ラジオの続きと久々のログイン
『はいと言う訳でね。えぇまだまだ続きますよラジオは』
『だよなぁ……んで何すんの?』
『あっ今日もありますよゲテモノコーナー』
『えぇ……』
『お前さぁ……』
『まぁ今回は流石に全国一位にふざけたことをさせられないって言われてるからね。そんなに味は悪くないよ』
『見た目は?』
『じゃあ今回の料理を出しましょう!』
『おい見た目は?』
『これの名前はピータン』
『……ねぇ、腐ってない?』
『そう言うのも分かるよ。こいつは主に中国で食べられるものでね……』
『人が食っていい物か?なぁ、これ何?』
『主にアヒルの卵で作られるね』
『じゃあコレは卵料理……ってコト!?』
『ワァッ……!』
『とりあえず味見役のロメジュ、行け』
『俺かよ!?この女に食わせればいいだろ!?』
『駄目だよ女の子にそんなことしちゃ』
『俺はいいのかぁ!?えぇ!?』
『うん』『まぁ……』『ごめんね……』
『畜生!』
『こいつは台湾で作られたピータンです。スーパーに売ってるらしい』
『マジでこんなの売ってるのかぁ!?……あぁ分かったよ食うよ!』
『なんか臭くない?』
『なんか温泉の匂いがする……うっ!』
『どう?』
『あー……まぁ……うん……いける』
『行けるんだ!?どんな味?』
『いやまぁ何というか……濃い』
『見た目からして濃さの極みみたいな見た目だからなぁ……』
『美味しくない訳じゃないんだよね。ただまぁこれなら酒と一緒に食いてぇって感じではあるが』
『へー……じゃあ園歌、よろしく』
『クソッやっぱりダメか……よし食う!』
『少なくとも味は保証するからな』
『うっ……まぁ……食えるな、確かに』
『だろ?ただ文句は出る』
『少なくともこれ単体で食う物じゃないと思うよ、味マジ濃い』
『へー……どれ食べてみようかな』
『大丈夫ですか?』
『えっ普通に美味しいと思うけどな?』
『いや美味しいんだよ、ただそのベクトルが違うってだけで』
『少なくともサラミとか何も飲まずに食べられるんなら普通に美味しく食べられると思うね』
『そう……』
『……なんか物足りないですね』
『そう言うと思って用意しておりました!はい!』
『なにこれ……?』
『確かインドのドーナツです!』
『インドの?わざわざインドから取り寄せて来たのか、それでどんな奴なんだ?』
『確か……ちょっと忠告を貰いましてね』
『名前は?』
『食べる時、歯に付くと下手すりゃ歯が溶けるって言ってました』
『待てや!?なんだその忠告!?』
『さぁ……?お土産に持って帰っていいですよ缶詰ですし』
『じゃあお土産に持って帰りますねこれ。まぁ身内で美味しくいただきますんで』
『はぁ大丈夫なのかそれ……まぁいいや、とりあえず今日はこの辺りでラジオも終わりそうですね!と言う訳でね、メールやハガキ、質問感想何でもござれですんで!あて先はホームページを確認してくださいね!それではまた次回!お会いしましょう!』
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「さて久しぶりにこいつにログインしたなぁ」
なんだかんだ変わってないような気がするな。気のせいだな。結構変わってるわコレ。まず明らかに人が多い!更に増えてるな全国大会が開催されるんで……それに加えてキャラメイクも新しくなってんじゃん、まぁ変えなくてもいいか。
「ルーは寝てるしなぁ。さてどうしようかな」
「やぁ世界一位!」
「っとなんだぁ?!」
「我々と戦ってもらおうか!」
「おっ挑戦状?受けて立とうじゃん!」
いいねこういう奴!最近は俺と正面切って戦う奴とかマジでゼロ人説が出るレベルでいなかったからなぁ。やはり挑戦者がいてこその世界一位だろ!何人でも俺は勝って見せよう!
「それで相手は……」
「ふっふっふ……今回はなぁ!十人で挑ませて貰うぞ!」
「アッいいっすよ」
十人程度で勝てるとでも……?しかしその心意気、認めよう。と言う訳で早速キャラ選択画面である。やっぱこのゲームは戦うって決めてから戦うまで早いんだよね。すぐ戦えてすぐ鍛えられるからホント助かってます……
「まあ当然だが……俺はこいつを使う!鋼!』
俺このキャラ大好きなんですよね……何せ俺のバイブルみたいな本だからな!実際これに救われたことがあるし……その中でもこの零害鋼は俺が目標にした人物でもある。何せ強さの極みみたいな男で、自分がいなくなると故郷が完全に消えてなくなるって言うんで一度も負けないように強くなった男だし……
「さて鋼を俺はどのくらい使いこなせるのか……!とりあえず行くぞ!」
相手もキャラを決めたようだな。スキルは確認したがマジで原作通りだったからなんとかなる。しかし製造の力まであるとは……まぁ流石に制限されてるけどな。単純に武器を生成して重力で撃ちだすとか言う化け物だから。
「さてと……」
しかし今、つけられてるよな?明らかにこれは……ねぇ誘われてますね。まぁのっかってやろう。なぜなら十人相手にどれだけ出来るかを試してみたいんでね……それもバトルロイヤルじゃなく、十人全員が敵と言う状況で!
「さぁ本気で行かせて貰うぜ……?」
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「おいカエンが戦ってるぞ!」
「マジかよ!?退け!俺が見るんだぞ!」
「あっこの野郎!と言うか相手は誰だよ!?」
「あのプレイヤーネーム……あっ知ってる、確か前にスレ立てた時思い切り荒らしに来た野郎だ」
「マジ?味方が十人いれば勝てると思ったのかな?」
「それはあるだろうな。……けど、それで勝てるってんなら……俺らは真っ先にそうしてるよ」