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保健室登校
学校に来ても、教室には行かない。行くのは保健室。保健室投稿だ。
クラスの皆は、私を哀れむ様な目で見る。同情の言葉を掛ける。良心からそうやってくれているのであって、悪気が無いのは分かってる。でも、その皆の良心が私の気持ちを酷く落ち込ませた。
もう、お父さんは帰ってこない。その現実を突き付けられているみたいで、嫌だ
「おはようございます」
「おはよう、ナナちゃん」
保健室の先生は、いつだって嫌がらずに私を受け入れてくれる。事情を知っていながら、哀れんだりする様子も見られない、凄い人。私が今一番心を開いている唯一の人物だと思う。
「先生、今日も勉強教えてね」
「はいはい」
先生は私に優しく微笑む。お父さんが死んじゃう前のお母さんみたいだ。




