表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GOD SLAYER’S  作者: ネコのうた
― 第二章・それぞれの成長 ―
49/354

第四十九話 条件

声の主は当然ながら侍王だった。


それに気付いた晴虎はるとたちが、


「お久しぶりです、お祖父じい様。」


と頭を下げる。


「うむ。」

「では、試合を行うとするかの。」


と、述べた総帥に、幸彩さあやが、


「え?」

「面倒だから嫌です。」


と返した。


「なぬッ?!」


と、固まる清虎きよとら余所よそに、凛琥りくが、


「なんだ?ビビてんのか?」


と挑発する。


これに、清斗きよとが、


「誰が!」


と、ムキになりかけるも、兄である晴虎が、


「よせ。」

「どうせ俺たちが勝つんだから、やるだけ馬鹿馬鹿しい。」

「体力の無駄だ。」


と首を横に振り、幸彩が、


「そうね、長旅で疲れてるし、早く休みたいわ。」


と、同意した。


侍王は、この三人も向上させるべく、従姉弟たちと闘わせようと目論んでいたものの、当てが外れてしまったのである。


しかし、客間から訓練場へと移動するまでの間に、彼の考えを聞いていた晴清はるきよが、


「勝ったなら、家に帰ってもいいぞ。」


と提案し、さちが、


「そうね…。じゃあ、そうしましょう。」


と、頷いた。


これには、晴虎と清斗に、幸彩が、


「本当だな?父上!」


「絶対だよ!」


「約束ですからね!」


と詰め寄り、


「なんじゃ、ムリヤリ連れて来ておったのか?」


と、侍王が苦笑いしたのである。



どうやら解決したようなので、


「それじゃあ、お姉様の相手は私がしてあげるわ!」


幸永歌さえかが立候補した。


「だったら、こっちは永虎ながとらか?」


と、訊ねる晴虎に、凛琥が、


「お前たち兄弟は、俺一人で充分だろ。」


と自身の亜空間から、鉄製のレイピアを取り出す。


「舐めやがって。」


〝ギリッ〟と歯軋りした晴虎が、


「本気で後悔さえてやんよ!」


と、バトルアックスを装備する。


「じゃあ、僕は素手でやってあげるよ、ハンデとして。」


とニヤつく清斗に、


「そりゃ、どうも。」


と、肩をすくめる凛琥であった―。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ