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ゲーム
味噌カツ弁当も食べたし、同じくコンビニで買った野菜ジュースも飲み干した。そして自分の部屋の中でやることも無く、テーブルの上にある空になった弁当の容器と割り箸を意味もなく眺めていた。暇だ。とにかく暇。やることが何もないのだ。
「ゲーム、でもするかな。久々に」
何かしていないと壊れてしまいそうだ。引き出しの奥に閉まっていた携帯ゲーム機を取り出す。ゲームなんか小学生以来だな、なんて思いながら黒のカラーボックスの中に入れているインナーボックス。その中に小学生の頃よく遊んでいたオモチャやゲームカセットとゲーム機が無造作に入っている。取り出したゲーム機はホコリが被っているものだと思っていたのに、ホコリは一切付いておらず、つい最近使ったかの様に綺麗だ。中にゲームも入っていたから、そのゲームで遊ぶ事にした。まだ物語の序盤。出てくる山賊を倒す。レベルが上がる。山賊をまた倒す。レベルが上がる。山賊を倒す、倒す、倒す。物語の中で人が簡単に死んでいく……。気がつけば俺はゲーム機を勢いよく壁に叩きつけていた。ゲームの軽快な曲調が部屋に響く。




