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ゲームの電源を切ることも片付ける事もせず、テーブルの上のゴミを捨てることさえせずに、俺はベッドに寝た。兎に角気持ち悪いと感じる。目眩や頭痛。あと吐き気。なにもしたくない、なにも。死んでいるみたいだ、自分。

気が付けばペンケースからカッターナイフを取り出して、ひたすら手首を切っていた。無心で、何も考えず。痛くない。ただ心地よい気持ちに俺は浸っていた。よく見たら両手首には傷痕が微かに残っている。この行為が初めてじゃ無いことがわかる。宮野の「大丈夫?」はこの事だったのだろうか。

「おかしいな、俺。普通の男子高校生だろ。昨日まで、普通に学校言ってクラスの連中とバカみたいに笑って…」

「どこだよ!どこだよここ!こんなの俺の世界じゃねぇ!!」

俺の日常を返せ!そう叫んでみせても誰も答えてはくれなかった。その後俺は部屋の鍵を閉めた。家族の呼び掛けには答えずに、顔も会わせる事もしなかった。


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