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悪夢(2日目)
気持ち悪い、気持ち悪い。俺。傷だらけの手首。俺はなんでこんな事をしてしまったのだろうか…。寝て、起きたらもう時間は11時過ぎになっていた。学校に行く必要がないとわかるとつい寝過ごしてしまう。服を着替えて一階に降りる。家の中には俺以外誰もいない。一人だ。
「そういや昨日、風呂入ってなかった」
汗が身体に染みこんだ様な感じが気持ち悪い。俺はキッチンの近くのドアを引く。洗面所が右側にあり、洗面所と向かい合う様に左にトイレの戸、その隣にお風呂場がある。服を脱ぎ、洗濯機の上に置く。シャワーを浴びると手首がズクズクと痛む。赤く、腫れ上がる手首。
「気持ち悪い…」
生きている実感を、こんな事でしか味わえないなんて、気持ちが悪い。ここの世界はなにもかもが気持ち悪い。どうすれば、何をすれば帰れる?元通りになる?ズクズクと、手首が痛い。寝る間際に『寝て起きたら全てが元に戻っていると良い』そう思っていた。でも目が覚めても手首には傷は残っていて、部屋の静けさや投げてそのままにしてあったゲーム機も床に転がったままだった。一日限りの悪夢では無かった、という事だ。




