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間違った尽くし方

*で区切った方が楽でしたので、これで行きますね。

今回は地の文が少な目です。

愛しの幼馴染くん家


私はベッドで漫画を読み、幼馴染くんは勉強をしていた。


「幼馴染くーん。この漫画の続きあるー?」


「まだ買ってないから我慢しろ」


「ちぇー」


無いなら仕方ないかー…ならスマホゲーでも…スタミナ切れてるから何も出来ないや。

勉強は嫌だし、親友ちゃんもオタクちゃんも用事で今日は繋がんないし…


「うー!!ひーまー!!」


「五月蝿いわ!!宿題やってんだろ!!お前もさっさとやれ!!」


「それ期限明後日じゃん。へーきへーき!」


「泣き付いても手伝わんからな…」


ちょっと難しいって言ってたけど、2ページしかないし!明日頑張ればよゆーよゆー!


でも幼馴染くんホント真面目だなぁ…ヤンデレとして、何か幼馴染くんの力になりたい…尽くしたい…


そうだ!


「幼馴染くん!こっち見て!」


「今度は何だ」


私はなるべく綺麗に正座して、たった今浮かんだ妙案を幼馴染くんに伝えた。


「今から私は幼馴染くん専用の物です」


「はぁ?」


「何なりとご命令を!何にでもなるよ!マッサージ椅子でも扇風機でも、何でも良いよ!」


さあ!どんとこい!召し使いでも、え、えっちな事でも、幼馴染くんの為なら何でも頑張るよ!


「…まあ休憩って事で付き合ってやるよ」


少し考えた後に幼馴染くんは乗ってくれた!よーし…頑張っちゃうよ!



******



その1 ミュージック


「じゃあ何か音楽でも流してくれ」


「おっけー!何にする?」


「じゃあクラシックで」


「ででででーん!で・で・ででーん!」


「お、悪くないじゃん」


「…ででででーん!で・で・ででーん!」


「続きはどうした」


「新しくループ機能を搭載しました!」


「要らんアップデートだな」




ケース2 辞書


「じゃあ辞書だ!辞書!」


「りょーかーい!今から私は音声認識辞書です!言葉の意味や内容を声で読み上げます!」


「機能だけ聞いたら超高性能だな。じゃあ『呉越同舟』を頼む」


「え?えっと…スマホスマホ…『仲良くない人同士が同じ所に居ること』!」


「サンキュー。次は『衰退した』を英語で頼む」


「え、英語?んーと…『でけーど』?あれ?『でかーど』?どっちだろ?」


「『Decayed』な。次は50代目の天皇の…」


「ぴぴーぴぴー!充電切れです!」


「燃費も性能も最悪だな」


「ほっといて!!」




ケース3 天気予報


「じゃあテレビはあるか?」


「もちろん!はい!チャンネル欄!」


チャンネル1 本日のニュース

チャンネル2 明日の天気


「寂しいチャンネル欄だな…じゃあ天気で」


「はいよー!えー、夕方5時になりました。明日の天気を美人キャスター弥生からお届けします」


「美人キャスター…?」


「そこ!疑問視しない!んーと、明日は晴れのち曇になるでしょう!午前中は洗濯物がよく乾きます!」


「気温は?」


「…多分涼しい?」


「大雑把にも程がある」




ケース4 今日のニュース


「もう良いや。ニュースは何だ?」


「ほいほーい!えーと…今日は珍しく、優等生ちゃんが居眠りで注意されてました!」


「あぁ、確かに珍しかったな」


「購買では臨時の半額セールで普段以上に混んでました!」


「そういえば、そんなのやってたな」


「それでうっかり買いすぎた親友ちゃんが、泣きながらパンを頬張ってました!美味しくて涙が出たんだと思います!」


「絶対違うと思う」



******



「録な機能が無いな」


「物って結構大変だからね!?」


「知らんがな」


ウケは悪くないけど、尽くすって意味では失敗かなぁ…?

やっぱり最後の切り札を使うしか…


「お兄ちゃーん」


あれ?妹ちゃん?


「どうした?」


「弥生さんのお母さんから電話来たよ?『早く帰って来い』って…」


スマホで時間を見たら、いつの間にか20時を過ぎていた。

しかもママから何件も通知が来てる…


「うげ!?もうこんな時間!?ヤバ…またママに殺される…」


「…まあ今回は俺が原因でもあるし、一緒に謝ってやるよ」


ほ、本当!?ありがとー神様仏様幼馴染様!!


「ほら、さっさと行くぞ」


「あ!帰ったらメッセージ送るから!絶対見てね!」


「はいはい」


結局、幼馴染くんのお陰で被害は最小限に抑えられた。幼馴染くんマジで神様!



******



『実はさ、まだ見せてない機能がもう1つあるんだよ!』


『ほぉ~?どれだけポンコツか気になるねぇ』


『にしし!それは明日のお楽しみと言う事で!』


『ま、期待しないで待ってるわ』


よーし…明日に備えて早く寝ないと…



******



次の日早朝…


プルルルル…プルルルル…プルルルル…


「何だよ…こんな朝っぱらから…」


「おはよー!どう?これが最後の機能!目覚まし時計!」


本当は枕元で直接起こしたかったけど、それは無理だから断念。

ならモーニングコールしかないよね!


「お前なぁ…」


現在の時刻、AM4:00


「こんな朝早くからかけるバカが居るか!!!」


「ひぇぇ!?!?だって早起きだって…」


「限度があるだろ!!」


「あ…ごめ…」


ツー…ツー…


切れちゃった…幼馴染くん凄い怒ってた…

役に立つどころか、困らせちゃうなんて…こんなのヤンデレ失格だよ…


と、とにかく謝らないと…でも今かけたらまた怒らせちゃうし…

今日、一緒に登校する前にちゃんと謝ろ…


ふわぁ…でも流石に眠いや…もう少しだけ寝よっと…









「待ってよー!置いてかないでー!」


「良いの…?弥生さん置いてっても…」


「あいつにはいい薬だ」

いつも読んで下さりありがとうございます!良かったら評価や感想等、よろしくお願いいたします。

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