てから戻ってこないし…


「ほら、差し入れだ」


「あ!プリン!」


その手にはプリンが握られていた!しかもあの容器は幼馴染くん手作りの奴!


ん~!美味しい!この私好みの絶妙な甘さ…たまらないッ!


「それ食ったら化学の続きやるぞ」


「はーい!」


よーし!頑張るよー!




5日目


「ふぅ~…休憩休憩!」


「そこ一応俺のベッドだがな…」


あ~…幼馴染くんの匂いがする…至福の時間ね…


「あれ?このノート何?」


「自作の赤シートノートだよ。歴史とかはそれで逐一確認してんだよ」


よくある赤シート被せると字が消えるって奴よね。字も綺麗で分かりやすいなぁ…


「これ貸して!」


「良いぞ」


「…私が言うのもアレだけど…幼馴染くんはこれ使わないの?」


そうだよ!私は嬉しいけど、それで幼馴染くんの勉強の妨げになっちゃったら…


「あぁ、そこのはもう全部覚えたから」


これが強者の余裕か…




6日目


「よし、こんだけ出来れば300位より下は行かないだろ」


「出来れば200位より上に行きたいのに」


「流石にこの出来だと精々200半ばだな」


だよねぇ…

はぁ…ご褒美はお預けかな…まあ補修を回避出来そうなだけでも良しとしますか…


「そういえば幼馴染くんは目標とかあるの?」


「俺?俺は…『ピピピ!ピピピ!』」


っと電話電話。


『もしもし?あ、うん。切り?良いよ?うん。分かったー』


「何か今日は早く帰って来いだって」


ま、幼馴染くんも明日に備えたいだろうしね。最後くらいは自分で頑張らないと!


「1週間ありがとー!明日頑張ろーねー!」


「おう。頑張ろうな」



弥生家


「ただいまー」


あれ?良い匂い…


「あ!トンカツだ!」


「聞いたら随分と頑張ってるみたいだし。縁起担ぎにね」


しかも揚げたてだ!美味い…美味い!


「いやぁ!疲れた頭と体に染みますなぁ!」


「あんた何歳よ…」



PM22:30


いよいよ明日…!私の人生が決まると言っても過言ではないッ!


幼馴染くんにいっぱい教えて貰ったんだもん!それにトンカツも食べた!維持でも200位以上に行ってやるんだから!


せめて万全の体制で挑む為にも今日は早く寝る!


明日の朝再確認よッ!








当日


「おはよー弥生」


「今話しかけないで…頭から抜ける…」


「何があんたをそこまでやる気にさせたのよ…」


出来るか分からないけど、1週間頑張ったんだもん!

絶対にムダにはしないッ!







私の全てをかけた…その結果は!


順位 193/400位


「やったああああ!!!」


完・全・勝・利!!


「この短期間でよくそこまで上げたな…」


「私の脳みそって空っぽだから、覚えるスペースは沢山あったんだと思う!」


「威張るな」


へへー!何であれ目標は達成!


「そういえば幼馴染くんは何位だったの?」


「俺か?ほらよ」


順位 4/400位


よ、よよよよよ、4位!?!?!?


「すご!!何この順位!?」


「ま、まあ普段から予習復習はやってるからな」


あ、ちょっと照れてる?もしかして正面から褒められるのに弱い?


これかなり有益な情報じゃない!?


「とにかく約束だ。俺に何をして欲しいんだ?」


「じゃあね…」


この大チャンス!絶対にムダにはしない!

次回はご褒美デート編です。

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