暴走-10
すこし短くなってしまいました。すみません
香はひどい頭痛で目が覚めた。ここは、路上だった。
(やっと起きたわね。)
そんな声が脳内に反響する。再び反響した。
(学校に今行きなさい。すぐに。)
「・・・いや。」
香が否定すると頭痛が蘇ってきた。痛い・・・!イタイ痛いっっっ!!
「ヴァアァァッ!!や、ヤメテ!ワカッタカラワカッタカラ!!」
香の声は民家がないただの道路に響き渡った。頭痛が治まる。
「はあ・・・はあ・・・。」
目から涙が滲み出る。胃が食べ物を欲していた。昨日の夜から何も食べていない。体力は、減少の傾向にあった。
(学校に行きなさい。)
「・・・はい。」
今が何時かは不明だ。できれば、学校が始まる前のほうがよろしい。そうすれば、犠牲者が減る可能性が上がるからだ。もう今の自分では由里をどうにかすることはほぼ不可能に近い。反抗すると頭が割れるように痛くなってしまい、思わず了承してしまうからだ。
(朝食は・・・そこらへんの雑草でも食べなさい。食べながら学校に向かって。)
雑草なんてとてもじゃないけれど食べることなんてできない。食べることを口は拒絶するだろう。
「それは・・・無理・・・。」
(無理?なら、朝食は抜きね。)
香はそれでもいいと思った。雑草を食べて戻してしまうよりはまだかなりマシだ。
香は、高校へ向かった。時刻は香は知らないが、午前8時だった。高校に到着する頃には、もう皆集まっているだろう。
「・・・ここからどう行けば・・・高校にたどりつけるの・・・?」
(それなら簡単。ここをまっすぐ進んで。T字路を左に曲がって。そして・・・)
由里は、高校までの道順を教えてきた。
香は言ったとおりに進んだ。もう抵抗はできない。したら・・・・・・殺される。しにたくない。いやだいやだいやだ。まだ死にたくない!!
しばらくして、香は高校に到着してしまった。




