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新たに出てきた二人とか。


「ウェーイ!園歌いる~!?」


「……誰デス?」


……な、なんか変な奴が来たんですけど!?ギャル!?純白ギャルが来たよぉ!?でもどっちかって言うと恋人ッていう感じじゃないねぇ……なんだろ血縁関係?それには見えないけど。まさか……彼女!?


「あれ?園歌いないの?と言うか……誰?あっウチは『ネカ』!よろしくね!」


こいつめっちゃ馴れ馴れしい。もしかして……やっぱり彼女なの!?あり得るかも……!だって園歌って可愛いし襲いたくなるし保護欲を掻き立てられるからあり得る!どうしようマズいよ!


「勝手にお邪魔しま~す!いないんなら入っちゃうよ~!」


「あっ部屋に勝手に入らないで!」


「っと、ごめん……園歌いないとマジサゲポ。テンアゲしたいけど暇すぎてガンナー!」


「?????」


何を言ってるんだこいつ?何も分からない……うーむどうしよう……そうだ少なくとも彼女と園歌がどういう仲なのかを聞かないと……!もし彼女が恋人だった場合……実力行使もやむを得ない……!


「それで……どういう御関係デス?」


「ん?あーもしかして言ってなかった的な?ウチ本名は『茜木(ねが)』ってんの!よろしく!」


「……?????」


茜木……って園歌と同じ苗字……という事は嫁!?ま、まさか既婚者!?うぅ私が介入する余地は無かったという事か……どうして……指輪も付けてないのに……


「帰って来たぞ~ってネカ!なんでお前いるんだ?」


「ウィ~ッス!アニキ久々マジテンアゲ爆盛最強バリバリ№1!」


「……え?」


~説明中~


「ってー訳で、ウチはアニキの妹!今は別で過ごしてるけどよく来るからよろしく的な?」


なーんだ妹だったのか……早とちりしちゃったよ……実力行使しなくてよかった……。にしてもまぁ何というか……ギャルだよねぇ……。テンション高いし。


「……そうだアニキ!今日泊ってくからちょっと飯買ってきてよ奢るから!」


「あぁいいぞ?何がいい?」


「うーん……今のテンション的に肉はノー!寿司の気分!寿司寿司!」


「はいはいんじゃ買って来るよ……」


?寿司くらいなら普通に出前を頼めるけど?なんでわざわざ買いに行かせたんでしょうか……。ま、まさかさっきまで敵意むき出しだったのを気づかれたの!?


「ねぇおねーさん」


「な、なんデスか?!」


「や、アニキって今まで恋愛感情一切ナッシングって感じだったんだけど?おねーさんと一緒にいる時アニキメチャ感情豊かなんだよね?んで……事実おねーさん、好きっしょ?アニキ」


「ハイ!大好きデス!」


「おぉう言い切ったねそういうの大好き!てな訳でアニキとおねーさんの恋、応援しちゃうよ?気になったら何でも聞いて!コレウチのレイン!いつでも話しかけて良いからね!」


わぁ凄い勢い……でも問題ないよね!これで外堀からどんどん埋めていきましょうね……!


「ふっふっふ……」


「へっへっへ……これからよろしく、サイコーおねーさん!」


____________


「……」


私の名前は『ディドリー・ワ・シー』略してシー。毎日ゲームとゲームとゲームばっかりしてる。家族はみーんな私に興味ないみたい。だから何やっても何も言われないの。でもゲームだとみんな凄いって言ってくれるから好き。


「……」


でも最近そんな日常に変化が訪れた。このカエンって名前の人。この人は本当に強い。それだけじゃない、私との勝負にも付き合ってくれる。毎回合ったら確実に。それで私は勝手にお兄ちゃんみたいだって思ってる。


「よし」


今度日本で大きい大会が開かれるのだ。と言う訳でこれを機にお兄ちゃんの家にお邪魔しようと思う。さて、ここはロシア。結構遠いけどまぁ問題ないと思うから大丈夫。とりあえずチケットを入手して……


「……もう帰ってこないからいいや」


この家売ろう。あいつら私が何しても何にも言わないし文句ないでしょ。権利書は……うんあったこれだ。これを売れば多少の値段になるでしょ。うん。どうせ別居してるし良いよね。


「……よし」


この家とも、この国とも遂におさらばって訳だ……さようなら故郷、またいつの日か。二度とこないけど。


「……迷った」


そう言えば飛行場はどこにあるんだっけ?この辺の事は知らないからよく分かんないけど。


「……ここか」


殺風景極まりないねこの辺。飛行場一個だけって何?まぁいいや、とにかくゲームにログインして考えよう。


「で今飛行場に乗ってる」


「えぇ……飛行場でゲーム出来るんだ」


「特別機」


「最近の飛行場は凄いなぁ……。ネット回線とかどうしてんだろ?」


「さぁ?」


「……まぁ、そんな事言ってても仕方ねぇか!じゃあ殺しあおうぜペンス!」


「当然、その為に来た」


最近、カエンが妙に強い。前から世界一位ではあったんだけど、その強さが余計に増している気がする。今まではハングリー精神に欠けていたカエンだけど、最近になって異常なほどそれが増したような気がする。


「よぉ」


「知ってた」


「だよなぁ!」


銃の撃ち方一つとっても変わっている。壁に銃を仕掛けて撃つとか平気でしてくるようになった。今までは自分の手にしか信用していなかったカエンが、自分以外を信用するようになったようだ。


「死ね、『黒雨コクショクノアメ』」


「悪いけどなぁ!負けらんねぇんだよなぁ!」


今まではこんな攻撃よけて攻撃してきた。なのに今は攻撃を受けながら殺しに来る。死ぬこと以外はかすり傷。どこかで聞いたことがある。恐ろしいよカエン。今まで以上に。


「『暴徒デッドマンズ』」


「避けることなど不可能だと思えよ!」


だから戦いたい。その強さの元を知ってしまいたい。私が認めた強さを、全力でぶちのめしてやりたい!


「『異常空間射撃』!」


「……強いね。カエン」


いつか全力のカエンを殺してやりたい。


設定集:『キャラ』


版権キャラも含めるとこのゲームには現在三十種類以上のキャラが参戦しており、特に版権キャラは半分以上である。全てのキャラは基本的にメインスキルと大体二つ付けられるのサブスキルがある。たまに一つだけのキャラがいるが、その場合はキャラそのものが強いという場合がある。


ストーリーモードラスボス:『レベルブレイク』


このゲーム世界の神様。めっちゃ強い。ストーリーモードがあるのだが、その全てのラスボスがこいつ。願いを叶えるためと言いヒーローたちを呼び寄せその能力を奪うのが目的。毎回ぶち殺されているのでギャグキャラ呼ばわりされているがこの街を作り実際に願いを叶えたこともあるので強さだけは本物である。

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