表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/18

変な子と呼ばれた理由

自分は小学生の時変な子と呼ばれていました。


それには理由があって、小学校3年生の時です。


道徳の時間で、命の問題を扱った読み物をしていたときに、ふと自分の頭の中である疑問が生まれたんです。


「なんで人を殺してはいけないのか?」


好奇心が人とは違うところに向かっていた子供でしたから、意図しないで不意に自分の口から溢れた言葉でした。


その時のクラスの雰囲気は忘れられません。


そこまで大きな声ではなかったのですが、なんせみんな真剣に本を呼んでいたので自分の声だけが響いてしまいました。


その言葉に反応した担任が


「なんでそんな変なことを聞くの?」


と自分に言ってきました。


自分は正直に自分が疑問に思ったことを口にします。


それに対する担任の返答は、


「そんなこと当たり前じゃない。」


その一言だけでした。


授業終わりに、クラスメイトは担任の変な質問というところに反応して自分のことを変な子というようになりました。


自分は変な子と呼ばれたことよりも担任の当たり前という答えに納得がいっていなくてそれで頭の中がいっぱいでした。


ただ、クラスの雰囲気が変わったことだけは覚えていた自分は人前ではこういった質問をすることはなくなりました。


これが変な子と呼ばれて、自分を自分の中で閉じ込めてしまったきっかけでした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ