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これが世界一


あの野郎マジでふざけやがって……一体俺が矢を探している間にどうやってこれだけの人数をゾンビにしやがった!?……いや、考えるまでもなくもう一人の方だろう!理由は一つ、ドクター・Aは基本的にメチャクチャ機動力が遅い、マジで走ってもこれの半分くらいしかゾンビにすることはできないだろう!


「っとぉ!」


となると機動力が高い奴が相方になっているって事だろうな……!っと、園歌から連絡……何々、お相手さんがドクター・Aって事ね。まぁ知ってることだけど。欲しかった情報はもう一人のスキルだ……。


「了解」


さてと……これからどうしようかしらね……って上になんかいない?誰か飛んでない?飛んでる奴がいるって事は……俺が撃ち落とせる!移動してるからちょいと面倒だが……出来る!


「この辺だ……」


よしスキル二の矢が命中!じゃあ地面に墜落してもらおうかなぁ!さて……あのキャラは間違いなく『アンカー・ゼイン』だろうな。久しぶりに版権キャラを見たな……。っと、今落としてやったんだから奴も気が付くだろ!


「ルーか!?とりあえずドクター・Aの姿を確認した!廃ビルに向かってる!」


「了解!すぐ行く」


矢は間違いなくあの廃ビルに残っている。ともかく今は……転移するに限る!その先に何がいようが俺はそいつをぶっ飛ばすだけだ!流石に刺さったまま放置する事は無かったか……けどな、大体場所は分かってんだよ!


「見つかった!?」


「よっし見えた!」


寄り道で貰ってきた爆弾で壁を貫いて……いたぞ!ドクターの方だがこの位置では避けられないだろ!このまま上にぶっ飛ばす!……なぜかって?さっきルーに場所の説明をした時、奴はこの上で待っていると言っていた!……だったら俺がやることは一つ!


「横に逃げても無駄だ」


スキル二の矢を一の矢で飛ばせば……どこにだって命中させる事が出来るだろ!んで上に飛ばした理由は……上でルーが待ってるからだよ!お前はもう既に……詰んでるって訳だ!


「ゲッ!?」


「じゃあな!」


上で奴が倒される音がした!と言う事は次は俺の方……そう、アンカーの方だ!奴は素早い動きと改造された武器がある。だがこの辺で墜落したはずなのだが……どこに行った?


「『ブレイドアンカー』……起動」


「後ろか!」


「うるせぇ!」


チッ流石に矢の命中精度が上がったとしても、この速度じゃ撃っても当たらん!二の矢で撃つか……?いや無理だな、現実的じゃない。


「このままぶった切ってやる!」


「やれるのならやってみろよ!だが俺をそう易々と倒せるとは思うなよ!」


あいつ平気な顔をしてほぼ即死攻撃なんだよなぁブレイドアンカー。版権キャラは使えるスキルが少ないゆえに強力なスキルを持ってるからな。だが……何はともあれ全力でぶっ飛ばす!それが奴らに対する礼儀ってもんだろ!


____________


「廃ビル……ってここじゃん!」


色々探してる内に廃ビルに来ちゃったようだね!……でもどうしよ、せめて一人でも場所が分かれば……何とかなるかな?


「ってゾンビ来てる!」


NPCの波……まぁでも、全然効いてないけどね!『金剛筋』発動!


「おらぁ!」


こいつで地面をぶん殴ってやれば……このフロアに穴が開く!あいつらのルーティンは今現在単純に人を追うだけの簡単な物!言っちゃぁ悪いがこの程度で私の『エナジーレイ』を倒せると思うなよ!


『おいルー、聞け。下にいる』


「了解!」


って事は……私が出来ることは信じる事だけ、手出しをすると面倒なことになる!そもそも元が過剰戦力だし!ひたすら敵を倒す事だけに特化させたからね!まずは一回目の……『バルクアップ』!


『ドクターを上に上げる!……後は任せた』


「任せられた……!」


まだ飛んでこない……って事は二回目のバルクアップ!積めば積む程こっちの火力が強くなる……!けどその代わりに機動力がメチャクチャ下がる。積めば積む程どんどん下がる!


「あの野郎……!ってマジかぁ!?」


「やぁ」


そしてこの状態で思い切りぶん殴ってやれば……敵は跡形もなく消し飛ぶ!これで一人撃破だけど……スキルの反動でもうダメそうだ私。実際こいつのデメリットが多すぎるんだよ!一回発動した後凄い硬直があるの何とかできない!?


「今どんな感じ?!」


『鳥!こいつクソ!』


「鳥……あー分かったゼインか」


そして今階下にいると……ねぇ。じゃあ今から全力で死んでもらおうかねぇ!バルクアップは乗算、反動もその分大きいけどなぁ!この廃ビルごと……ぶっ壊す!飛翔する厄災さん……こいつは流石にキツイぜ?


「『波動拳』!」


「なんだ今の光!?」


「ちょっとぉ!?」


あっやりすぎた。地面に穴開いてる。……どうしよこれ……。まぁいいや、私が出来ることはもうやったし、後は園歌が何とかしてくれる。世界一位だぞ?……強いよ、世界一位は。大丈夫だよね。


「弓モードから……双剣へ。このまま……切る!」


「ぶっ潰す!」


____________


ありがとよルー!自由に飛べるお前でも、瓦礫の空を泳ぐことは出来まい!だから俺は……そこを切る!確実に切れるように……ギリギリまで近づけてなぁ!


「ぐうっ……!」


「ギリギリで……俺の、勝ち、だな」


ルーが生きてる以上、俺が仮に負けようとも俺の勝ちだ。死のうが倒されようが、立っている奴がいる限り、俺が負けることは断じてない。つまり俺の……勝ち、と言う事だ。


「悪いね、世界一位なんだ」


設定集:『メインスキルとサブスキル』


なおメインスキルに関してはそれぞれ名前があり、それを付ける事でサブスキルを発動出来るようになる。要は『ヤブサメ』のメインスキルを付けた時にそれに関する『サブスキル』を付けられると言う事である。なおボディはスキルに関係する。


サブスキルはメインスキルの強化や補助、武器に付ける事で能力を発揮できる。園歌は弓と矢にサブスキルを付けており、これで完成だと考えている。スキルはコスト性、人間体が『20』獣体が『15』機械体が『13』である。


メインスキルには元ネタとなるキャラが存在し、肉体にそのキャラが憑依したと言う設定である。なお中には明らかに暗い過去を持っている奴がいるが、それもご愛嬌という奴。

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