少女の思いは重なって
今まで単発モノが多かったですが、今回は前後編的な物を作りました。
「おーい!幼馴染くーん!遅刻しちゃうよー!」
おっかしいなぁ…もう登校する時間なのに幼馴染くんも妹ちゃんも一向に家から出てこない。
妹ちゃんはともかく、幼馴染くんまで出ないのは明らかに不自然ね…
「はっ…はっ…弥生さん、すみません」
家から出てきたのは妹ちゃんだけだった。
「あれ?幼馴染くんは?」
「今日はお休みです…お兄ちゃん風邪引いちゃったみたいで…」
なん…だと…
「だ、大丈夫なの!?熱は!?体調は!?」
「お、落ち着いて…ただの風邪だから…」
良かったー…変な病気とかじゃないのね。一先ず安心かな。
でも幼馴染くんが居ないのは寂しいかな…
めっちゃ心配だから今日、お見舞い行くのは確定として…そのまま行くのも味気無いなぁ…差し入れでも買ってこうかな?
それにしても、弱ってる幼馴染くんかぁ…
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『ほーら!お見舞い来てあげたよ!』
『弥生…!来てくれたのか…!』
『風邪の時くらい私を頼りなって!何だってやるから!』
『なら…一緒に寝てくれるか…寒いんだ…』
『良いよ!一緒に寝よっか!』
『じゃあもう遅いし、私はそろそろ…幼馴染くん?服掴んでどうしたの?』
『もう少し…このままで居てくれ…』
『もうっ…今日はずっと一緒に居よっか!』
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「へへ…へへへ…へへへへへへ…!」
流石に弱ってる幼馴染くんから結婚ルートは無理があるけど、無理なくイチャイチャする事は出来る!看病もするから風邪も治る!一石二鳥!
よし!今日から絶対、毎日幼馴染くんの家に行く!風邪が治るまで看病するのッ!!
こう言うの通い妻って言うんだっけ?
それに将来は一緒に暮らすんだし、ここで行動出来なきゃヤンデレとか名乗れないッ!!
いざ!!薬局にッ!!
弥生ちゃんin薬局
うどんやお粥は流石に家にあるはず…となると食べやすいので固めた方が良いかな?
お薬は家にあるはずだからパス。
プリンやゼリー…アイスは流石に溶けそうだからこれもパス。
飲み物は水とかより、ポ◯リが良いよね?
後はそうだなぁ…あ!お豆腐とか消化に良くて食べやすそう!
よし、完璧!!
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side妹ちゃん
「38.6℃…完全に風邪ね。学校には連絡するから休んでなさい」
「サンキュー…あー体痛ぇ…」
「お兄ちゃん大丈夫…?」
「あー…心配すんな。それより早く行かんと遅刻するぞー…」
お兄ちゃんは大丈夫って言ってるけど、やっぱり心配だなぁ…
あ、そういえば昔…
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『ほら、塩粥出来たぞ。食べて薬飲めばすぐ良くなるから』
『みかんゼリー買ってきたぞ。これだけでも腹に入れとけ』
『ほら氷枕、多少は楽になるだろ』
『全く甘えん坊だな…寝るまでだからな?』
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今思えば、調子悪い時はお兄ちゃんが良く看病してくれてたなぁ…
よし!恩返しも混めて、帰ったらお兄ちゃんの看病しよっと!
お小遣いもちょっと厳しいけど…少し節約すれば大丈夫だよね…?
今日の帰りにスーパー行って色々と買ってこよっと♪
妹ちゃんinスーパー
うーん…うどんやお粥は家にあるって言ってたから、主食からは外れたのが良いよね?
あ!ヨーグルトが安くなってる!じゃあこれと…ビタミンとか欲しいと思うからフルーツは買っときたいなぁ。
そしたらリンゴ…うぅ…高いよぉ…ひ、1つだけにしよっと…
後はフルーツの缶詰なら買えそう…
喉も渇くはずだから飲み物は…帰りに自動販売機ではちみつレモン!
よし!これだけあれば何とかなりそう!
『ありがとうございましたー』
きっとお兄ちゃんも喜んでくれる!…ちょ、ちょっとだけシミュレーションしておこうかな…
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私の持ってきたお盆には、程よい塩加減の卵粥にウサギの形をしたリンゴ、ヨーグルトが乗っていた。
『お兄ちゃん!お粥出来たよ!ほら、あーんして』
『いや…食べるの位は1人で…』
『もう!病人のお兄ちゃんは妹に甘えるのが仕事なの!デザートにリンゴも剥いたよ。食べる?』
『ありがとな…こんな可愛い妹を持って俺は幸せ者だよ…』
『お兄ちゃんの為だもん!今日はいっぱい甘えてね?』
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えへへ~…お兄ちゃ~ん♪私にぎゅーってしても…はっ!
こ、こんな感じかな!お粥作って、リンゴ剥いて…うん!完璧!
よし!買い物も終わったし、早めに帰ろっと!
「「待ってて!!幼馴染くん/お兄ちゃん!!」」
毎度読んで下さりありがとうございます。良ければ評価やコメント等よろしくお願いいたします。




