二日目:ブリキの牢獄
『うわぁ地獄絵図だねぇ……』
『しかしドクター・Aがなんか強化されていますが……アレはどういう事なんでしょうか?』
『まぁあいつの必殺技だな、簡単に言えばスキルを使えなくなる代わりに自分の体を強化するって感じの必殺技だ』
『あぁそう言う……まぁ確かにNPCいないんでどうしようもないですしね……』
『しかし肉体強い奴ばっかりいますね一部屋に……』
『確かあのガラスってそんなに耐久力無いんでしたっけ?』
『そうだぞ。仮にあいつらの一発でもまともに当たったら粉々になるぞ』
『銃弾は三発でぶっ壊れますからね』
『こりゃひどい……っと、そんな場所で一人が動きましたよ!』
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クソッとりあえずまだマシそうなドクター・Aからぶっ潰すか!牽制で一発フェイント入れて……いやブリキがこっちめがけてきやがったぞ!
「うおぉ回避!」
「ふんよく避けたな」
「俺の獲物だぞこの野郎!」
えぇい二対一ならまだやりやすいんだが……全員敵なせいで面倒くさい事になっている!っとドクターが避けてる俺に攻撃を始めやがった!しかもブリキの野郎も更に追撃を……!
「うおぉ凄い体制!」
「チッ邪魔だよ!」
「あぁ?お前が勝手に攻撃してきたんだろうがボケ」
おっなんか喧嘩してやがる。よし今のうちにどっちかに攻撃するか……よしブリキにしよう。表我流の方でな……!
「表我流肆の拳『死拳』!」
「ぬおっ!?」
よし腹の部分をぶち抜いてやったぞ!これでとりあえず今はドクターの方に集中出来る!だがどうすればいい?嫌なのは俺がドクターを倒した後にブリキが生きていたってパターンだ、その時もし仮に不意打ちされるとかなり厳しいんだよなぁ。
「……とにかくまずはお前をぶち抜くだけだ!」
「ヌッ来るか!」
「先手必勝!」
表我流はこれ以上使わん、純粋な体術でぶち抜かせてもらう!腕を取ってから……折る!まず一本……いや、折れてない!
「おぉよく分かったな」
「流石に分かるさ……そのくらいはな、仮にもドクターってついてるからな……!」
こいつ自己回復も出来るのかよ?!だとするとかなり厄介な奴だぞこいつはマジでよぉ……!クソッブリキも起き上がってきたが……HPが相当減ってるんだ、となれば俺らと戦いたくないはず……いや、そうとも言い切れないのがなぁ……
「『冷たいブリキの箱』」
「!」
「!」
スキルじゃねぇ、かと言って個人で持ってるような技でもねぇ……という事は必殺技か!?だがそれにしても今の言葉は……な、なんか寒くねぇかここ?と言うよりは急に寒くなって……
「!俺の足が……」
「ゲッ知らねぇ必殺技……!どうすりゃいい!?」
部屋に霜が降りてるって事はここが急激に冷やされたって事か……!あいつが凄まじい冷気を放っているという事だ、……さぁどうする俺!
『おっと!?アレはどういう事なんでしょうか?』
『ありゃ必殺技ですね。ブリキの……あいつの必殺技は簡単に言えば超冷気を周りにぶっ放す事で全身カチカチにするって言う技です。ちなみに体力が九割を切っていなければ放てません』
『それに確かブリキって一発だけなら耐えられるスキルがあるから放ちやすいんだよねぇ……ま、攻撃される時にカウンター的に放つスキルだからやりにくいけど』
『それで……この必殺技の主な効果は?』
『まぁ見てれば分かるだろうが……部屋一体を凍らせる必殺技だ』
『なるほど……っと火焔選手が動きましたよ!』
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まだ俺の足は完全に凍り付いたわけじゃねぇ……ならあいつを素早くぶち殺せば問題ねぇだろ!動かないようだが動く必要が無いだけだあいつは、足の一本くらいくれてやる!
「あばよブリキ野郎!」
よし命中……!だが片足が完全に千切れたなこりゃ。んでもう一人の方は……あぁ完全にカチカチに固まってやがる。とりあえず次の部屋に逃げ込むか……いや、マジでこのままだと呼吸もままならない。
「おう早くしろよマジで」
扉が凍ってたらどうしようかと考えてたが大丈夫そうだな。まぁうん流石にヤバいよそれはマジで……うん。今大丈夫。しかしさっきから赤いランプが警告を鳴らしてやがるな……
「どうするかな、これ」
いや多分これは止める方法がないな。さてどうするかこっから……とにかく敵を探すべきだな。俺の足まで完全に凍り付くまで長くない、急げ俺!
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「しかし宇宙船作りこんでんな……」
ちょっと歩き回ってみたが普通に凄いなこの宇宙船。……ところで気になるんだけどさ、ここにあるボタンってもしかしてだけど押しちゃいけなかった奴……か?いや……なんかここにあったからとりあえず押してみただけなんだが……
「警報器がうるさいな……」
敵とも全然出会わないし……えー後……五人か。ベストスリーくらいには入りたいが……っと、どうやら接敵してきたっぽいな誰かが……!とりあえず撃つ!
「フン!」
「銃弾を切りやがった!」
確かアレはKENSIって言うんだったか……まさか銃弾を切るとかが出来るとはなぁ……どうする?相性最悪だぞ?このまま戦ってもかなり苦戦するだろう、まだ五人も残っている状態であまり疲弊はしたくないし、HPが減るってのはなおさら問題外。
「……よし」
ガン逃げしましょ。
「あっおい逃げるな!」
「んじゃ頑張れよ!」
あのドアは時間がかかるが逆に言えば先に入っちまえば壁になる、つまりは簡単に避けられるって事だ!と言う訳でさよなら~




