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四日目:遂に開幕


「……」


二時間前に起きて最終チェックだ……いや、中々面白いなこのモードは……やはり敵と戦わなければならないと言う以上、そこに戦略性が生まれる。前はコソコソ隠れて適当にスキルぶっ放してるだけで勝てる試合もあったが、今は積極的に攻撃しなければ勝てないというのがデカい。


「しかし鋼のスキルがなぁ……」


厳しいと言ったのは二つ、まず敵を二人倒すとアンロックされるスキルがあるんだが……これが重力操作になる。つまりは鋼二人倒すまでただのザコと言う訳である……いや素手での火力も中々出るんだぞ?ただ重力が無いと話にならないというか……


「んで遂に必殺技を名義するようになったな」


これもいいアップデートだ。前はマジで効果すら分からない事もあったからな……んでそれに伴って内容も変化しているようだ。特にKENSIがいただろ?あいつ一分間強化される必殺技に変わったらしい。ただし一試合に一回のみな上、怪我は治らない仕様になっちゃったらしくだいぶ面倒と言うか……


んで鋼の必殺技。これが今回の目玉。何せゲームでの鋼は高々5%程度しか実力を出していないのだが、必殺技を使う事でなんと100%モードを使用できるのだ!……ただし十秒限定。


なんだ、精々十秒程度なの?とそう思った奴も少なからずいるだろう。しかし鋼100%モードはマジでヤバイ。星一つ程度であれば片手で崩壊する事が出来るという中々ぶっ壊れている奴だ。


ゲームでは目視した場所にミニブラックホールを出すというスキルがあるが、アレのミニじゃないバージョンと思ってくれて構わない。……いやなんで主人公勝てたんだこれ……?


「っと、もうこんな時間か……」


時間が経つの早くない?……だが、泣いても笑ってもこれで全てが決まる。当然狙うは世界一位。ただそれだけだ。……例えルーが相手になろうとも、俺の目の前に来ると言うなら全力で潰す!


俺が出来ることはそれだけだ。……さてと。何はともあれ……


「行くか!」

_______________________


「うーん……兄さん大丈夫かなぁ」


「大丈夫じゃろ。あ奴は弱くは無いからのぉ。まぁ特に問題は無いじゃろ」


「それだといいんだけどね」


「それにしても結局あのクソボケは来なかったな」


「あんなの来なくていいよ。兄さんとの戦いにケチが付く」


「それもそうじゃな!どれ戦闘を楽しむとするかのぉ!」

______


「さてと……遂に来たな」


俺もまぁなんだかんだで最終的な調整は完了したが……まぁ、真面目に戦うとしましょうかね!


「んじゃ、よろしくな」


「あぁ。当然だが全力で戦わせて貰うからな?」

_______________________


っと。ログインしたか。まずやる事は敵を狩る事!索敵?決闘?そんなもん関係ないね。重要なのはただ一つ、敵をぶちのめす事だけだ!と言う訳で早速……


「まずは病院に!」


今回は街エリアから四分の一縮小されたマップで行われる戦闘だ。そしてここは病院と廃墟エリア……廃墟は俺にとって旨味が無い、なので病院へ向かう!


「よしいた!」


基本的に倒すべき敵は上にネームプレートが付いてる!と言う訳でぶっ殺す!おら死ね!


「よしとりあえず一体目」


まぁ最低でも三人倒さないとダメなんですけどね!……あと二人か。まぁ上にいるのは分かるけどな。んじゃ死んでもらおうかな!


「よしとりあえずスキル一ゲットだ」


何は無くともこれが無ければマジで鋼はただ格闘技が強いだけの奴になっちゃう!なので全力でやらなければならなかったわけだ。んで病院は結構ネームついてる奴が多いんだ。


「お……っら!」


この前の重力を撃つ奴はまだ使えない……と言う訳で今は重力を使って思い切り飛ぶ!そして重力を自分に使う事で相手に対して思い切り攻撃を与える事が出来る!つまりメチャクチャ火力が出る!


「さてと……」


必殺技は解放しなくていいか。必殺技無くても十分戦える奴だからな鋼は……さてと。とりあえずロメジュを探すとするか……


「よっ」


「!」


いきなり飛んできた……!?いやなんか手に持ってねぇか?!あっネイルガン……そしてやっぱお前キャラ変更は無しだよな……!


「吹っ飛べ!」


「うおぉなんて火力だクソッタレ!」


釘が刺さった場所が全部爆破してきやがる!あの野郎化け物じゃねぇかマジで!ふざけんなよ……!しかしあの釘には少なくとも弾数がある!だからそれまで耐えれば……


「よし充填」


「あっ補給できると」


クソ!もうやだ!えぇい一回突っ込んで殴る!その前に重力弾を食らえ!


「出たな重力弾!」


爆風で逃げることで回避しやがったか……!やっぱ上位勢には重力弾は通用しないな、という事はやっぱ俺の最大火力は重力を纏って殴る!それだけだ。


「……さぁ来いよカエン!全力でぶっ潰してやる!」


「望むところだロメジュ!なめるんじゃねぇよ!まだまだ俺とお前との差を見せつけてやる!」


後ろで盛大に爆破する釘の威力を感じつつ……走る!

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