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プロローグ
あなたは何もない、あり得ないところで蜘蛛の糸にひっかかるような感覚を味わう経験をしたことはないだろうか。
どこかで聞いた話だがそれは幽霊、いわゆる死者の魂とすれ違ったということらしい。
死者の魂...これが存在するというのならもうすでに世界は魂だらけだと僕は思うのだが、どうやら天国・地獄とやらが存在するらしく一歩踏み出せば蜘蛛の糸にひっかかったような感覚がするということはない。
やはり神というものが存在しているのだろう。僕は神様はいると信じている人間だ。
しかし神が人間の形しているとは思わない。
神が人間の形をしている説というのは人間が勝手に神を想像し、都合よく形を創造したに過ぎないからだ。
少しどうでもいい話をしてしまったが
この物語は僕がある秘密結社に連れられ、人々を蜘蛛の糸に引っかかったような感覚を味わせる悪いゴーストたちをバスターしていく話である。(嘘)