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星祭りの夜に  作者: まかろん
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4 ルシアの願い事

 「ここは……どこ?」

 僕はルシア。気がつくと、暗闇の中に一人でポツンと突っ立っていた。しかも、先が全く見えない……。でも、僕は何故かわかった。ここは夢の中だと——。

 ……どうしてこうなったんだっけ?……あ、思い出した。

 

 星の砂を買いに行って、なかったから僕たちは海まで取りに行った。

 そこで星の砂は取れたけど、強い波が襲ってきて僕は溺れた。なんとか自力で上がってきた。でも、僕はそこで力尽きて、ルリが助けてくれた。

 

 ……そこからは何も覚えていない。本当に、どうして海に行っちゃったんだろう?あの時、ルリは危ないって言ってくれた。なのに、僕は……。

 いつのまにか涙が流れ出して、僕の頬を伝っていった。

「ぐすっぐすっ!」

 ……ルリ、大丈夫かなぁ……。僕のせいで……海に連れて行っちゃって……。

 ……あっ!そういえば今日って、星祭りの夜だ!こんな時でも、お願い、届くかな……?……でも、やってみなきゃわからない!

 僕は涙を拭って手を絡め、目をつぶった。……祈りのポーズってやつ。

 

 僕の願い事はただ一つ。

 

 ルリが、元気になりますように——。

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